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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2019年05月04日 イイね!

2019年GW九州ソロキャンプツーリング 8日目 長崎県平戸~熊本県熊本


■8日目 5/4(土) 天気:晴れ

走行距離:459.8km

 長崎県平戸のキャンプ場を出発し、生月島・平戸島の突端まで行った。そこから平戸港まで戻り、的山大島をフェリーで往復して、玄海灘側を巡ってから、長崎道に入った。鳥栖JCTから九州道を南下して、熊本まで走った。

 5:00頃起床。アラームは掛けていなかったが、普通に起きることが出来た。



 早速テントの外に出ると、良い感じの朝焼けになっていた。



 どうやら林の所から朝陽が出そうなので、真っ赤な太陽は見られないかもしれない。



 でも、すごくキレイな朝焼けが見れてとても満足。

 早速朝食の準備をして食べる。前日の計画通り、テントは張りっ放しにして出発する予定だが、流石に戻ってきて1から片付けるのもしんどいので、ある程度は荷物をまとめておく。そしてテントもフルメッシュにしておいた。テントは夜露でビショ濡れだったので、どうせ乾燥を待つならこの立ち回りも悪くないだろう。

 洗い物をして歯磨きを済ませる。4泊しかしてないがガス缶の残量が微妙だったので、使い切って捨てて帰ろうかと思い、無駄にコッヘルを火に浴びせて乾かす。それでも残っていたので、ガスを出したままにしておいたら消えてくれた。いつも北海道だと6泊くらいは持つが、少し早い気がする。今回はキャンプが少なくなってしまったので、夕方にもコーヒーを飲んだり、家で余っていたレトルトの味噌汁を飲んだりしたから、ガスの使用量が増えたのだろう。



 消火を確認してテント周りを大体片付けて、出発をするべくバイクに向かうとバイクも夜露がびっしり付いていた。マイクロファイバータオルを持ってくるのを忘れてしまった。ミラーだけ適当に拭いて、後は走ってれば乾くだろう、と思いそのままで出発してしまった。どうせ雨の中も走って泥まみれだしまぁ良い。

 7:00前にキャンプ場を出発した。連泊を除いて、こうやってテントを放置して出発するのは久しぶりだ。2015年夏休み北海道で、キムアネップ岬キャンプ場でダートを越えてサロマ湖展望台に行った以来だと思う。あの時は、ダートを長い距離走るので、リスクを考えて荷物を減らすことにした。今回は同じ所に戻ってくるためでもあるので、趣旨が若干違うが、確かにこのようなことはあまり機会が無い。

 朝の交通量が少ない中順調に進み、平戸大橋を渡る。ここからの景色も中々良い。田平側に公園があったので、気が向いたら帰りに寄ってみよう。

 平戸市内も順調に進む。当初は県道19号を進んで生月島と平戸島突端に行って、国道383号で戻ってこようと思っていた。ツーリングマップルを見ると、広域農道っぽいところに川内峠とあって、「草原の爽快な道」とあったから、やっぱりこっちで行こうと思い急遽進路変更をした。

 通ってみると、海も見渡せてとても爽快な道だった。確かにこれはオススメルートになるのも良く分かる。とりあえず巡りを優先したかったので、時間に余裕があればここにまた戻ってこよう。

 川内峠を楽しく走り、県道19号に戻ってきた。県道42号に合流し生月大橋を渡って生月島に入って、道の駅CPをGet。そのまま走り続けて、生月島の突端を目指した。



 生月島の突端、大バエ鼻に到着した。風車が建っていて、ここからの景色もまた素晴らしい。



 ちょっと登った遊歩道からバイクを撮影。隣のバイクは速攻で消えていった。



 駐車場からしばらく歩くと、大バエ灯台に着いた。何故かここで1台のバイクが居た。遊歩道は車止めがあったくらいなので、確かにバイクなら充分入れる隙間はあったが、わざわざ入る必要も無いと思うが。



 ツーリングマップルにも書いてあったが、この灯台は登れるようなので登って写真を撮る。中々一般人が登れる灯台というのは少ないので、貴重だと思う。高さがあるので、良い展望が得られた。

 大バエ鼻を楽しんで出発する。帰りは行きとは違う、生月島西側の道路を通って南下した。ツーリングマップルでもこちらの方がオススメになっていて、とても景観が良くて走っていて気持ちが良かった。ちょっと急いでいたので写真は撮らなかったのが残念。フェリーは待ってくれないからな。

 無事平戸島に戻ってきて、県道19・60号を経由して国道363号に合流した。県道19号は少し狭かったが、荷物を降ろしているのもあり快適に進む。そこから国盗りをしつつひたすら西に向かう。志々伎までは非常に快走路で、そこから宮ノ浦までは少し狭い道が続いた。



 宮ノ浦に到着した。ここが、本土から自走で走れて繋がっている部分で最西端の場所となる。特に何も無いかな?って思っていたら、最西端の漁港という看板があったので、記念撮影。

 他に目ぼしいものも見当たらなかったので、平戸市街に戻る。時間も余裕がありそうだったので、再度川内峠に戻って写真撮影を楽しむことにしよう。

 折角なので国道363号を走っていなかったので国道で向かうつもりでいたが、紐差辺りから交通量が増えてきてしまった。かったるくなったところで、広域農道っぽい道があったからそちらに向かった。中々のワインディングで楽しかった。

 県道19号に合流してしばらく走ると、川内峠の標識があったので右折。本当はすぐ左折だったが、標識を見落としてしまいしばらく行ったところで間違いに気付きUターンする。正しい道に入りしばらく進むと、展望が広がってきた。



 周囲に木が無いのでとても見晴らしが良い。あの島が的山大島だろう。国盗りで対岸取りが出来ないか試してみたが、平戸の電波が強いらしく出来なかった。やはり行ってみるしかないだろう。



 バイクも一緒に。



 望遠圧縮でも撮影。



 次に場所を移動して撮影。この草原のS字カーブがたまらなく好きだ。



 川内峠の看板と。



 ちょっと移動して海を背景に。



 正面からも撮影。川内峠の展望はとてもキレイで、写真撮影も凄く楽しめた。

 今から平戸港へ向かえばちょうど良い時間になりそうだ。平戸城のCPをGetしつつ、平戸港に向かった。ここで驚いたのは、平戸城は割と市街地にある城だが駐車場が無料だったこと。平戸港もクルマでさえ2時間無料でバイクは終日無料だった。これはありがたい。



 早速窓口に行って、的山大島行きの乗船券を購入した。今回は流石にバイクは運ばず、人だけで渡る。持ち物は貴重品バッグとデジイチのみだ。



 このフェリーはとても新しいみたいで、キレイだった。しばらくするとフェリーは平戸港を出港していった。



 平戸オランダ商館が良く見える。



 丘の上に建つ平戸城を海から眺めるのも良い。



 平戸大橋も良く見えた。赤の橋がキレイだ。



 フェリーは40分で的山大島に到着した。風車が立ち並ぶ島のよう。



 早速国盗りを済ませて、平戸市の空を制覇することができた。次の出港まで20分あるから、少しだけ周辺を散歩してみよう。



 味のある路地を歩く。



 大島到着を歓迎する壁画があった。どうやら、元ターミナルのようだ。夏は有名な祭りでもあるのだろうか。



 こちらも海がとてもキレイだった。短時間の散歩を満喫して、フェリーターミナルに戻る。平戸港行きの乗船券を購入した。

 もう散々デッキで和んでいたので、ちょうど船内でメジャーリーグ中継をしていたからそれを見ていた。やはりNPBと比べると、特に内野手の送球スピードが段違いだと思う。後、来たフェリーに乗って帰る、なんて意味の無いことをする人は居ない、と思っていたが行きのフェリーに乗ってた人が居た。

 船に乗るのが好きで、ちょっとした船旅を楽しむ。というのであれば、2時間1,300円で楽しめるので悪くない娯楽のような気もする。同じアプリで遊んでいる、という可能性も無くは無い。



 フェリーは平戸港に無事定刻通りの12:00に戻ってきた。ちょうど昼時だったので、港周りの飲食店はどこも人が溢れていた。こんな中待つことはありえないので、どこかで適当に済ませよう。ただでさえ、フェリー往復で2時間費やしているし、これからキャンプ場に戻って荷物を片付けなければならない。

 そこで考えたのは、キャンプ場にテーブルやイスもあるので、コンビニ弁当を買ってキャンプ場で食べるのも悪くないのでは、と思った。平戸大橋のセブンイレブンで弁当を購入する。朝通った時はガラガラだった平戸大橋も、この時間なので渋滞が発生していた。私はこれから平戸島から出る方なので特に混雑も無く進んで行く。

 すると今度は、平戸瀬戸市場に入る観光客のクルマが渋滞していた。バイクなので少しだけ抜けていって、キャンプ場に向けて走る。やはり本土側の観光地はどこも人で一杯だ。田平公園に寄ろうかとも思ったが、弁当を買ってしまったので急いでキャンプ場に戻ることにした。

 朝居たキャンプ場に戻ってくると、流石に昼間もキャンプ場に残っている人は少なかった。まず自分のテーブルにコンビニ弁当を広げて、イスに座り美味しくいただく。良い風景を見ながら食べる弁当はとても美味しい。

 食事も終わり、これからテントの撤収を始める。当然ながらこんな時間から撤収するのは初めてだ。夜露でびしょ濡れだったフライシートは当然乾いていた。ただ、流石にグランドシートの裏面は乾ききっていなかったので裏返しにし、ペグを洗って乾燥させて、荷物を詰め込む。

 撤収しながらだが、そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。といっても、もう決まっていた。この日はもう少し佐賀県北部を回って、その後高速に入り熊本まで移動しようと思っていた。翌日で九州最終日だし、やはり九州へバイクで来たからには、阿蘇は是非回りたいからである。

 熊本まで移動すると流石に暗くなってしまうし、今回はあまり走ってないので是非とも朝早くから動きたい。そうなるとキャンプだと少し厳しい。どこかでゲリラキャンプも悪くないが、最後の夜はやはりテントを完全乾燥させて収めたいから、キャンプ場に泊まらないと流石に厳しい。まだ翌日以降もテントを張るなら濡れたまま収めても良いのだが。

 という訳で色々考えた結果、この日の宿は熊本IC近くにあるお気に入りの健康ランドに決めた。よってもうテントは使わないのでシートバッグの一番下に潜りこませる。これでもか、というくらいシートバッグをキツキツにパッキングした結果、防水バッグには着替えとタープだけになってしまった。毎度言っているが、毎日このパッキングをするのはしんどいので余裕を持ったパッキングにしているが、ここまでシートバッグに入るのかと驚く。

 バイクに荷物を積みなおしてキャンプ場を13:30頃出発した。半日程空荷で走っていると、荷物の重さに最初は困惑するがすぐ慣れる。その逆はかなり感動して、無駄にヒラヒラ傾けたりして遊んでしまう。国道204号をひたすら進み、松浦市街から国盗りのため県道11号を南に向かって寄り道をする。

 国盗りが出来たところでUターンし、ショートカットのため県道146号に入った。凄い山道を想像していたが、そうでも無く順調に進んで国道204号に合流した。この区間は無料の西九州道がそばを走っているので、交通量が少なく海沿いの道が気持ち良い。ついに長崎県を出て佐賀県伊万里市に入った。博多港を除いて、場所は全く違う長崎県の島々を巡り続けたので、他の県に入ったという感覚はあまり無い。

 伊万里に入ったところで給油をして、伊万里湾大橋を通り伊万里市街をショートカットする。再度国道204号に合流して、今度は名護屋・呼子方面へ北上する。

 この辺りの都道府県の区別は結構複雑で、鷹島とか福島は長崎県なのだが、主なアクセスルートである橋が架かっているのは佐賀県よりになっている。ここら辺も国盗り等があるので、今回全て訪れて行きたい。

 県道103号の交差点があったので、福島に入って国盗り空をGet。割と走って楽しそうな島だと思うが、時間が無いのでまたの機会があれば楽しみにしておく。

 この辺でそろそろ神集島へ向かう乗船場所湊港に、向かわなければならなくなってきた。本当は、鷹島や呼子周辺に寄ってから行ければ良かったのだが、これを逃すと2時間くらい待つ必要があるので、先に神集島へ向かうことにした。

 玄海町から県道292号に入って湊へ向かう。途中は交通量も少なくて、中々楽しいツーリングが出来た。国道204号に合流してちょっと湊から離れた所で神集島がよく見える所があったから、対岸取り出来ないか試してみたらやっぱり飛んでくれなかった。

 やっぱりあそこまで小さな島では対岸取りは出来ないか、と諦めて湊港へ向かい、神集島行き旅客船乗り場に着いた。ここで最後に駄目元で、GPSをONにして位置登録したところ、何と湊港で神集島の土産が取れた。近隣の高島宝当神社土産は、本当に現地に行かないと取れなかったが、神集島は何故か本土側でも取れた。もしかしたら、このような旅客船のダイヤの都合等によるものなのかもしれない。

 とにかく、幸か不幸か神集島に渡る必要が無くなった。このままツーリングを続行することにしよう。国道204号を北上して呼子方面に向かって国盗りを進める。呼子から橋で渡れる加部島の田島神社がハイドラのCPになっていたのでGetし、加部島を1周して再度呼子に戻ってきた。

 呼子と言えばイカが有名なのはもちろん知っていた。ここを通ったのは15:30頃で全く食事の時間ではない。それでも、沿道沿いのアクセスの良いイカ料理屋はどこも駐車場が満車で待っている人も何人か居た。これには流石に驚いた。ここまで呼子のイカが人気があるとは思わなかった。

 食べてみたいが待つのも面倒なので今回は諦める。名護屋に入り、道の駅「桃山天下市」に立ち寄ってハイドラCPをGet。そして、名護屋城の空もGetしたので佐賀県の空を制覇した。

 道の駅に寄ったが、今回は島ツーリングがメインであまり観光地らしい所や道の駅に寄らなかったので、ソフトクリームを殆ど食べていない。なので、時間的にも食べたかったのだが、ここで売っているのがスジャータだったので買うのは止めた。

 折角なので名護屋城に寄ろうかと思っていたが、天守も無い城だし時間も押していたのでハイドラCPを取るだけにしておく。

 次に、波戸岬に訪れる。県道301号を北上して到着し、ハイドラCPをGet。これで佐賀のハイドラCPはダムと駅を除いて全て制覇出来た。波戸岬も見ようと思ったが、何と駐車場で料金を徴収していた。岬の駐車場で金を取るなんて信じられない。バイクは200円だったが、金を払ってまで見ようとは思わなかったので、周回道路になっていることもありそのまま通過した。

 私も色んな岬に行ってきたが、駐車料金を取るのは静岡の石廊崎と爪木崎。そしてこの波戸岬くらいだろうか。昔は本土最南端の佐多岬は有料道路を通らないと行けなかったが、今では無料になっている。実際ここは、海水浴場を兼ねているように見えたので、料金を取るのは分からなくもない。石廊崎とかは本当に意味が分からないが。

 岬の手前には無料駐車場があったので、歩いて行けば無料で停められる。だが、もう日も傾き始めていたから進むことにした。

 ここでツーリングマップルを確認すると、浜野浦の棚田は必見。とあったので寄ってみることにした。国道204号沿いだったので駐車場に入ってみたら、クルマが大量に停まっていた。そんなに人気スポットなのか、と驚いたが現地に行ってみると、三脚構えたカメラマンが大量に居た。

 周りの話を聞いていると、どうやらこの日に玄海町の花火大会が開催されるらしい。こんな時期に花火大会をやるとは珍しい。



 それで肝心の棚田を見たが、確かにとても立派な棚田だった。西向きだったので既に逆光が厳しかったが、海も眺めてとても良い風景だ。



 いつの時期か分からないが、この正面に夕陽が沈むこともあるだろう。その際は絶景だろうな。それで花火はこの奥から上がるのだろうか。



 ちょっと人だかりがあったが、微妙な空きスペースがあったのでバイクと一緒に撮影。流石に邪魔くさいのですぐに移動して出発する。

 県道217号に入り鷹島を目指す。道の駅「鷹ら島」に到着してCPをGetしたことで、長崎県のダムと駅以外CPを制覇することが出来た。また国盗り空も制覇した。長崎県を制覇している人は、恐らくあまり居ないことだろう。壱岐・対馬と五島列島は中々ハードルが高い。

 ここでちゃんとまともなソフトクリームを売ってそうだから、ようやく食べられると思い行ってみた。閉め切っていたが、中に人が居たので軽く叩いてみたが、口が「終わりです」と動いたのが分かったので、仕方なく立ち去る。結局ソフトクリームが食べられなかった。これから夜で気温も下がるので、この日のソフトクリームは諦めた方が良いだろう。ソフトクリームを諦めて道の駅を出発する。



 佐賀県側に肥前鷹島大橋を見渡せるパーキングがあったので寄ってみた。



 バイクも一緒に撮影。橋を眺める風景を楽しめた。

 さて、これで佐賀・長崎に用事は無くなった。国盗り・ハイドラを始めて少しずつ制覇の都道府県が増えてきているが、特に長崎は中々のラスボス感がある気がする。南部に関しては、ツーリングで楽しめる道はあまり無いのでここを制覇出来たのは非常に良かったと思う。

 これから暗くなるので地図を見ながらだと大変だ。行先は決まっているので、おとなしくGoogleナビを使うことにした。

 話は変わるが、2017年からバイク向けのみに「ツーリングプラン」と呼ばれる制度が始まっている。ある区間の高速を、定額で一定日乗り放題になるという、うまく使えばオトクになるプランだ。

 2017年は首都圏しか無かったが、2018年から全国にエリアが広がった。2019年からは北海道・四国にまで広がり、無い所は北東北・信越・中国くらいだろうか。



 ここ九州でもツーリングプランがあり、一番広いコースだと西九州を除いて3日間九州の高速を乗り放題となる。流石にそこまでの時間は無いし、今回佐賀⇒熊本経由で新門司に戻る計画のため、⑱熊本・大分・福岡コースを使うのがBESTだと考えた。

 現在地から最速で熊本へ行くには、恐らく多久まで出てそこから長崎道に入り、鳥栖JCTから九州道を南下するのが一番だろう。残念ながら⑱熊本・大分・福岡コースは長崎道鳥栖ICより西側は対象外なので、多久~鳥栖の高速料金は別になってしまう。一応鳥栖ICまで下道での時間を検索してみたが、2.5時間くらいだったので流石に辛い。休日なので割引が効くから、時間優先で高速を使えば良いだろう。

 真っ暗になるまでに高速に入りたかったので、さっさと出発する。国道204号まで戻り県道50,52号を走りながら、国道203号に出た。そこから多久有料道路はETCも使えないため、乗らずに国道を走る。多久IC手前のコンビニで休憩して、高速に入った。何とか真っ暗になる前に高速に入ることが出来た。

 鳥栖JCTより先福岡方面は渋滞しているようだが、こちらは熊本方面に行くため問題無し。順調に鳥栖JCTから九州道に入った。しばらく反対車線の福岡方面は渋滞していた。九州でも流石に長期連休中は渋滞が発生してしまうみたいだ。



 途中広川SAで休憩し、夕食にする。ここ数日コンビニ弁当が多かったので、久しぶりの店舗での食事だ。九州特有だろうか、太麺の皿うどんを美味しくいただく。しかし、流れとは反対方向なのだが広川SAも結構な人で溢れかえっていた。

 お腹も膨れたところで広川SAを出発。順調に走り続けて20:30頃熊本ICに到着した。やはりそれなりに遅くなってしまった。これからテントを張るのは大変だし暗いので、予定通り熊本の健康ランドに行くことにしよう。

 熊本ICから2km程度、国道57号を熊本市街方面に走ると右側に健康ランドが見えてくる。Uターンして駐車場に入った。ここは立体駐車場なので夜露の心配が無いからありがたい。なので、ジャケットもバイクに掛けて行くことにした。汚いバイクジャケットなんか誰が持って行くものか、とも思うし。

 連休中なので混雑を心配していたが、駐車場にも空きがあるし大丈夫そうだ。流石にデジイチだけは持ち込んでピースフル優祐悠に入る。

 熊本県熊本市ピースフル優祐悠をキャンプ地とする!ここは1泊2,000円を切る格安健康ランドだ。露天風呂も無く、設備に若干の古さは見られるが、TV付きサウナと水風呂とバイブラ等の内風呂があれば問題無い。仮眠室も真横になれるマット付があるし、そこまで混雑していないのがありがたい。

 いつもは最後の夜のキャンプだけビールを1本飲むのだが、今回はキャンプではないし無くても良い。風呂にしっかりと浸かり、サウナ・水風呂をこなして3Fのテーブルでツーリングマップルを開いて翌日のルートを確認する。

 阿蘇へ真っ直ぐ行っても良いが、折角ツーリングプランに申し込んだので少し足を伸ばしても良い。翌日は新門司港19:50発のフェリーに乗る予定のため、18:30くらいを目標に新門司港へ向かおう。それなら、通潤橋や山都町の道の駅CPがいくつか残っているのでそれを拾いつつ、高森町・南阿蘇村を巡って阿蘇パノラマラインに入る。そして、二重の峠へ向かってミルクロードに入り、やまなみハイウェイを北上して九重を巡る。そして、九重か玖珠辺りから高速へ入り門司へ向かう。15:00程度に高速へ入れば余裕だろう。こんな計画を立てた。

 高速を使えば行動範囲も大分広がる。ちょっと距離が多くなるが、最後の日なので精一杯九州を満喫することにしよう。ツーリングマップルをロッカーに戻し、仮眠室に行くと普通にマットが空いていたのでありがたい。そのようなことを考えながら23:00頃眠りについた。

宿泊地:熊本県熊本市 ピースフル優祐悠 1,944円
風呂:熊本県熊本市 ピースフル優祐悠

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Posted at 2019/06/03 22:24:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2019 | 日記
2019年05月03日 イイね!

2019年GW九州ソロキャンプツーリング 7日目 長崎県福江島~五島列島周遊~平戸

■7日目 5/3(金) 天気:晴れ

走行距離:164.8km



 朝一で長崎県五島市福江島福江港に向かいフェリーに乗った。



 そして中通島奈良尾港に上陸し、橋で繋がっている若松島の展望台に行き上五島空港へ訪れ、青方港へ向かいフェリーに乗った。



 次に小値賀島小値賀港に上陸。一周して小値賀港へ向かいフェリーに乗った。



 久しぶりの本土、長崎県佐世保港に上陸し、平戸まで走った。とまぁ、中々の離島弾丸ツアーだったと思う。

 4:30頃起床。流石にアラームを掛けておいたので、普通に起きれた。予想通り外は真っ暗だった。ランタンを持ってトイレに行き、洗顔を済ませる。



 日の出前なので、照明を付けないと暗かった。ここまで暗い中起きるのは久しぶりだ。 



 空を見ると、少しずつ明るくなり始めた。朝陽を見ることが出来るかもしれない。朝食の準備をしながら、空の様子を伺う。



 結局雲があったので朝陽をしっかり見ることが出来なかったが、中々良い朝焼けを見ることが出来た。

 この日は8:00福江港発のフェリーに乗りたいので、7:00にはキャンプ場を出なければならない。でも、朝の優雅な一時を過ごしたいので早起きをした。しっかり朝食を食べて、いつも通りコーヒーを飲んで一服を楽しむ。

 テントのフライシートは、夜露で表裏含めてビシャビシャに濡れていた。食後、太陽が少し出てきたところでフライシートの表面は拭いたが、流石に乾かす時間は取れそうにない。仕方がないので、適当なところで撤収を開始する。

 順調に撤収が進んだが、少しだけ遅れてしまった。何とかバイクに荷物を積み、7:05にキャンプ場を出発した。朝早いおかげか交通量も少なく、順調に福江市街に入ることが出来た。少し時間に余裕が出来たので、ENEOSセルフGSがあったから、ガソリンが微妙だし佐世保について探すのも面倒だったので、給油しておく。島だから高いかと思ったが、そこまでではなかったのでありがたい。

 福江港に予定通り7:30に着いた。窓口に行き、奈良尾港(中通島)までの乗船券を買い、行先の札を貰う。乗船待機所に行くとバイクが7~8台居た。話を聞いていると、殆どが中通島行きで長崎まで行くのは1台だけみたいだ。



 乗船待機中にスマホだが写真を撮る。様子を見ていると、基本バイク先乗りなので誰も居ない船内に入れると思っていたが、既に旅客の乗船も開始していた。中々の行列っぷりだったので、結構な混雑が予想された。

 行先札をバイクに付ける。船内に入って2等フロアで横になろうと思っていたが、予想以上に人が多い。朝一便で長崎へ行く人は少ないと思っていたが、そうでも無いみたいだ。私は中通島までなので、1時間強の乗船だから2等フロアは諦めてデッキのイス席を確保した。



 フェリーは福江島を出港した。私も色々な島に行っているが、天気が良かったこともあり福江島は歴代最高レベルの島かと感じている。山も海も景色が良い、走り甲斐もあり、良いキャンプ場もある。



 前日とは反対方向にフェリーが向かう。広大な海と、点々とする島の風景が大変良い。



 個人的には定番の、フェリーの軌跡。

 福江島から奈良尾港までは1時間程度だったので、写真を撮っていたらあっという間に9:05に到着した。

 中通島の滞在時間は3時間だ。島中央部西側の青方港12:10発、来るときに乗ったフェリー太古に乗らなければならない。既にコロプラと国盗りは取得していたので、ここのノルマは上五島空港くらいだ。ダムも見てみたが、島の中央部分に2つある程度だから、時間に余裕があれば行ってみよう。

 フェリーから降りて、国道384号を北上する。まずは国盗り空にもなっているし、展望台からの眺めが秀逸とツーリングマップルに載っていた若松島に向かう。

 県道46号線を左折し、しばらく行くと若松大橋を通った。ここからの展望も中々良く、若松島側に駐車帯があったが展望台次第でここに帰りに寄ることにしよう。国盗りももちろん獲得出来た。

 若松港を横目に過ぎ、県道169号の分岐を左折したがここが少し分かりにくかった。そこから四輪同士の離合は難しいような道幅の狭い道を進むと、目的地である龍観山展望台の看板があったので向かう。



 展望台に到着した。若松大橋を上から見下ろすことが出来、素晴らしい展望が広がっている。



 入り江が複雑に形成されており、非常にキレイだ。



 どうやら尾根になっているみたいで、若松大橋の反対側の展望も中々良い。



 バイクも一緒に撮影。



 望遠圧縮でも撮影。ポイ捨て禁止の看板が邪魔だが、木が無い所が丁度ここしか無かったので仕方ない。



 こんなに素晴らしい展望なのに、来た際に老夫婦が居たくらいで誰も居なかった。なので、撮影も思い通りに出来たし、ここはお気に入りの場所となった。

 龍観山展望台を楽しみ、再度中通島に戻る。展望台の撮影が楽しくて、そこそこ長居をしたから若松大橋の手前はPASSすることにした。

 国道384号まで戻り再度北上する。この間の道も展望が良くて大変素晴らしい。今回滞在時間が3時間なのが非常に惜しく、1日居ても良いかとも思った。でもやはり天気予報は晴れだったし、阿蘇を走りたいから今回は泣く泣く諦める。島ツーリングだったので、海は散々飽きる程見てきたので、今度は山に入りたいところだ。

 青方に到着すると、フェリーターミナルが見えた。どこからフェリーに乗るか、を早めに知っておけば楽に動ける。ここでダムCPを取りに少し寄り道。ちょっと狭い道があったが、問題無く取得できた。これで、対馬・福江島・中通島のCPは全部Get出来た。

 国道384号に戻ってきて、有川の街まで走ったところで国道が終わり、県道62号に入って上五島空港を目指す。この空港はとっくに定期便の就航が無くなっている空港ではあるが、今では頭ヶ島天主堂へのシャトルバス発着場所になっているらしい。

 途中の景色も非常に素晴らしかった。写真を撮ろうかと思っていたが、中々停まれず展望台の看板もあったが爽快に走っていたのでスルーしてしまった。



 無事頭ヶ島に入ってしばらく行ったところ上五島空港のCPをGet。



 頭ヶ島大橋の路肩が広かったので、ちょっとここで撮影開始。



 海と島の風景が非常に素晴らしい。これで、中通島のノルマは終わった。時間があれば、長細い立串や津和崎まで行きたいところだが、流石に厳しいので次来る機会があれば巡ってみたい。

 12:10青方港発で11:50にフェリーがやってくるので、11:40には港に着くようにしておきたいところ。そうなると、11:00から早めの昼食を取れば良い感じになりそうだ。

 何を食べようかとGoogle先生に聞いてみて、1つカウンターがあって1人で入りやすそうな店があったから行ってみた。11:00になって行ってみたが、特に準備中や休業の張り紙も無かったが、入口が空いていなかった。この後も2つくらい回ってみたが、何だか入りたくなるよう感じでは無かった。食堂探しに時間が掛かってしまい、微妙な時間になってきたので、店舗での食事は諦めてコンビニ弁当を港で食べようかと思った。

 ポプラが国道沿いにあったので、かなり久々のポプ弁を購入する。そして青方港に到着した。ここで驚いたのが、静岡ナンバーのバイクが2台居た。ライダーさんとも会えたが、中年の夫婦と言った感じでこんな辺境の島で同じナンバーのバイクを見るとは、と言った話をしておいた。この2台は博多まで行くらしい。

 このフェリー太古は来るときにも乗っていたが、五島⇔博多のフェリーなのでそこそこの需要があると思われる。

 ただし、私はこれから小値賀島に行こうとしていたが、離島間は予約を受け付けていなかったので、ちゃんとフェリーにバイクを載せられるかが気掛かりだった。窓口で大丈夫ですか?と聞いてみたら、普通に大丈夫と回答が来たので一安心する。



 小値賀島行きの手続きをして、行先表示の札を貰った。ここで港の待合所から海が見えたので、弁当を食べようと思い開けた。ところが、まもなくフェリーが到着する、というアナウンスが流れてきた。この時私はフェリー到着を10分勘違いしていて、10分あれば食べられるだろうと思っていたから慌てて弁当を元に戻す。一度開封したのでこぼれるのが心配だったが、無事を祈る。



 乗船待機場所に移動してしばらく待つとフェリーが入ってきた。先ほど静岡ナンバーのバイクが2台居た、と書いたがこの前のハーレーは浜松ナンバーだった。中通島で静岡のバイクが4台も同時に集まるなんて、流石に連休中とは言え珍しいのではないだろうか。

 フェリーが到着して、バイクを載せて船内に入る。そこそこ人が居たが、来る時程の野戦病院状態ではない。私は次の小値賀島までしか行かないので、1時間弱だからフロアは確保せずにデッキのテーブルに座ることにした。



 ここでようやくポプ弁を食べる。関西以東の人はあまり馴染みが無いかもだが、ポプラは広島に本社を置くコンビニチェーンである。ここの特徴は何と言っても弁当だろう。普通のコンビニ弁当はご飯も一緒に工場で作って納品される。しかし、ポプ弁はおかずだけが入った弁当が売っていて、店で別でご飯を炊いてそれを詰めてくれる。なので、ご飯が炊きたてに近い状態なのだ。

 学生時代は岡山に居たから、非常にお世話になった。今でこそ静岡に住んでいるので中々行く機会が無いが、今でもポプラをたまに見ると懐かしくなる。



 そんな訳でポプ弁を美味しく食べると、フェリーは青方港を出港した。走って追いかけてくるチビっ子が居たりして、楽しませてくれた。



 訪れることが出来なかった津和崎近辺を眺める。かなり細長い半島っぽいので、少し走ってみたかったが仕方ない。



 そんな感じで適当に写真を撮っていたら、あっという間に小値賀島に到着した。降りるバイクは私と、佐世保ナンバーのバイクがもう1台降りていった。佐世保に帰るには、小値賀島を経由した方が早く帰られるのでそうしたのかな?と思ったが、結局その後見なかった。荷物が無かったので、小値賀島の住民なんだろうか。

 さて、小値賀島の滞在時間は1時間の予定だ。ノルマは小値賀空港のCP Getだが、前日の記録にも書いたように、可能であれば宇久島の対岸取りに挑戦したい。小値賀島は12平方km程度の小さな島なので、すぐ回れるだろう。

 小値賀港を出発して県道161号で小値賀空港へ向かおうと思ったが、島のため標識も少なく早速迷ってしまった。反対方向に向かってたのでUターンして無事目的の道路に入る。

 しばらく走ると小さな標識があったが、通り過ぎてしまったためまたもUターンする。福江島や中通島レベルであれば普通に標識が出てるが、これも小さな島あるあるかもしれない。



 あまり広い道ではなく、これが本当に空港アクセス道路なのかと思いながら走っていたが、しばらく走ると無事小値賀空港のCPが取れた。これでノルマは終わったが、次の対岸取りのため北東の一番宇久島に近い場所かつ小値賀島の中心から離れている所へ向かった。

 これの結果次第で次の行動が変わってしまうため、非常に大切だ。宇久島に行くかどうか、それどころか小値賀島に泊まるか否か。の選択が決まってしまう。

 道が良く分からなかったが適当に小値賀島を回っていて、ここら辺りだろうというところで海側に向かう。すると、予想通り宇久島が見えてた。ここでならもしかして、と思いGoogle mapを開くと位置情報は宇久島を指していた。もちろんGPSは切っている。

 今回、2年目にしてようやく今のスマホでGPSを使わずに国盗りをする方法が分かった。今まではGPSではやりたくない時に停止させていたが、それだとやはり電波を受信して位置情報を読み込むのに時間が掛かるのか、うまくいかなかった。そこで、事前にGPSをカットしてしばらく安定した電波を受信させていたら、出来る可能性が高くなった。なので、中通島出港時には既にGPSをカットしておいた。

 既に宇久島の電波は拾っているので、渾身の願いを込めて国盗りを試みたところ、無事宇久島の空をGet出来た。これには心底嬉しかった。前日の寝坊の失態を取り返すことが出来、旅も計画通り進めることが出来る。

 これで殆どの懸念が無くなって、非常に晴れやかな気持ちになる。次の課題は的山大島と、佐賀の神集島だが、それはまた考えることにして、折角小値賀島に居るのだからもう少し走ることにしよう。

 小値賀島は交通量も皆無に等しく、展望も中々良くて走るのは気持ち良かった。小さな島なので簡単に1周してしまったが、どこか1か所には行けそうだったので、橋が架かっている斑島に向かうことにした。



 斑島の橋の手前に到着。



 牛が放牧されていて、とても牧歌的な風景だ。



 ここも海が非常にキレイでエメラルドグリーンが素晴らしい。



 撮影に夢中になっていたら、そこそこ時間が経ってしまった。14:10小値賀港発佐世保行きのフェリーに乗る予定だったので、13:40には港に着きたいので、斑島も見てみたかったが小値賀港へ戻ることにした。



 予定通りに港に着いて、乗船手続きをする。この九州商船も二輪の予約はしてなかったので不安だったが、問題無く受け付けてくれた。バイクに行先表示を取り付ける。

 早速乗船待機所に向かうが、まだフェリーは来ていない。私は勘違いしてしまっていたが、フェリーが小値賀港に着くのは14:00になっていた。これならもう10分くらい時間が取れていたので、斑島に行けたのに・・・ 情報は仕入れていたが、それを確認してなかったので少しもったいないことをした。



 仕方がないので港周辺の写真撮影をする。



 離島でもちゃんとマイクロバスが走っている。小値賀島のすぐ隣に野崎島というのがあり、天主堂やキャンプで人気の島のようだ。これに書いてある通り、世界遺産に認定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン」の関連遺産として、野崎島も登録されたらしい。こんな離島まで観光客が来るのか気になるところだ。



 待っているとフェリーがやってきた。どうやらかなり年期の入ったフェリーのようだ。フェリー「なるしお」と呼ばれ、1987年に製造されたのでもう32年選手となる。

 という情報を調べてると、5/12付けで新造船がこの小値賀・宇久⇔佐世保航路に就航したらしい。もう少し早ければ、快適な新造船に乗れたのに・・・ と何だか損した気持ちになってしまった。

 早速港に着いて、下船が始まった。このフェリーは宇久島から来ているので、そこから小値賀島に降りる人なんてそんなに居ないだろう。と思っていたら、結構なトラックとか乗用車が出てきたのでびっくりした。

 よく考えてみたら、佐世保港から宇久島経由で来ているので、佐世保からの乗客が充分残っているのだ。それなら降りる人数がそこそこ多いのにも合点がいく。下船が完了したようなので、フェリーに乗船して客室に向かう。

 バイクは一番に載せられたが、既に旅客の乗船も始まっていたので、2等フロアは混雑していた。今回はそれなりに時間が掛かるので、フロア席が欲しかったが仕方がない。寒くも無いし、天気も良いのでデッキ席を確保しておこう。少なくとも座れないということは無い。



 フェリーは小値賀島を出発した。もう少し島を巡るつもりだが、バイクと上陸するのは今回で最後になるだろう。今回の五島列島往復フェリー代はこんな感じだ。

1)野母商船 博多港~福江島 福江港
 :2等 4,840円 + バイク750cc以下 4,030円 + グリーン寝台 2,100円 = 10,970円

2)九州商船 福江島 福江港~中通島 奈良尾港
 :2等 750円 + バイク750cc以下 1,160円 = 1,910円

3)野母商船 中通島 青方港~小値賀島 小値賀港
 :2等 930円 + バイク750cc以下 1,320円 = 2,250円

4)九州商船 小値賀島 小値賀港~佐世保港
 :2等 2,840円 + バイク750cc以下 2,430円 = 5,270円

合計:20,400円

 ちなみに、5m以下のクルマだと、1):33,510円と4):23,230円となるので、これまた1/3の金額で島に渡れた。1)に関しては宿も兼ねているので、そう考えると高くは無いだろう。やはり島巡りにはバイクが最高だ。

 今回、色々離島を巡ったが場所は全然違うが全て長崎県を回ってきた。ここで、各島のナンバー管轄をまとめてみる。

長崎ナンバー:壱岐島・対馬・福江島・中通島
佐世保ナンバー:小値賀島

 長崎県の離島は、殆どが長崎ナンバーということになる。後は宇久島は佐世保市なので佐世保ナンバーなのであろう。こういう地域の分割も結構好きなので、小値賀島に入るとナンバーが変わったのが面白かった。

 そんなことを考えながら、デッキのイスに腰かけてゆったりする。PCを持ち込んで、しばらくサボっていた出費管理を行った。普通に合ってくれたので助かる。

 そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。といっても、もう決まっていた。佐世保港着が16:50なので、そこまで遠くには行けない。佐世保の隣町である平戸市の玄海灘側に、中瀬草原キャンプ場という無料のキャンプ場があるようなので、そこにしよう。

 途中、平戸島の国盗りをしようと思っていたが、すっかり忘れていた。もう通り過ぎた後に試してみたが、やっぱり無理だった。平戸島の最深部には行ってみたいと思っていたので、まぁ良いだろう。

 このフェリーなるしおは古いからか、デッキに灰皿が無くて、船内通路が喫煙所になっていた。このご時世中々攻めたことをやってくれる。私も、デッキに灰皿があったらそこで吸うのに、船内に灰皿が設置されていたので仕方なくそこで一服する。愛煙家も嫌煙家もどっちも得をしないので、通路に置くのはやめてもらいたい。と思ったが、上述通り退役が決まっていただろうから放置されていたのかもしれない。



 写真を撮ったりしていたらフェリーは佐世保港に到着した。2日前の夜、ほんの3時間弱博多港に居た以来、久しぶりの本土に帰ってきた。今までずっと島ばっかり走ってきたから、本土側のGoogle MAPが真っ赤だったりオレンジだったので嫌になってしまう。連休中でもあるから、そこそこ混雑しているだろう。

 佐世保港に上陸して、西九州道佐世保中央ICを目指す。前に来た時にも思ったが、佐世保はアメリカ軍基地があるので、所々がアメリカナイズされているので、街の雰囲気が違っているように感じる。久しぶりの複数車線や、大量のクルマが走っている道路を走って佐世保中央ICに入った。ここから平戸方面は無料なのでありがたい。

 長崎道方面は渋滞が発生していたが、逆側はそうでも無く順調に、終点の佐々ICで降りる。県道227号、国道204号を走って平戸方面に向かった。

 国道204号は佐世保方面がかなり渋滞していた。路肩も広くないので、バイクも渋滞にはまっていた。平戸はそこそこ有名な観光地なので、帰りの渋滞が発生しているようだ。他にも迂回路はあまり無いので、連休でもあり集中するのは仕方がないのだろう。平戸方面は順調そのもので、国盗りや田平の道の駅CPを取得しながら進んだ。

 キャンプ場の手前でセブンイレブンがあったので、キャンプの買い出しをする。この日が最後のキャンプになる予定なので、なるべく食材を使い切りたいため持参したレトルトを使うつもり。なので、野菜くらいの購入で済ませた。

 少し平戸大橋方面は混雑していたが、そのまま国道204号を進む。この時間から観光地に向かう人も居るんだ、と感心する。県道230号に入って、キャンプ場最寄りの平戸たびら温泉サムソンホテルを横目に確認しながら走る。

 中瀬草原キャンプ場の看板等は無かったが、ここら辺だろうか?と思われるところを過ぎてしまい、Google MAPで確認すると合っていたので、Uターンして海側へ向かう。ゴルフの看板が目印になるので、よく覚えておこう。

 18:00にキャンプ場に着くと、駐車場はかなり混雑していた。今まで島キャンプでどこもガラガラだったが、やはりキャンプブームの本土無料キャンプ場となると、混雑は避けられないのだろう。適当にバイクを置いてまずはサイトの確認をする。

 駐車場にトイレが1つと、サイトにもトイレがあった。あとはかなり広大な草原のキャンプ場が広がっている。どこに張ろうかとウロウロしたところ、駐車場からの階段を登った先に、海を見渡せる場所が空いていたので、大体張る場所は決まった。

 乗入は禁止だったので、階段下にちょっとしたスペースがあったからそこにバイクを移動して、荷物を運搬する。風は海側から吹きそうだったが、非常に穏やかだったので、海側へ入口を向けて設営した。今朝の出発が早かったのでフライシートが濡れていたが、インナーテントまでは濡れていなかったのでありがたい。張っておけば乾くだろうが、今晩の夜露はどうだろうか。



 長崎県平戸市中瀬草原キャンプ場をキャンプ地とする!乗入が出来ないので、場所によっては荷物の運搬が大変だが、海が見渡せてとても素晴らしいロケーションが広がる。パッと見炊事場が見つからなかったが、草原を下った所にあって少し遠いしアップダウンがあるので大変だが、無料なので割り切りたい。

 広大な草原で奥の方までサイトだと思われるが、ここはサイトのキャパと駐車場のキャパがマッチしていないので、バイクならどこかにテントは間違いなく張れることだろう。HATINOSUでは風が強い日が多い、とあったがこの日は殆ど風が吹いてなく穏やかなので非常に助かる。買い出しはコンビニならすぐ近くにある。スーパーもどこかにあるだろう。温泉もバイクで5分程度で近い。何より、この海を見渡せるロケーションは最高だ。

 早速米を水に浸けてしばらく寛ぐ。到着が遅かったので、少し暗くなってからの炊飯になりそうだ。



 夕陽が沈みそうだったので写真に撮る。水平線ではなく山の稜線だったが、良い感じだ。



 テントも一緒に撮影。



 マジックアワーも充分楽しめた。これだけ素晴らしい景色が見えるキャンプ場は中々無い。九州のキャンプ場は結構料金が高い所が多くて、あまり好印象が無かったが、今回かなり見直すことになった。結局今回のGWでは、4泊キャンプをしたが全て無料で利用が出来た。

 写真撮影を満喫したところでようやく夕食に取り掛かる。使い方は違うが、三脚を広げて雲台にランタンを吊るすとと充分な明るさが得られる。米を炊いて美味しくいただく。レトルトの牛丼にしたが自然で食べるご飯は何でも美味しい。後片付けをしてしばらく夜風に吹かれていたが、温泉に行くことにした。



 キャンプ場からバイクで5分強で着くためありがたい。ホテル併設の温泉なので、とてもキレイだがあまり温泉らしくは無かった。でも、サウナ・水風呂も完備しているし、何より良かったのが、露天風呂からライトアップされた平戸大橋・平戸城が見えていたことだ。これは素晴らしい露天風呂だった。ゆっくり浸かり、外の景色を楽しみながら温泉を楽しめるのは贅沢なことだろう。入浴料が900円と高いのが残念だが、この環境なら仕方がない。

 温泉を楽しみ、キャンプ場に戻る。人が多いので騒がしいのは覚悟していたが、そこまででも無かったのがありがたい。



 キャンプ場の夜風に吹かれながら、星空を見上げると美しかったのでまたも三脚の出番となる。



 ランタンが明るいテントが多かったので、フレアを気にしながら何枚か写真を撮った。キャンプ場の照明は無かったし、ちょうど2019年のGWは新月で月明かりも無く、星空を撮るには良い環境だった。

 星空を満喫したところで、翌日どうするか考える。何とか宇久島に寄らずに来れたが、次の問題は的山大島だ。ここだけ残るのも辛いので、今回で行ってしまおうと思う。フェリーの時刻表を確認したところ、このようなダイヤだった。

1便:平戸08:25発 ⇒ 的山大島09:05着 09:20発 ⇒ 平戸10:00着
2便:平戸10:20発 ⇒ 的山大島11:00着 11:20発 ⇒ 平戸12:00着

 朝早く出発すれば、充分第1便に乗れると思われる。ただ少し考えてみると、折角朝の交通量が少ない時間帯にフェリーに乗るのはもったいない。その時間に走った方が楽しそうだ。平戸方面のノルマは、生月島と平戸島の突端であるが、そこを巡ってから2便に乗るのは普通に立ち回ると、少し厳しい気もする。

 そこで考えたのが、平戸島を巡った後にこのキャンプ場に戻ってくるのは、そこまで大きなロスではない。このキャンプ場は無料で管理人も居ないので、テントを張りっ放しで撤収を後回しにし、朝早く出ても良いかと考えた。こうすれば空荷で走れるし、乾燥の時間を待つ必要が無いので時間効率も良さそうだ。

 キャンプ場を7:00くらいに出発して、生月島と平戸島の突端に行って帰ってきて、第2便10:20のフェリーに乗る。これが最適解だと考えた。

 この次の問題が佐賀県北部の神集島だ。ここにコロプラ土産があるらしいが、ここは旅客船のダイヤに少し問題がある。

1)唐津市湊港発13:50発 ⇒ 神集島発15:30
2)唐津市湊港発15:50発 ⇒ 神集島発17:15
3)唐津市湊港発17:35発 ⇒ 神集島発19:00

 いずれも乗船時間は10分程度のようだが、行ってすぐ戻るということが出来ない。強制的に1時間強の散策が必要となる。

 万葉集ゆかりの地でもあるらしいのでやむを得ないなら散策するしか無いが、なるべく早めに熊本へ移動したいので少し大変だ。先ほどの計画だと、1)はかなり難しそうなので、2)が一番だと思う。対岸取りが出来れば一番良いのだが、小さい島なので少し難しいかもしれない。

 大体翌日の行動も決まった。中々の大移動になりそうだが、これまで島ばかり巡っていてフェリーに乗っている時間も長かったから何とかなるだろう。そんなことを考えながら眠りについた。
 
宿泊地:長崎県平戸市 中瀬草原キャンプ場 無料
風呂:平戸たびら温泉 サムソンホテル 900円

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Posted at 2019/06/02 23:56:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2019 | 日記
2019年05月02日 イイね!

2019年GW九州ソロキャンプツーリング 6日目 長崎県福江島周遊


■6日目 5/2(木) 天気:晴れ

走行距離:225.9km

 朝一で長崎県五島市福江島に上陸し、福江島を一周した。

 前日は国盗りのため常夜灯とテレビを付けて寝ていたが、ちょっと目を覚ましたら2:00過ぎだった。出港したのも隣が来たのも気付かずにすっかり寝ていた。

 今回の狙い目は、平戸市北部沖にある、的山大島(まとやま・・・ではなく何とあづちおおしまと読む)、度島(たくしま)と、五島列島宇久島だ。それ以外はまた、後日訪れる予定にしていたので、これだけは狙いたいと思っていた。

 早速外に出て現在の居場所を確認すると、ちょうど良い感じの場所に居た。早速国盗りをすると、度島の空は取得出来た。ただ、どうしても的山大島は取れなかった。結局生月島まで来てしまった。残念ながらもう的山大島を取れそうにない。とりあえず今の所は諦める。

 次は宇久島だな、と思い寝台に戻って横になっていたら、また寝てしまった。目が覚めると4:40だった。

 しまった、宇久島到着は確か4:00くらいのはずだ。と慌てて外に出たら、ちょうど小値賀島へ停泊中だった。当然国盗りをしても、小値賀島しか取れない。宇久島も取り損ねてしまった。

 大きな誤算としては、てっきりアナウンス等が流れると思っていたが、グリーン寝台には入っていなかった。2等フロアなら流れるのだろうし、下船客がゴソゴソするからそれで起きてしまうのだろうが。

 寝台が独立しているとは言え、アラームを掛けておくのも気が引け遠慮してしまったので失敗してしまった。アナウンスも流れないのは想定外だった。快適な寝台が故に今回のようなことが起こってしまった。

 その他の島も国盗り対象だが、また翌日訪れることになるためもうどうでも良い。結果として、度島は取れたが的山大島は取れなかったし、宇久島もミスしてしまったため、国盗り目的では大失敗だろう。

 だが、対馬から夜に帰ってきて、宿の心配もしなくて良く寝たまま五島列島に移動できるというのは大変良かった。まだ夜も明けていないため、もう一眠りしておこう。

 次に目が覚めたのは7:00頃で、ちょうど奈留島に向かっている途中だった。途中で何度も起きながらだが、7時間は横になっていたことだろう。

 野戦病院だった様子は大分解消されていた。やっぱり中通島で降りる人が一番多いのだろうか。福江島まで向かう人は少なめに見えた。

 グリーン寝台エリアの温度が暑かったので、シャワーを浴びることにした。シャワー室もとてもキレイで、良いフェリーだ。さっぱりしたところで、前日仕入れた朝食をデッキで食べる。

 海と離島の絶景を見ながら食べる朝食は、ただのコンビニパンとおにぎりだがとても美味い。途中で久賀島の国盗りも取得出来た。



 朝食と歯磨きを済ませてデッキにもう一度出ると、福江島が見えてきた。五島列島最大の島で最西端。遂にこんな日本の果てまで愛車と来たんだ、と思うと感慨深い。この島はどのような雰囲気なのだろうか、非常に楽しみだ。



 あれは、恐らく福江島8:00発の中通島経由長崎港行きの九州商船フェリーだろう。翌日はあれに乗る予定となる。

 奥に見える目立つ草原の山は鬼岳で、福江島のシンボル的存在でもあるらしい。確かに、福江空港のすぐ横だし、フェリーで入ってきたら凄く目立つ。

 撮影を楽しんだところで寝台に戻り、後片付けと着替えを済ませておくと、間もなく福江島に到着のアナウンスが流れてきた。

 ところでこの福江島で、どこに泊まるか決めていない。事前調査では、富江に温泉が近いキャンプ場があるという情報は入手していた。福江島に一泊するのは確定しているし、それならさっさとテントを張って身軽な状態で走りたいと思っていた。

 しかし、改めて予定していたキャンプ場のHPを見たところ、チェックインが14:00~になっていた。管理棟は空いているっぽいので、恐らくバンガロー等のチェックインだとは思うのだが、14:00までテントを張れないのは少し辛い。とりあえず、寄りたいところを寄りつつ近くなってきたら、電話で聞いてみるのも良いかもしれない。

 そんなことを考えながら過ごしていたら、車両甲板入場案内が流れた。流石に今度はフェリーの中から車両甲板に降りれた。対馬比田勝港からの6時間弱、博多港からの9時間弱のフェリーで潮風に晒されたせいか、前日注油しておいたのにチェーンにサビが発生していた。多分、走ってれば取れてくれるレベルだとは思うが。

 フェリーは無事福江港に到着した。いよいよ福江島の第一歩を踏み出した。壱岐島はそんなに大きくないし、天気も良くなかった。対馬は行ったことがあった。でも福江島は初めてだし、天気もピーカンなので物凄く気分が高まる。

 とりあえずどこに行こうかと思っていたが、福江空港に向かう。もちろんハイドラCPになっているからだ。福江の市街を抜けると、フルパニアのバイクが見えたのでやっぱり来ているライダーも居るのだと思うと、何だか嬉しい。 



 福江市街から福江空港は割と近く、すぐ到着した。側壁に「五島つばき空港」と大きく書かれていたので、記念撮影。もちろんCPも取得できた。

 そして、鬼岳に向かう。天気も良いし、展望も非常に良さそうだ。



 鬼岳園地に到着。早速登ってみる。



 中腹の建物からバイクが見えた。



 これは素晴らしい眺めだ。福江市街が一望出来る。ただ、春特有のガスっている感じが若干惜しい。



 先ほど居た福江空港の滑走路も眺める。



 山頂目指して歩いている人も居た。こう見るとすぐそこに見えるが、歩くと往復40分くらいは掛かるだろうか。草原で木が生えていないので、とても見晴らしが良さそうだから行ってみたい気持ちもあったが、空がガスっているのもあって止めておいた。

 鬼岳園地を充分楽しみ、バイクの所まで戻ってきた。今回福江島の何を見よう、という下調べは殆どせずに来てしまった。とりあえずツーリングマップルを眺めていると、堂崎天主堂というのが見つかった。

 歴史に詳しい方はご存知だと思うが、九州は元々戦国時代にキリスト教がまず最初に布教されている。戦国時代後半~江戸時代に掛けては、伴天連追放令や禁教されて迫害され続けてきたが、五島等の離島や長崎・天草の人里離れた所に移って密かに信仰していた切支丹も数多く居たよう。

 歴史が好きなのもあり、古い建造物も好きなので、とりあえずここに行ってみることにした。一旦鬼岳園地から南側に向かい、県道165号を海沿いにグルっと周って福江市街に戻る。そして、県道162号線を北上していく。案内標識があったので右折すると、駐車場に出てきた。

 GWだから駐車場もそこそこ混雑していた。と言ってもキャパが少ないので仕方が無さそうだ。やはりこういう時にもバイクは非常に便利だ。適当な空いているスペースがあったので、停めておく。



 堂崎天主堂に向かって歩いて行くと、海が見えたので写真を撮る。非常に透明度が高くてキレイだ。



 着いてみると受付があった。300円で有料のようだ。どうしようか一瞬迷ったが、折角五島まで来ているしここまで来て引き返すのも何なので、拝観料を支払った。
 


 レンガ造りの立派な教会だ。内部は撮影禁止だったので写真は無いが、昔の十字架やマリア観音。歴代司教の展示等がされていた。



 近くでも撮影。

 本土で迫害されていた切支丹は、五島は離島ということもあり、取り締まりも緩く天国のような場所。と信じられていたらしい。しかし、現実は五島でも迫害は厳しく、天国と言われて来たけども結局地獄だ、というような記録が残っているようだ。今ならSNS等で一気に拡散出来るが、当時は当然そのような情報を入手することは難しかったんだろうな、と思った。



 堂崎天主堂のすぐ裏は海となっており、草原が広がっていた。昔は、ミサを知らせる鐘を鳴らすと、周囲の島の人々が小舟でここ堂崎天主堂に集まってきた写真も教会内に展示してあった。宗教には無関心だが、こういう文化と歴史があるのは面白いと思う。

 堂崎天主堂を楽しんだので出発する。



 出発してすぐに立派な橋があったので、停めやすそうだったので停まってみた。



 福江島はどこに寄るかも決めてないし、時間に余裕がある限りは貪欲に展望を求めてさまよってみようかと思う。

 とりあえず福江島をグルっと周ってみようと思い、県道162号を北上。すると宮原の辺りで展望台の標識があったので、これまた曲がってみた。



 宮原展望台に到着。ベンチがあって少しゆっくりするには良いところだ。



 あれは久賀島だろう。島と海の風景がとても良い。



 バイクと一緒に撮影。

 あまりメジャーな展望台では無さそうだったが、レンタルをしているのか?カブが1台居て、私が撮影してたら立ち去って行った。1人で絶景を見ながら一服を楽しみ、出発する。

 ここから先の県道162号は少し狭かったが、交通量も皆無に近いので楽しく走り、国道384号に合流した。

 ハイドラマップを確認すると、国道から少し南下したところにダムCPがあったので訪れてみよう。ちゃんと案内はあったのだが、通り過ぎてしまい次の交差点でも行けると安易に考えたが、どうも全然違う方向に進んでいるみたいだから、結局引き返して案内通りに進むことにした。

 途中そこそこ狭い道になったと思ったら、圏外になってしまったのでまた裏技を実施。国道まで戻って再開して、無事ダムCPを取得。今回は距離がそこまで長くなかったので、普通に戻っても取得できるかもしれなかったが、もし出来なかったらまた戻らないといけない。それも面倒なので、おとなしく裏技を使う。

 そして岐宿市街に着いたので、魚津ヶ崎公園に行ってみることにした。海沿いだし、遣唐使の石碑等があるとツーリングマップルに書いてあったので行ってみた。

 到着して大きい駐車場にバイクを停めると、ここはキャンプ場があった。確かにツーリングマップルにもキャンプ場のマークがあった。



 管理棟があって、一泊720円のようだ。でも空いているようには見えない。HPを見てみると、営業期間は7~9月と夏季限定の営業のようだ。

 でもキャンプしている人たちがいる。期間外は無料で解放しているのだろうか。海と島が見渡せてロケーションは非常に素晴らしく、北端なので夕陽・朝陽共に見られるかもしれない。炊事場を確認すると、ちゃんと水は出たので利用可能だ。

 一応ソロで来ている人が居たので聞いてみたが、管理棟に書いてあるのは役場の番号のようだが、電話しても連休中だからか通じないらしい。その人は東京から来たらしく、事前に役場へ連絡していたそうだ。

 結局受付については良く分からなかった。まぁキャンプしている人も居るし、とりあえずキャンプ道具を下ろして身軽になりたかったので、ここにテントを張ろう。夕方回収に来たとしても、所詮720円だから痛くも無い。

 場内まで舗装路が繋がっていたので、バイクをそこまで乗入れてテントを張った。流石にこんな昼間というか午前中からテントを張ることは殆ど無いので、良い天気だったこともあり汗だくになってしまった。フライシートも紫外線を浴びると劣化が進むのが気掛かりだが、そこはモンベル製なので信じている。

 網戸を全開放にして、マット等の準備だけしておいてキャンプ場を出発する。結局魚津ヶ崎公園は殆ど見ていない。キャンプ場の先にも行けそうではあったが、まぁ良いだろう。

 ツーリングマップルには、この近辺に福祉センターの温泉があると書いてあった。スマホで見たが何故かヒットしなかったので、看板もあったので現地へ行ってみた。すると、ちょうど2019年3月一杯で設備老朽化のため営業を止める、と張り紙があった。折角近くで風呂が入れると思ったのに、非常に残念だ。まぁ既にテントは張ったので、どこかで温泉に入って帰れば問題無い。



 国道384号へ戻り西に向かって、道の駅「遣唐使ふるさと館」に到着した。離島に道の駅があると訪れるのが大変だ。ハイドラCPも取得出来たので、とても嬉しい。

 良い時間になったので昼食にしようかと思いレストランに行ったら、どうやらバイキング形式のようだ。置いておくだけで店側も楽だし、食べる側も食べ放題だから満足出来る、双方良い制度かもしれない。

 ただ、やっぱりバイキング形式だとソロでは非常に入りにくい。道の駅なんて休憩がメインなのだから、そんな物にしなくても良いと思うのだが。まぁ今のトレンドなので仕方がないか。しかも、満席とのことなので早々に立ち去る。

 この道の駅は遣唐使の資料も展示してあるようだったが、有料だったので入らなかった。さて食事をどうしようかとGoogle先生に聞いてみたら、近くにエラい口コミ評価の高いちゃんぽんの店が見つかった。ちょうど良い、と思って行ってみたが店の外まで行列が出来ていた。

 何でわざわざ離島まで来て、食事に並ばなければならない、と憤りを感じて、こちらも早々に立ち去る。もう12:00近くだったので、もう少し周って昼食は13:00過ぎにしよう。キャンプ場でボーッとは良いが、旅先で食事を待つことほど無駄な時間は無い。

 県道233号に入り北上する。三井楽と呼ばれる地方で教会とかもありそうだったが、テントを張ったりしていたので割と時間が経っていた。この辺をじっくり見ていると、流石に押しそうだったので走るだけにした。途中狭い道が多かったが、キャンプ道具も降ろしているので問題無くクリア。

 国道384号に戻ると、南側の山中にダムCPがあったので行ってみた。県道とかじゃないので道が分からなかったから、Google先生に聞いてみたが、これが中々凄い道だった。完全一車線でブラインドコーナー多数。落ち葉も多数の急勾配な道で、キャンプ道具を降ろしていなかったらとてもしんどかったろう。対向車が来ないことを祈るだけだったので、何とかダムCPをGetした。かなりの山奥だったが電波が届いてくれたので助かった。

 ダムCPへの寄り道を済ませて国道384号に戻る。道100選CPを取得し、魚藍観音展望所とあったので行ってみた。この途中の、高浜海水浴場の海が、遠浅なせいか正にエメラルドグリーンの海で物凄くキレイだった。これは後で写真を撮るしかない。



 魚藍観音はこれだろう。海に向かって観音様が建っていた。



 ここから見える海の風景も素晴らしい。島なので飽きるくらい海をずっと見れる。



 この展望台も良かったが、やはり先ほど見た高浜海岸が頭に残っていたのですぐ向かう。



 こんなにキレイな海は中々見れない。



 白い砂浜に青い海。今まで私が見た中で、一番キレイな海だと思ったのが宮古島で、その次は波照間島だろうか。ここの風景はそれに匹敵するくらいの、素晴らしい海だ。沖縄、特に八重山諸島にバイクを持って行くにはかなりハードルが高い(費用・時間共に)。福江島ならそこまで厳しくは無いので、バイクで行ける海としてはトップクラスのレベルだと感じた。



 バイクと撮ろうと頑張ってみたが、やはり海や砂浜は中々一緒に入れるのは難しかった。ツーリングマップルにも、真っ青な海に感動。とコメントがあったので、本当に感動した。福江島が一気にお気に入りの島となってしまった。

 高浜海岸で感動していたところで流石にお腹が空いてきた。福江島は国道が海沿いをグルっと周っているが、島の中央を横断する県道27号も快走路とツーリングマップルに書いてあり、その途中にダムが何か所かあったので、福江市街方面に食事出来る場所を探しつつCP巡りをしよう。

 県道27号は確かに快走路で楽しく走れた。途中ダムのCPを取りながら、昼食に何を食べようか考えてみた。島なので海産物にしようかと思っていたが、五島もうどんが有名らしい。うどんなら1人でも気軽に入れるので検索すると、福江市街方面で何店か見つかった。

 その内の1店に行ってみたら、準備中の札が出ていた。やはり連休中は休む店もあるのだろう。その他に探してみたら、製麺所直結の店が見つかったので行ってみた。



 中本製麺さんのおっどん亭と言う所に行ってみた。建物もとてもキレイで期待が持てる。



 牛丼とうどんセットにしてみた。五島うどんは、麺が細いがコシもあって中々美味しかった。セットの牛丼も中々良い。ここは土産物も一緒に売っていたが、まだ買うには早いのでまたの機会にしておく。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。福江市街近くのダムCPを取得したので、これで福江島のCPを全制覇出来た。海側に向かい、県道49号を冨江方面へ向かう。

 本当はこの冨江にあるキャンプ場に行こうと思っていたが、既にテントを張ってしまったので用事は無い。覗いて行こうかとも思ったが、中々福江島まで来る機会も少ないのでまぁ良いだろう。



 冨江の集落から少し走ったところで展望台への案内があったので、行ってみた。只狩山展望台というらしい。



 立派な展望台があったのだが、周囲の木が生い茂ってしまったため、あまり展望は良くなかった。でも、海と鬼岳がよく見えて、さっきまであの麓に居たな、と思うと面白い。こんな状況だからか誰も人が居なかった。

 冨江からは国道384号に再度入り、大瀬埼を目指す。この道は少し道幅が狭かったが、交通量も少なく中々のワインディングだったのでとても楽しかった。景色も大変良く、どこかで停まって写真でも撮ろうかと思ったが、散々海と奇岩の風景は見てきたし、走りもとても楽しかったので結局止まらず進んでしまった。特に、途中に展望台のような所も無かったのも原因である。キャンプ道具を降ろしているから、とても楽しく走れた。

 玉之浦から県道50号に入る。この道でそのまま大瀬埼に入るのかと思っていたが、途中で分岐の案内が出てた。後で行けば良いと思い、とりあえず行ける所まで県道50号を進んでいく。



 島山島に掛かる橋の途中で、交通量が殆ど無かったからここに停まってみた。



 こちらも海がとてもキレイだ。



 島山島は殆ど走る道が無さそうなので、写真撮影も楽しんだところでUターンし、大瀬埼へ向かう。忘れずに国盗りも取得し、福江島の空を全てGet出来た。看板のあった交差点を右折し、山を登っていくと見晴らしが良くなり良い景色が広がっている。

 走っていると、路肩がとても広い所や、木道の展望台があったので後で寄ってみることにしよう。

 大瀬埼園地は中々広く、駐車場も3か所くらいあったのでどこに置けば良いのか分かりにくかった。とりあえず一番奥の駐車場に置いてみると、灯台へは一番近いようだ。とりあえず展望が良い所に行きたかったので、展望台近道とあった駐車場に止めて登ってみた。



 これは素晴らしい景色だ。白亜の灯台があんな奥にある。歩いている人が見えたが、行きは下りなので良いが帰りが延々と登りなので、往復1時間は掛かりそうな気がする。



 軟弱な私はこの高台からの景色で満足しておく。やっぱりバイク用のブーツだと若干歩きにくいので、多少なら良いがあそこまでの距離を歩く気にならない。



 展望台の景色を楽しみ、次は木道の展望台に向かってみる。



 ここからの大瀬埼もまたキレイだ。



 何とか看板と灯台を撮りたかったが、割と観光客が多くて中々難しかった。



 バイクとも撮ろうと思ったが、やっぱり少し難しい。

 ここから眺める夕陽はさぞかしキレイだろうと思うが、テントを張っているキャンプ場が少し遠いので、今回は諦める。夕方に近い時間に来てしまったので、逆光が中々厳しいのが少し残念。

 ここで家族連れのおじいさんが、昔バイクにでも乗っていたのか、肩車している孫だろうチビっ子に、「大きいバイクが来たね、カッコイイね、大きくなったらバイクに乗るか」とか話していて、何だかこっちも嬉しくてほっこりした。



 行きに目ぼしを付けていた、大瀬埼展望台から少し戻ったところに広い路肩があったので寄ってみた。海の景色がとても素晴らしい。



 高低差があったので、バイクと一緒の撮影も容易に出来る。



 望遠圧縮で撮影。

 そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。という時間なんだが、既にテントを張っているので後は風呂をどうするかだ。パッと調べた限りでは、先ほどの冨江と、国道384号と県道27号の合流近くの荒川温泉。福江市街近くにいくつか、くらいだろうか。

 冨江は来た道を戻ることになるし、大瀬埼から荒川温泉へ行けばほぼ福江島を1周したことになるので、荒川温泉にしよう。ちょうど16:00くらいだから、温泉まで30分。温泉に1時間。キャンプ場に買い出しがてら1時間で18:30にはキャンプ場に戻れるだろう。ちょうど夕陽の時間だし、風呂を済ませれば夜はヒマなので、夕食は暗くなってからでも良い。

 これで予定が決まったので、絶景だった大瀬埼を出発する。ここからの国道384号もずっと海を眺めながら、交通量も皆無で物凄く楽しく走る。もう飽きるくらい海を見れているので、島のツーリングもたまらない。



 ツーリングマップルに井持浦教会という所で、湧水が出るということで寄ってみた。マリア様の所から水が出ていた。飲んでみたが、柔らかくて美味しかった。



 レンガ造りのキレイな教会だった。



 正面のアングルは逆光が厳しくてフレアが豪快に出ているが、それでも暗部がちゃんと残っているのが素晴らしい。

 教会を観光して、温泉に向かう。



 予定通り16:30頃荒川温泉に到着した。公衆浴場とあったので心配だったが、やはり石鹸とシャンプーは付いてなく持参しなければならかった。当然シートバッグには入れているが、今回テントを張った際にうっかりしてテントに置いてきてしまった。

 まぁ1日くらい良いか、と売ってはいたがケチって買わずに入る。まずは温まり、水洗いだけで済ますか。と思っていたが、ちょうどゴミ箱の中に使用済み使い切りシャンプー・リンスと石鹸があった。一応見てみたら、予想通りシャンプーもリンスも半分残っていて、ありがたくそれを使わせてもらう。この際だから石鹸も使ってしまった。

 結局、無料で石鹸・シャンプーが使えてしまったのでありがたい。荒川温泉は、内風呂のみで露天もサウナも無かったが、格安だったので仕方ない。でも熱めの湯で浴場も開放感があり、中々良かった。

 お風呂上りに畳の部屋はあったが自販機が無かったので、外に出てジュースを買って一服しながらゆったりする。

 荒川温泉を出発して、国道384号を午前中とは逆回りで走る。途中感動した高浜海岸もあったが、流石に空が赤味掛かっていたので真っ青な海では無かった。予想通りの時間くらいに岐宿市街に戻って、国道沿いにコンビニがあったので行ってみたら、予想以上に品揃えが悪かった。ちょっと調べてみると、近くにスーパーがあったのでそっちに行ってみた。

 結局スーパーで買い出しをして、予定通りキャンプ場に戻ってきた。すると、開放されていたキャンプ場入口にチェーンが掛かって南京錠まで掛けられていた。一応営業期間外なのだが管理している人が居るのだろうか。翌日は朝早く出る予定で入れないと面倒だが、バイクだからちょっと芝を越えれば入ることは充分可能なので、問題無いだろう。とりあえず、道路反対側の駐車場に置いておく。



 長崎県五島市福江島魚津ヶ崎公園キャンプ場をキャンプ地とする! キレイなトイレ。大きな屋根付きの炊事場もあり、悪天候時は巨大ステージがあるので逃げ込むこともできるかもしれない。温泉は近くに無いが、買い出しはスーパーコンビニがある。何より、この海を見渡せるロケーションは最高だ。日によっては風が強い日もあるかもしれないが、この日は落ち着いていたので良かった。

 流石にテントを張ったのが早すぎたので、米は水に浸けていなかったから、これから実施する。



 その間も夕暮れはどんどん進んで行くので、写真撮影が楽しくて仕方がない。



 駐車場方面からも撮影。バイクがちょっと遠いが見えているので、そこまで心配は無いだろう。目の前の山頂に、360°の展望台がある、とツーリングマップルに書いてあった。行ってみたかったが、もう行くのは難しいだろう。



 夕陽が岬の向こうに沈んでいく。



 テントも一緒に写真を撮る。



 マジックアワーも充分楽しめた。これだけ素晴らしい景色が見えるキャンプ場は中々無い。離島なので人もあまり居らず、とても快適だ。

 写真撮影を満喫したところでようやく夕食に取り掛かる。使い方は違うが、三脚を広げて雲台にランタンを吊るすと充分な明るさが得られる。



 ご飯を炊き、買い出してきた肉を焼いて美味しくいただいた。景色が見える内に食事を済ませたいのだが、温泉は既に済ませているので夜はヒマだから問題無い。食後に片付けをし、キャンプ場の風に吹かれながら外でゆったりする。この時間も至福の時だ。

 キャンプ場に戻ってきたとき、街灯の下にテントを張ってしまったことに気付いた。これは明るくて寝れないとかあるかな?とも思ったが、営業期間外だからか街灯が点いてなかった。正直星を眺めたり寝るには、街灯なんか無い方がむしろ良いと思っているので、そちらの方がありがたい。



 空を見上げると満天の星空が広がっていた。ちゃんと2秒セルフタイマーを使って撮影したのだが、トラベル三脚で足が細いから?カーボンじゃないから減衰時間が長いから?ブレている写真も何枚かあったり、中心はピントがあっているが外周がボケていたりする写真が何枚かあった。

 荷物が増えるのも嫌なのでリモートスイッチは最近全く使っていないのだが、大した大きさでも無いのでやっぱり持って来ようか。リモートスイッチがあればミラーアップでも撮影出来るので、よりブレの少ない写真が撮影出来ることだろう。三段のカーボン三脚の時はそこまで気になったことは無いが、やはりトラベル三脚の多段式は弱いのだろう。



 それでも大画面で見なければ、まだ気にならないのでとりあえず載せておく。PCのモニターで見るとブレているのが分かるので少し残念だ。

 福江島の素晴らしい星空を撮影出来た。星空を満喫したところで、翌日どうするか考える。元々の計画では、

1) 8:00 福江港発のフェリーに乗り、9:05 中通島奈良尾港着 
2) 中通島周遊。若松島と上五島空港に訪れる。滞在時間3時間。
3) 12:10 中通島青方港発のフェリーに乗り、13:00 小値賀島小値賀港着。
4) 小値賀島周遊。小値賀空港に訪れる。滞在時間1時間。
5) 14:10 小値賀島小値賀港発のフェリーに乗り、16:50 本土佐世保港着
6) 平戸のキャンプ場で宿泊

 かなりの弾丸だが、こんな感じで考えていた。しかし今朝、宇久島を寝過ごして取りこぼしてしまったので、今回回収しておかなければ次はいつ来れるか分からない。色々調べたが、中々有用な手は無かった。

 手として考えられるのが次の2点だ。

①小値賀島で一番宇久島に近い所で対岸取りを試みる(距離はすぐそこだから可能性はある)
②小値賀島でキャンプ⇒翌朝7:00小値賀島発佐世保行きのフェリーに乗る(宇久島を経由してくれる)

 当然①が一番BESTで計画通り旅を継続出来る。②も悪くは無いが、小値賀島は小さい島だから半日時間を潰せるのか怪しいし、温泉も無くオフィシャルのキャンプ場も無いため、どっかの公園っぽいところでゲリラキャンプになるだろう。翌朝早いので問題は無いが。

 何より佐世保着が10:15なので、そこから平戸島へ行ったり佐賀北部を周遊すると、阿蘇に行くのが難しくなってしまいそうだ。最悪阿蘇は削っても良いのだが、やはり行きたいのは行きたいので、対岸取りがうまくいってくれることを祈るばかりだ。

 とにかく、翌日は小値賀島までは計画通りに行ってみよう。そこからは結果次第でまた考えることにする。8:00に福江港発のフェリーに乗るには、7:30には港に着かないといけない。現在地から福江港まで30分と言ったところだろうから、7:00にはキャンプ場を出れば良いだろう。

 となると、いつも通りの朝を過ごすには4:30には起きたいところだ。こちらは西なので日の出が遅いから、まだ真っ暗だろうが何とかなるだろう。という訳で、21:30頃寝てしまった。
 
宿泊地:長崎県五島市 福江島 魚津ヶ崎公園キャンプ場 720円
風呂:荒川温泉 300円

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Posted at 2019/06/01 23:13:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2019 | 日記
2019年05月01日 イイね!

2019年GW九州ソロキャンプツーリング 5日目 長崎県対馬北部周遊~福岡県博多港





■5日目 5/1(水) 天気:曇り後晴れ

走行距離:115.7km

 長崎県対馬の峰町を出発して、豊玉町の和多都美神社へ向かう。その後対馬上島の北部を巡って、比田勝港から博多港行きのフェリーに乗った。博多港着後は、そのまま五島列島行きのフェリーに乗船した。ダムCPを取りに行ったら圏外だったので、地図が2つになってしまった。



 5:00頃起床。テントから出ると、あれだけ星が見えていた空だったのに、予報通り曇り空が広がっていた。だが東屋にテントを張ってバイクも置いたので、夜露も全く落ちていなかったのがありがたい。洗顔とうがいをしてサッパリする。

 早速朝食の準備を進める。残飯がなるべく出ないように、前日炊飯した残りを雑炊にして、こびり付いたご飯を根こそぎスプーンで剥がしながら食べる。

 朝食を食べてコーヒーを飲みながらゆっくりしていると、スクーターの方がもう片付けが終わったようなので出発していった。確かにここは公のキャンプ場とは言い難いので、こういう立ち回りをするのがBESTであろう。正直天気も良くないし、朝はゆっくりしたい。雰囲気的には大丈夫そうなので、環境に甘えさせてもらう。

 この日以降はGW終わりまでずっと晴れ予報が続いていたので、前日まで雨の中を走っていたからチェーンに注油することにした。やっぱり少しサビが発生していたので、ウエスで拭いてチェーン注油すると、ある程度サビが取れてくれた。周囲に誰も居らず空間も広かったので、いつもはどうせまた汚れるから拭き取りは適当なのだが、周辺をグルグル回った上で拭き取っておいた。

 これでツーリングが終わるまで特にメンテナンスはしなくて良いだろう。しかし、雨の中や濡れている路面の山道を走ったりしたので、リアフェンダー周りが泥等でエライことになっている。仕方がないので、自宅に帰ってから早めに洗車したいところだ。

 そこから洗い物をしたり、前日干しておいたタープを片付ける。東屋のイスの上で炊事や食事をしたので、周囲に落ちた残飯を片付けたり、イスの上をウェットティッシュで拭く。どんな所でも最低現状回復は心がけているが、ここのような半ばゲリラキャンプに近い所だと、いつも以上に気を遣わなくてはならないだろう。来た時よりも美しく、って大事だと思う。

 この日の予定を改めて確認する。この日のMustは、対馬野生生物保護センター・温泉・15:05比田勝港発のフェリーに乗ることくらいだ。保護センターの開館時間を調べてみたら、10:00だったのであまり早く出てしまうとまだ空いていない。

 なのでゆっくり撤収していたら、ペグ無し楽々設営だったにも関わらず、結局出発は8:00になってしまった。比田勝港のフェリーは乗船時間が6時間弱もあるため、快適に船内を過ごすためマットと枕をすぐ取り出せるようにしておいた。チャリダーもまだ居たので、このチャリダーはゆっくりする人なのだろう。

 まずは前日にも行った豊玉方面へ進む。買い出しをしたスーパーを横目に和多都美神社へ向かった。烏帽子岳展望台も行きたかったが、生憎の曇り空なので前回対馬に行ったときに寄ったから、今回はPASSしようと思う。



 和多都美神社に到着。ここは海に向かって鳥居が並んでいる珍しい神社で結構好きだ。何でここが、ハイドラの神社CPになっていないのか理解出来ない。



 観光客が多い時間帯ならこんな特等席に置くのは気が引けるが、朝早い時間なので人も少ないから遠慮せずに撮影。



 もちろん数枚写真撮ったらすぐ移動する。



 今度は石碑の前で記念撮影。この周辺だけ深ジャリだったので、スタンドが埋もれたり不安定になって少し怖かった。



 神社なのでちゃんとお参りもしておく。この厳かな感じはやっぱり好きだな。



 本殿側から海の鳥居方向に向かって撮影。

 和多都美神社を充分楽しみ出発する。ハイドラマップを確認してみたら、県道56号を山中に向かったところにダムCPがありそうだ。今回何度も出入りしている国道382号に戻って北上する。峰~豊玉間はこれで2往復したことになる。交通量が殆ど無いのが幸いだ。もう少し違う道も走りたかったが、天気が良くなかったので仕方がない。

 順調に走り、県道56号への分岐があったので右折する。しばらくは中々良い道が続いていたが、次第に道が狭くなり最終的には完全1車線になってしまい、二輪⇔四輪の離合すら難しい道幅となった。こういうこともあるし、むしろショートカットだ!とか言って、謎の県道に自ら突っ込むことはあるあるなので、やはりリッターバイク等の重量級にするのは辞めた方が無難だと再認識した。650くらいのサイズと重量の方がやっぱり取り回しもしやすいため、私の中でベストサイズな気がする。

 とまぁこんな道なので気になっていたが、やはり途中から圏外になってしまった。CPの所まで行ったところで圏外CPを取得する裏技を仕掛ける。検索すると出てくるので、必要な方は調べてみてください。ざっくりした方法は、GPSを切って強制終了させて、電波がある場所で再スタートする。というものである。

 この方法の欠点は走行ログが2つになることだ。GPSの記録データは別で残っているので、そちらからトレースすれば地図は作れるのだが面倒なのでやっていない。まぁCPが取れないよりはよっぽどマシなのだが。麓まで降りてきて再スタートすると、無事CPをGetした。

 次に県道180号沿いにもダムがあり、これは曲がってすぐだったから問題無くGet。対馬は広い割には、ダムCPは3つしか無かったので、本当にこれで対馬のCPを制覇出来た。

 さて、これでハイドラは気にしなくても良い。後は国盗りと行きたい所に行ければ満足だ。

 対馬には固有種として日本で2種類しかいないヤマネコ。ツシマヤマネコが生存している。ただ、絶滅の恐れもあるようで、その保護センターがあるから行ってみたいと思っていた。ちなみに、もう一種はイリオモテヤマネコだそうだ。

 国道382号から棹崎公園方面へ進む。しばらく行くと、ツーリングマップルに「田園地帯を貫く直線道路」と記載してある道が確かに気持ちが良かった。帰り方面に駐車帯があったから、帰りは寄ってみることにしよう。

 棹崎公園に到着した。対馬野生生物保護センターはこの公園の一角にある。周辺に散策道もありそうなので、保護センターを見終わった後に周ってみよう。



 対馬野生生物保護センターに到着。無事時間調整をしたおかげで開場していた。



 このセンターは環境庁の管轄で、中では主にツシマヤマネコの保護や生態について分かりやすく展示していた。



 一番の目玉であろう、ツシマヤマネコの展示はどうやら福馬君が体調不良のようで展示を止めているようだ。どうやら15歳くらいで人間に換算するとかなりのおじいちゃんのようで、それなら仕方がないが残念だ。

 じっくり展示を見て回ることが出来た。アンケートの記入を求められたので、ちゃんと書いておいた。続いて棹崎公園の散策に向かう。



 相変わらず曇り空が続いている。でも、この険しい山並みの展望は中々良い。



 天気が良ければ韓国も見えそうだが、残念ながら水平線しか見えなかった。灯台があったので、写真を撮る。



 何気なく撮影したモニュメントだったが、これが日本北西端の碑だったようだ。

 天気さえ良ければ近くの「異国が見える丘」にでも行こうかと思ったが、行ってもあまり意味が無さそうだ。PASSして先ほど気になった、田園地帯の直線道路に向かう。



 駐車帯に停めて撮影開始。ちょうど田植えの時期なので、水が張っておりとてもキレイだった。

 ツシマヤマネコの本物が見れなかったのが残念だが、次はほぼ対馬最北端である韓国展望台に向かう。



 韓国ナイズされた展望台だ。狭い駐車場しか無いのだが、恐らく韓国人を載せたであろうバスが3台くらい来ていた。殆ど韓国からの観光客だろう。



 見えている島が海栗島で、この島には自衛隊のレーダーがある・・・ はずなのだが、どうやら工事中?のためレーダーが無かった。韓国も天気が良ければ見えるはずだが、やっぱり無理だった。



 仕方がないので写真で我慢しておく。釜山は韓国第二の街なので夜景もキレイだが、釜山から対馬を見ても殆ど光は見えないだろうな。天気も良くないし、この辺にして引き上げる。



 最後に、韓国展望台門の前で記念撮影。そろそろ良い時間になってきたので、温泉に行こう。温泉なら食事をするレストランも付いている可能性が高いし、お風呂から上がって昼食を食べて比田勝港へ行けば、ちょうど良い時間になりそうだ。

 韓国展望台から、温泉はすぐ近くだ。途中、5/1営業開始の御宇田キャンプ場が見えた。そのすぐ横が目的の温泉なので、このキャンプ場から徒歩で温泉に行ける、というのは素晴らしい。海沿いで比田勝の街も近いので、買い出しもあまり困らないだろう。海沿いでロケーションも良さそうだし。

 ただ、1泊1,500円は凄く高く感じる。昼過ぎから翌日まで純粋にキャンプを楽しむなら、充分な値段だと思うが、旅キャンプの主な目的は寝床確保が一番だ。もちろん、それだけでは寂しいのでキャンプ場の景色を楽しんだり、食事を楽しんだりするのも非常に大事ではある。やはり出しても1,000円くらいまでにしたいものだ。



 上対馬温泉 渚の湯に到着した。ここに来た時に驚いたのが、この温泉の隣に新しい東横INN 対馬比田勝が建築中だった。よっぽど韓国から観光客が来るのだろうか。繁盛すると判断しているから作っているのだろうが、どうだろう。

 でもここは比田勝港から来るには若干遠い。歩いて行くには少ししんどいので、来る船に合わせてシャトルバスでも出すのだろう。横に温泉もあるし、見晴らしは良いのでここも良いホテルになりそうな気がする。温泉とセットで宿泊なんて素晴らしい。

 気を取り直して温泉に入る。至る所にハングルでの案内表示があって、ここも韓国人観光客が多いのだろうか。まずは食事が出来そうな所を探したが、休憩室があるだけで食事が出来る所は無かった。正直外観から少し怪しいと思っていたが、やっぱり予感が的中した。仕方ないので、お風呂上りに比田勝港の近くで何か食べることにしよう。

 また、残念なことに露天風呂のスペースはあるのだが、週末のみの営業のようで、こちらもブレずにGW中にも関わらず露天風呂に入れなかった。せめて、外でのんびりさせてくれても良いと思うが、ドア自体が締まっていたので出ることさえ出来なかったので残念だ。

 それでも、内風呂はガラス張りで海も見渡せて開放感は素晴らしい。温泉があまり温泉らしく無いのだが、サウナ・水風呂もあったのでゆっくり浸かる。前日風呂に入っていないので、とても気持ちが良い。

 温泉をゆっくり堪能していたら、いつの間にか13:00を軽く越えてしまった。フェリーは15:05発で50分前には受付完了しなければならないから、時間の余裕があまり無くなってしまった。まぁ食事についてはどうとでもなるだろう。

 お風呂上りにジュースを飲んで、ロビーのテーブルで少しだけゆったりする。汗も引いた頃に出発し、13:30頃比田勝港に到着した。こうなると、流石にレストランでゆっくり食事をする時間が無くなってしまった。幸い、フェリーターミナルの目の前にコンビニがあったのでそちらで済ませることにしよう。

 まずはフェリーの手続きをしようとターミナルに行こうとする。先に神戸ナンバーのバイクが停まっていて、手続きしようと思ったらそのライダーから、

「フェリーですか?博多港行きはここじゃなくて、対岸らしいですよ」

 と教えて貰った。確かに良く見たら、国際ターミナルと書いてある。どうもありがとう、と伝えてコンビニが目の前だったから、わざわざバイクを動かすのも面倒だから、歩いて行くことにした。しかし、まともな食材が殆ど無かった。ポプラだったのでポプ弁にしようかと思っていたが、弁当・おにぎりは全滅。パンの在庫もかなり少なかった。

 今から乗るフェリーは長丁場なので、2食分買おうかと思っていたので非常にがっかり。他に探すのも面倒なので、パン2つとカップラーメン、フライドチキンを買った。フェリーターミナルにテーブルと東屋があったので、そこで食べる。

 このテーブルの横に、コンビニ弁当っぽいのがポイ捨てされていた。しかも中身が半分くらい残っている。ポイ捨てするのはもちろん論外だが、私は食材を平気で捨てられる人は嫌いだ。飽食の世に生まれているとは言え、何で食材を平気で捨てられるのかが理解に苦しむ。自分の金で買ったものだから、どうしようが勝手だ。とか言う意見もあるが、そういう問題ではないと考える。こればっかりは理屈ではないので、意見の相違はあるだろうが、嫌いな物は嫌いなので仕方がない。

 そんなことを思いながら、軽い昼食を済ませて博多港行きフェリーターミナルへ向かう。その前に一番の目的である、国盗りを実施し比田勝港の空をGetした。これで、壱岐・対馬を制覇することが出来た。離島はやはり大変だが、制覇した時の気持ちは何とも言いようが無いくらいに嬉しい。

 感慨深い気持ちになりながら、比田勝港に向かうがどこにも案内は書いていないので若干不親切だ。改めて九州郵船のHPを見てみたら、博多港行き比田勝港乗り場は確かに対岸を示していたが、普通の感覚だとやはりこちらをターミナルと思ってしまうだろう。

 適当に曲がって対岸へ渡りしばらく走ると、フェリーターミナルが見えてきた。古臭いターミナルを想像していたが、とてもキレイで驚いた。バイクの予約が出来ないので気掛かりだったが、バイクは1台も停まっていなかった。皆やはり厳原港から乗るのだろうか。先ほどの神戸のライダーは、途中ですれ違ったので給油か買い出しにでも行ったのだろう。

 なので、普通に乗船手続きを行い料金を支払う。今回、博多港からの往復に支払ったフェリー代はこの程度だ。

1)九州郵船 博多港~壱岐島 郷ノ浦港
 :2等 2,310円 + バイク750cc以下 3,090円 = 5,400円

2)九州郵船 壱岐島 郷ノ浦港~ 対馬 厳原港
 :2等 2,220円 + バイク750cc以下 3,090円 = 5,310円

3)九州郵船 対馬 比田勝港~博多港
 :2等 4,390円 + バイク750cc以下 4,630円 = 9,020円

合計:19,730円

 これがクルマだと5m未満 博多~比田勝で片道30,280円と、クルマを乗せるのに比べると1/3の金額で往復出来た。やはり島に行くには、バイクが一番コスパが良い。



 フェリーげんかいと一緒に記念撮影。一服して乗船待機場に向かうと、先ほどの神戸ライダーさんが居たので話をした。

 YAMAHA MT-25に乗っている彼も、一眼レフを所有していたのでカメラの話をする。6Dを持っていたので、バイクでフルサイズを持ち歩く人は中々居ないから嬉しい。同じタナックスのキャンピングシートバッグを積み、サイドバッグまで付けているので積載性は中々良さそうだ。彼もやはりトップケースにレンズを入れているらしく、雨対策と利便性ではやはりそこが一番ですよね~という話をした。

 キャンプ道具は積んでいるが、ずっと天気が悪かったし対馬に良いキャンプ場を見つけられなかったので、今までキャンプはしてないらしい。

 この便は、博多港20:55着なので宿はどうするの?と聞かれたので、実はそのまま五島列島行きのフェリーに乗る、と言うと驚いていた。彼は前述のように、折角テントを積んでいるのにずっと宿なので、流石にこの日はテントを張りたいと言っていた。夜着だと中々難しいが、無料で受付不要のキャンプ場であれば、何時に入ってもまぁ大騒ぎさえしなければ問題無い。確か、福岡市周辺にそういうのがあると思った記憶があったが、彼も既に調べていてそこに行くつもりのようだ。

 話をしているとあっという間に時間は経ち、乗船開始の案内が始まった。やはりバイクは我々2台でクルマもそんなに大量に居るようには思えなかった。



 特殊手荷物の札を取付。こちらも手書きだった。厳原便と違い、こちらは壱岐島に寄港しないので特に札は必要無いと思うのだが、付けるよう渡される。手続きしたかどうかの確認も含むのかもしれない。



 奥に居るのが、神戸のライダーさんだ。歳は33と言っていた。MT-25でスクリーンも無いネイキッドで頑張っているようだが、どう見ても私のNinja650よりシートが広いように見える。やはりNinja650はコンパクトを追求しすぎてタンデムシートが狭すぎる。トップケースを付けてなければもう少し後ろに出来そうだが、彼のMT-25もトップケースを付けているので、単純に積載性が悪いということだろう。

 とは言っても買ってしまったので、これで何とかするしかない。幸いちょっと窮屈だが何とかなっているので、気合と根性で乗り切ろう。

 さて、前述したようにマットと枕を船内に持ち込む。相変わらずバイクは先乗りなので、どこに席を取ろうか自由だ。フェリーターミナルにもそんなに人は居なかったので、充分マットを広げられるだろう。「キャンプ道具を折角持ち歩いているし、長丁場のフェリーになるのは分かっていたので、マットをすぐ出せるようにしておいた」と言うと、私の準備の良さを羨ましがっていた。彼も当然マットは持っているが、すぐには出せない所に押し込んでいるようだ。

 たまに昼食にラーメンを作ったりしてみたいが、バイクの場合は省スペースパッキングが基本なので、キャンプ場に着かないと目的の物を取り出すのは中々難しい。基本的に、重量物は下にした方が安定すると思われるので、キャンプ調理用品はそこそこ重い方に当たるから下に詰めているから厳しいだろう。近場でならやったことはあるが。

 折角の一期一会なので、2等フロアの同じ場所に陣取ることにした。マットと枕を膨らませ横になると、当然ながらフロア直よりは快適だ。彼も貸毛布を借りてきて下に敷いていた。



 しばらく話していると、時間になったのでフェリーは出港していった。折角なので甲板に出ましょう、と声をかけて一緒に離れ行く対馬を見送った。



 このフェリーげんかいは、30年選手のようなので内装が古臭い。でも昔のフェリーってこんなのだったような、天井も低くて。って思うと何だか面白かった。比田勝港から乗る人は少ないと思っていたが、意外と2等フロアはそこそこ埋まっていた。でもマットも引けてるし、壱岐のような野戦病院感は無い。

 話していると彼はこんな行程で旅をしてきたらしい。

27日(土) 大阪~鹿児島県志布志行きフェリーに乗船
28日(日) 鹿児島上陸
29日(月) 熊本周遊
30日(火) 佐賀県唐津から壱岐島上陸
01日(水) 2:25壱岐島発4:45に対馬上陸 そのまま比田勝港まで対馬1周

 とまぁ中々の弾丸っぷりで旅をしているようだ。唐津から壱岐行きのフェリーはガラガラで、乗り込むバイクは彼1人だったらしい。GWとは言え、壱岐等は人気が無いのかな?って思ったらしいが、対馬行きのフェリーは深夜便なのに野戦病院のようになっていたらしい。昼間は壱岐行きが多くて、深夜は対馬行きが多いのだろうか。

 彼は神社の雰囲気が好きらしく、そこも同感出来る。御朱印帳集めをしているらしくて、私も行った対馬の海神神社へも行ったらしい。

 志布志行きのフェリーは高いから、時間効率は良いけどやっぱり名門大洋が一番良いと宣伝しておいた。彼もHPを見ると、安いと驚いていた。元々フェリーさんふらわあは、別府・大分・志布志行きがあるがいずれもバイクでも20,000円以上だったと思う。志布志はまぁ利用価値はあると思うが、別府・大分くらいだったら、名門大洋フェリーの第一便で上陸し、フル高速で走っても言うほど時間は変わらないだろう。費用もそちらの方が安上がりになると思う。

 これはやっぱり競争の有無であろう。関西⇔新門司の航路は、名門大洋フェリーと阪九フェリーが競合しているので、値段もかなり手頃だと思う。ちなみに、中国吹田~門司までの高速料金が、軽・自動二輪で525.5km 6,460円(休日割)で、名門大洋フェリー寝台バイク付きで8,510円(第一便)となっている。これだと、取れなければ仕方がないが自走していく方が馬鹿らしく思える。平日昼間の移動なら、むしろフェリーの方が安いということになる。

 彼も九州は何度か行っており、初めて来たときは阿蘇の風景に感動して、3日間も滞在してしまったらしい。ここからも、あての無い気分に任せた旅を好んでいるように見えたので、ますます気が合いそうだ。北海道へも何度も行っているらしく、ちょうど盆休み以外でも休めるらしいので、例年7月下旬~8月上旬に掛けて行っているらしい。仕事の服装はスーツだと言っていたし、盆休み以外休めるとはどこかの公務員でもしているのだろうか。まぁそこら辺を聞くのは野暮なので、そっとしておく。

 とにかく彼とは話が合った。気分任せな旅・キャンプが好き、北海道も精通。フルサイズデジイチ所有。と共通点が非常に多い。途中1.5時間くらい昼寝の時間を取った以外は、ひたすら彼と話していた。こういう一期一会は本当に楽しい。彼はインスタはやっていたみたいだが、私はやっていないのでSNSでの繋がりは出来なかった。どうも私は捻くれているので、メジャーな物になってくるとむしろそこへ自ら入ろうとは思わなくなってしまう。

 彼と話していたら、5時間50分の船旅が一瞬に感じられた。北海道の良かったキャンプ場や、写真撮影について等とても有意義な時間だった。また、マットのおかげでとても快適に過ごせた。今度から1時間程度の駿河湾や伊勢湾フェリーでも使ってみようか。途中でカップラーメンを食べて夕食とし、甲板に出ると博多の街が見えてきた。久しぶりの都会と言った感じだ。

 フェリーは無事に定刻通り博多港に到着した。車両甲板に降りて、出発の準備をする。私は一旦近くのGSで給油をして、また戻ってくる。彼はそのままキャンプ場目指して走るらしい。

 別れ際にすごく楽しかったと伝えて、フェリーから出て、交差点を曲がる時は手を振ったらクラクションで返してくれた。無事に神戸に帰ることが出来ただろうか。

 さて、1人に戻ったので3日前にも寄ったGSで給油し、博多港に戻ってきた。フェリーターミナルの目の前にコンビニがあったので、翌日の朝食と飲料を調達しておく。まずは受付だ。博多~壱岐・対馬航路は九州郵船経営だが、博多~五島は野母商船の経営となる。3日前に手続きした九州郵船窓口を横目に見ながら、野母商船の窓口に向かった。

 今回は夜発朝着フェリーということもあって、予約が出来たからしておいた。野母商船には2等自由と指定席が色々あって、予約当時は指定席が埋まっていた。グリーン寝台と言われるのが快適そうだったので、駄目元でキャンセル待ちを登録しておいたら、1週間程度前に電話がありキャンセルが出たのでグレードUPすることが出来た。

 ただ、既にオンライン決済していたので、差額は窓口で払ってくれと言われた。離島窓口ならとにかく博多港なら当然カードが使えると思ったのだが、現金でと言われてしまった。今年のGWはずっと休日なので、いつもより多めに現金は用意しておいたが、カードが使える所は使いたかったのだが仕方がない。



 これで手続きは終わったので、乗船してくださいと言われた。乗客は21:45乗船開始とあったので、また一番乗り出来るなと思っていた。いざ係員の指示に従いフェリーに乗せたが、何と一旦フェリーから出て、ターミナルから旅客として乗ってくれ、と言われてしまった。

 私も過去色んなフェリーに乗ってきたが、こんな対応を依頼されたのは初めてだ。普通のフェリーだと、指定場所に停めたらそのまま客室内に階段等を使って入るのが常識だと思っていた。でも、野母商船ではこの常識は通用しないらしい。

 1~2時間のフェリーならどうでも良いが、宿泊を伴うので持ち込み荷物もそれなりにある。荷物を持ちながら待つのが嫌だったので、フェリー内に入れるようになってから、再度荷物を取りに来ても良いか?と係員さんに聞いたところ、本当は駄目だけど誰かに言って貰えれば対応出来ます。と言うことだったので、対応に甘える。

 貴重品だけ持って、フェリーの車両甲板から出る。そしてターミナルに戻ってきた。



 すると、五島列島行きフェリー乗船口に長蛇の列が出来ていた。指定席が取れて助かった、と本気で思った。2等だと先着順のようなので、指定席が無かったらこの列に並ばないと良い場所は取れないだろう。GWとは言え、五島列島にこれだけの人が行くのかと驚いた。これも10連休の影響だろうか。

 乗船開始した後も、これだけの列なのですぐには入れず中々進んでいかない様だ。私は指定席なので椅子に座り列を眺めながら、ひたすら落ち着くのを待っていた。22:00過ぎくらいにようやく列が少なくなってきたので、入ることにした。フェリー内で再度受付をすると、グリーン寝台指定席を案内してくれた。荷物置きがちょっと少ないが、TVも付いているしコンセントもあり、当然カーテンも閉められるので、とても快適だ。これで+2,100円なら大いにありだろう。特にあんな行列を見せられた後なら、こんな金額は大したことはない。

 船内を散策してみたが、とてもキレイでオシャレな感じだ。どうやら、まだ就航してから5年弱ということらしい。それならキレイなのもうなづける。

 しばらく落ち着いた所で、バイクに荷物を取りに行こうと思う。これまたてっきり船内の階段から車両甲板に降りられると思っていたのだが、チェーンが掛かっており入れそうにない。乗務員さんは大量の2等客の対応に忙しそうだったので、声を掛けるのに気が引けた。ちょっと落ち着いたところで聞いてみたら、何と乗船してきた道を戻って、車両出入口から車両甲板に再度入ってもう一度戻ってくるように、と言われてしまった。

 何て面倒臭いフェリーなんだ、と思わざるを得なかった。何故車両甲板の出入り抑制をこんなにもしなければならないのだろうか。車両甲板から人だけ勝手に入ってくるような例があったりするのだろうか。下船時にでもチケットを回収するようにすれば防げると思うのだが・・・ まぁ私はあくまで性善説に立っての考えだが、性悪説に基づくならこの対応も正解なのだろう。

 ここで噛みついても仕方がないので、おとなしく言う通りに元来た道を戻る。係員さんが居るので、その旨伝えたところ一時下船カードなるものを貰った。それを見ると、23:45出発なので23:30には戻ってきてください、と書いてあった。

 この博多港には風呂施設も併設されており、先ほどの神戸のライダーさんが、五島列島行きフェリーの乗船待ちに利用する人が多い、という口コミを見たらしい。私は今回初めての利用なので、勝手が分からなかったから対馬で風呂を済ませておいた。このフェリーにはシャワーはあるが、風呂が無いのでやはりどこかで入っておきたいから、というのも大きい。

 しかし、指定席を予約してたり、2等でも場所を確保しておけばこうやって一時下船して、風呂に入りに行くというワザも使えるということが今回分かった。むしろ車両を入れておけば極論23:30までに戻ってくるか、指定席さえ取れていれば時間ギリギリに乗船すれば問題無い、ということになる。

 そういうのを知らなかったので長蛇の列を待ったりしていたが、その間に風呂にも行けたという訳だ。なるほど、今後も五島列島に行く機会があるか分からないが、乗船のシステムが分かったので、ちゃんと記録に残しておこう。結局ちょうど1時間くらいしか無かったので、港の風呂は諦める。



 おとなしくバイクに戻って荷物を回収。福江島行きの札の撮影をしておく。



 ついでにフェリーの外観を撮影した。一時下船カードを返してフェリーに戻った。

 すると、博多~壱岐行きのフェリーと同じくらい、このフェリー太古も野戦病院となっていた。受付前のエリアにゴザをしいていたり、2等フロアはそれこそギューギューに埋まっていた。こんな状況で、一夜を過ごすことが出来るのだろうか。本当に指定席が取れて良かった。



 さて、これで特にやることは無くなったので甲板に出て写真を撮る。

 そしてコンタクトを外して歯を磨く。何故か船内・・・というかグリーン寝台のエリアだけ異様に暑かったから、シャワーを浴びようかと思ったが、流石に埋まっていたので諦める。

 なら出港を待つ・・・ と行きたいところだが、この夜も国盗りミッションがある。五島列島や平戸市の離島も国盗り空になっていたので、可能なら全て取得していきたい。ちょこちょこ寄りながら行くので、アナウンスが入るだろうから起きれるだろう。

 あまり深い眠りに入らないよう、TVをつけっぱなしにして常夜灯を付けた状態で寝ようかと思った。出港を見届けたい気持ちを抑えつつ、国盗り優先と思いながら横になっていたらいつの間にか眠ってしまっていた。

宿泊地:野母商船 フェリー太古
風呂:上対馬温泉 渚の湯 600円

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Posted at 2019/06/02 18:39:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | 九州2019 | 日記
2019年04月30日 イイね!

2019年GW九州ソロキャンプツーリング 4日目 長崎県対馬南部周遊


■4日目 4/30(火) 天気:曇り後夕方から晴れ

走行距離:206.6km

 長崎県対馬の厳原を出発して、南西端の豆酘埼へ向かう。その後対馬下島の中間辺りを横断して厳原近くまで戻り、北上した。

 6:30頃起床。流石にホテルのベッドは至極快適だ。とてもグッスリ眠れた。

 折角ホテルにいるのだがら、朝シャンを浴びてサッパリする。



 そして窓の外を見ると、路面はまだ乾いておらず山には靄が掛かり若干の霧雨が舞っているような感じだった。カッパを着るまでのことは無いが、まだ完全復調とは言えない感じだ。天気予報を確認してみると、今日明日と曇り後晴れになっていた。この日のち晴れなら翌日も朝から晴れてくれれば良いのに、と思ったがこればっかりは仕方がない。

 出来るだけ路面が乾いた状態で走りたいため、そんなに朝早くから出発する必要は無いかと考えた。予定通り、7:00~朝食を食べて8:00過ぎには出発すれば良いだろう。

 早速7:00前になったので1Fのロビーに向かうと、既に何人か列を作って並んでいた。東横INNの朝食は品数は多くは無いがバイキングなので良い。お腹一杯食べて、食後にコーヒーを飲んで一息ついた。

 TVを見ながらしばらく寛いで、歯磨きを済ませてそろそろ出発することにしよう。チェックアウトを済ませてバイクに向かったが、荷物満載にも関わらず相変わらず何もされていなかった。対馬は外国人観光客も多いので若干不安だったが、やはり日本は治安が良い。外国人と言っても、工業都市じゃなくて観光地であれば、それなりの裕福な人でないと日本まで来ないはずだから、そんなに懸念する必要は無いような気がする。

 8:30頃たっぷり寛いだ東横INNを出発した。まずはどこへ行くかだが、やはりほぼ一周したいため、とりあえず南西端の豆酘埼へ向かうことにしよう。厳原港近くに漁火公園という見晴らしの良い所があるみたいだが、天気が良くなかったのでPASSする。

 厳原港への分岐から県道24号に入りしばらく行くと、あっという間に街が終わって秘境感が出てきた。壱岐島は全くそんな感じはしなかったが、これも島の醍醐味かもしれない。後から調べたら、対馬と壱岐島は面積は5倍くらい対馬が大きいが、人口は殆ど同じのようだ。ということは、対馬は人の住んでない場所が多い、ということになるから、秘境感が出るのも当然だろう。



 しばらく軽快に走っていると先導車にも捕まったところで、良い景色な場所があったから停まってみた。



 山間部に靄が掛かり、道と海も見えて幻想的な光景で、これなら多少曇っていても良い感じだ。この日は急ぐ必要が殆ど無いので、貪欲に観光地や撮影をしていきたい。こういう時に天気が良ければもっと嬉しいのだが、こればっかりは仕方がない。

 しばらく走ると、県道192号との分岐が出てきた。豆酘埼に向かうには県道192号に入るのが早そうだが、なるべく1周する形を取りたいので、そのまま県道24号をトレースするため左折する。ツーリングマップルには、半島を周遊するルート・時間が掛かる。とあったので険道を覚悟していたが、殆ど離合可能(バイクだからだが)だったため、特に問題無く進むことが出来た。

 ちょっとした集落を抜けつつ豆酘の街に来たので端っこに向かうが、標識の案内が**山公園とか出ていて「豆酘埼」の文字が消えてしまった。一抹の不安を感じつつ、四輪なら絶対すれ違えない狭い道を抜けていくと、絶景が広がってきた。



 とりあえず灯台に登ってみる。前に対馬に来た時もここには来たが、やっぱり記憶が曖昧になっている。灯台からそれなりの景色が見れたような気がするが、木が生い茂っててまともに景色が見れなかった。こんな残念な所だったっけ?と思い返す。来ない間に木が成長してしまったのだろうか。灯台麓からの景色が良いだけに残念だった。



 灯台付近の高台からの景色は見れなかったが、麓の景色はキレイだ。雲は多いが絶景が広がっている。対馬の景色も中々良い。

 この豆酘埼灯台の手前にキャンプ場があったので少し覗いてみたが、東屋は朽ち果てて進入禁止のバリケードがあり、炊事場の水は出なかった。トイレは使えるのだろうか。展望が良さそうなだけにここでのキャンプも楽しそうだが、炊事場が使えないのと温泉がかなり離れるのが辛いところだ。

 豆酘埼の散策を楽しみ、県道24号に戻って北上する。ショートカットの県道192号との交差点に出てきたが、小茂田方面に左折し引き続き県道24号を進む。

 ツーリングマップルではこの先県道24号が途切れるようで、行けないかと最初は思った。しかし、色々調べていくと迂回舗装道があるみたいで、ストリートビューにも載っていた。それを見る限りでは充分走れそうなので進んで行く。途中確かに狭い所はあったが、バイクキャンプ道具満載でも特に不安になるような道では無く順調に進む。

 ちなみに、Google MAPではこの迂回道も県道24号の表示が出ていた。ゼンリンを使っているYahoo地図やツーリングマップルでは表示されておらず、県道未満の表示しかされていなかったので、どちらが合っているのだろうか。個人的には、県道指定されているとよっぽどの山奥にでも行かない限り、最悪でも舗装はされているから安心出来るのだが。



 再度県道まで戻ってきて、椎根の石屋根倉庫という物があった。どうやら、高床式の食糧倉庫等に使われていたようだ。ツーリングマップルには、対馬特有の建築物ということで停まってみた。



 バイクとも一緒に撮影。ここら辺まで来ると大分天気が回復して、雲が明るくなってきた。石屋根の撮影をしていると、田舎あるあるでもある、小学校高学年くらいだろうか、軽トラの荷台に3人ほど男の子を載せたのを見つけて何となくほっこりする。

 すると、大きな声で挨拶をされた。びっくりしたが、こちらも負けじと大きな声で返しておいた。何だか気分も良くなりありがたい。

 撮影と挨拶を楽しみ出発すると、県道44号との交差点に出た。この県道24号を進むと下島をほぼ1周出来るのだが、ハイドラマップを見ると県道44号の沿線上から、良い展望と書いてある「上三坂公園」の近くにダムのCPが見つかった。

 ダムは、全部集めることは出来ないと思っているのでスルーしても良かったが、もし集めたくなった時にまた来るのも面倒なので、対馬に関しては全CPを巡ろうかと思っていた。よって、県道44号方面に進むことにした。天気も回復してきたし、展望が良いのも見れるとありがたいのだが。

 この道、ツーリングマップルでは「道狭く対向車注意」とかあったので覚悟していたが、拡幅工事が完了しておりとても走りやすく楽しい道だった。峠を貫通するトンネルも出来ているみたいで、さすがに5年前のツーリングマップルからは道も新しいのが出来ている。

 ただ、新しいトンネルを抜けるとダムが遠くなってしまうので、「上三坂公園」と案内が出てたところから旧道に入る。なるほど、確かに狭くてウネウネな道が続いている。昔は大変だったな、と思っていたら何と大型バスが対向車として突っ込んできた。バイパスが出来ているのに何でこんな所にバスが・・・とびっくりしたが、上三坂公園でも行ってきたのだろうか。そのくらいしか、寄りそうな所は無いと思うが。

 バスをかわして旧道をしばらく登っていくと、段々霧が出てきてしまった。天候が良くなってきたとはいえ、標高の高い所はまだ靄が掛かっていたみたいで、こちらに来たことを若干後悔した。もうしょうがないのでそのまま進む。上三坂公園の入口まで来たが、濃霧で全く見えない状況だったので寄らずに立ち去ることにした。



 気を取り直して鶏知ダムに寄ってCPをGet。人も全くおらず、一服休憩して出発し、国道382号に戻ってきた。

 そろそろ良い時間になったので昼食は何を食べようかと考えていた。CPを取りに対馬空港に行く予定だったので、最悪そちらにしようかと考えていたが、良さそうな所が見つかった。



 対馬もうどんを推しているみたいだ。そういえばホテルの前のショッピングフロアーにもうどん屋があった気がする。



 海鮮丼とうどんセットにしてみたが、これで1,080円だったので、中々オトクだと思う。うどんだけかと思ったが、刺身定食とかもあって中々オススメ。ようやく、まともな海鮮物を食べることが出来た。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。博多港で給油はしたが、やっぱり色々走り回っていると、ガソリンが無くなってきた。島のガソリンは高いのであまり入れたくなかったが、ガス欠が近くなると精神衛生上良くないのでENEOSがあったから給油しておいた。

 予想通り170円/Lと高額だったが、仕方がない。バイクなので給油量もたかがしれてるから諦める。給油後、前述したように、対馬空港に向かった。



 対馬やまねこ空港で記念撮影。もちろんCPもGetした。折角なので少し中に入ってみたが、建物はかなり年季の入った感じだ。ここはANAがメインの航空会社のようで、私はANAを贔屓にしているから、何となく嬉しかった。

 対馬空港を出発し、万関橋のパーキングに次は行ってみよう。



 赤い橋がドンと建っている。



 しかし、ツーリングマップルでも対馬の観光案内でもこの万関橋を結構推しているが、個人的にはそこまで良い景色とはあんまり思わない。前回来た時もそう思ってしまったが、両方とも天気が良くないからだろうか。



 上島と下島を繋いでいるので交通の要所ではあるが、とりあえず橋の上から景色を楽しんでおく。

 万関橋を出発すると、すぐにあそうベイパークの看板が見えた。対馬で数少ない通年可能なれっきとしたキャンプ場なのだが、HP上だと1泊2,000円だったので、あまり泊まる気にはならない。温泉隣接で入り放題とかだったりすれば考えなくも無いが、高規格キャンプ場は家族連れがメインになるので、その点もあまり行きたくなるようなキャンプ場では無さそうだ。

 あそうベイパークの入口から少し進むと、「浅茅パールブリッジ」という看板が見えた。ツーリングマップルでも「風景を左右に分ける」とコメントがあったので気になるところだが、特にオススメルートにはなっていない。天気も良くないので、一旦スルーした。しかし、時間も充分ありそうだし、折角対馬を周遊しているのでやっぱり行くべきか、と考え直しUターンして、この脇道に入っていった。

 あまり広くない道だったが交通量は皆無であり、気持ち良く走っていると駐車場に隣接した立派な橋が現れた。



 これが浅茅パールブリッジのようだ。隣の駐車場に建設経緯が書いてあり、上島と島山島を結んでいるが、長らく島山島の住民。特に学生は、船を使って通学しており、橋が望まれたようで建設されたみたいだ。



 対馬の風景は、まさにリアス式海岸で複雑な形状をしており見る目を楽しませてくれる。



 折角韓国に近い離島に来たのに晴れてくれなかったのが非常に残念で仕方がない。それでも海がキレイだったので、癒される。

 この撮影をした後、一応行けるところまで行ってみたが、最終的にはひなびた漁村があって道が終わった。その後国道382号まで戻ってきたが、この間島山島から軽トラが1台通っただけで、交通量はとても皆無で楽しく走れた。

 国道382号を北上し、県道39号方面へ進む。しばらく行くと、長崎なのに佐賀(さか)という地名があり、ここが国盗りの空だったので無事Getする。佐賀から県道48号に入って、峰町の国道382号に戻ってきた。

 そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。4月に対馬で泊まれるオフィシャルなキャンプ場は、先ほど紹介したあそうベイパークと神話の里自然公園オートキャンプ場の2つしかない。いずれもあそうベイパークは2,000円。神話の里は1,500円と高規格なキャンプ場なので、どうしようか迷っていた。

 それで色々検索してみると、この対馬市峰町の海沿い、海神神社近くに木坂御前浜園地というところでキャンプが可能、という情報があった。対馬市のHPとかも調べてみたが詳細が分からず、唯一たどり着いたのが、公式の長崎県観光ガイドのHPで、そこには「夏にはキャンプで賑わう」とあったので、特に止めては無いのだろう。

 なので、そこにしようかと思っていた。結局天気は良くは無かったが、キャンプ道具を下ろして身軽に走りたいので、先にテントを張ろうと行ってみることにした。

 峰町から県道48号に入りしばらく走ると、標識も出ていたのですぐわかった。着いてみると、所々テーブルやイスが配置しており、気持ちの良い芝生広場が広がっていた。大きな東屋が1つと、海側にもう1つ東屋があり海も見渡せてとても良いロケーションのようだ。

 やはりキャンプ場という表記はどこにも無い。でもトイレもあるし、水が出るのは確認出来た。海に近い水場は水が出なかったが、トイレがあるので何とかなりそう。かまどもあったし、キャンプは出来そうな感じだ。

 ただ、家族連れが東屋で寛いでいたり、何となくだがテントを張りっぱなしにして出かけれそうな雰囲気ではなかった。交通量は殆ど無いとは言え、県道から丸見えだしどうしようか悩んだ。夕方張って朝出ていくようにしようかと思い、結局テントを張るのは後回しにする。



 気を取り直して木坂御前浜園地を出発し、すぐ隣のハイドラCPにもなっている海神神社に行ってみた。



 無事CPも取れたし、神社の厳かな雰囲気は中々良い。本堂はこの階段をそこそこ登った所っぽいので、写真だけ撮って立ち去る。 



 海神神社から少し青海方面へ向かったところに、展望の良い所があったので停まってみた。



 長崎県のだんだん畑10選にも選ばれている景色。晴れていれば青空と緑がよく映えそうだが残念だ。でも、とてもキレイな景色だったので満足。

 この先夕方まで何をしようか模索する。この近辺に烏帽子岳展望台と和多都美神社があるが、翌日の方が天気が良さそうなので、この日に行ってもあまり意味が無さそう。どちらにせよキャンプの買い出しに行こうと思い、豊玉町中心に行かないとスーパー等が無さそうだったので、それなら県道232号で突端まで行ってみようかと考えた。

 国道382号まで戻って南下し、豊玉市街中心から県道232号に入ってしばらく行くと、和多都美神社の標識があり、大型バスが曲がっていった。きっと観光客であろう。スーパーも見つけておいた。

 しばらく、景色の良い道を走り続けてもう少しで突端、という所で地元車両に追いついてしまった。道があまり広くなかったので追い越せずにいると、路肩が広い所があったので寄ってみた。



 海と一緒に撮影。

 ここで一服休憩をする。こう交通量の少ない道から景色の良い場所での一服はまた格別だ。

 もう少しで突端だが、特に何も無さそうなので折り返すことにする。もう他に行きたい所も無かったので、あまりやりたくは無いが先に温泉入ってからテントを張ろうかと考えた。幸い暑くもないし、気を付けながらやれば汗をあまりかかないように出来るだろう。そうやっていけば、ちょうど夕方くらいになるだろうし。

 豊玉市街まで戻り、見つけていたスーパーで買い出しをする。折角対馬に居るので地場産の刺身を購入してみた。そして峰町まで戻り、看板に温泉があったのは気が付いてたので向かってみた。

 すると、駐車場に全くクルマが停まっていない。おかしいな、と思ったら何と定休日だった。火曜と金曜が定休日らしいが、普通の所なら祝祭日と重なると次の平日となる。しかし、対馬の温泉はブレずに火曜だから休みのようだ。

 これは困った。このままでは風呂難民になってしまう。慌てて周辺を検索してみたが、見つかったのは対馬空港周辺と、翌日行く予定の比田勝港周辺でいずれもバイクで30分以上掛かってしまうことだろう。

 こんなことが分かっていれば、県道232号の突端なんか行かずに、温泉を目指したのだが・・・ まさかGW休暇中に堂々と休むところがあるとは思わなかったので、リサーチが不足してしまった。

 流石に往復1時間掛けてまで温泉に行くのは面倒だ。幸い前日はホテル泊だったから、朝シャンをしていた。なので、この日の風呂は我慢して、翌日比田勝港の近くの温泉に行ければ良いだろう。温泉に入れなかったのは残念だが、気を取り直して木坂御前浜園地に戻った。

 昼間居た観光客は居なくなっており、誰も居なかった。温泉に入るつもりで時間を使えなかったから、まだ16:00くらいと早い。もう少し待とうかと思い、バイクを東屋横に乗り付けていたら、キャンプ道具を積んだ神戸市ナンバーの125ccスクーターがやってきた。

 まさか、同志が来たのか?と思い様子を伺っていたら、もう1つの東屋横にバイクを乗り付け何やらしている。次に気付くと東屋内にテントが立っていた。同志がいれば心強い。私もここに泊まろうと思い始めた。

 そろそろ張ろうか、と思ってたところでスクーターのライダーがこっちに来たので少し話す。もう張っても良いでしょう、等と笑いながら話したりした。



 最初は、折角芝生があるんだから芝生に張ろうかと思った。だが、折角こんな広い東屋が空いているんだから、この中に張れば夜露も防げるし、中にイスもあるので有効利用できる。唯一の懸念がペグを打てないことだが、風もそこまで強烈に通り抜け無さそうだったので東屋内で張ることを決めた。

 早速テントを出すとビシャビシャに濡れていた。そう言えば前日少弐公園キャンプ場では雨の中撤収したのだった。今回はちょっと畳み方が悪かったのか、インナーテントの居住部が若干湿っていた。とはいえ、そこまででも無かったから張っておけば乾くだろうと考えて、構わずテントを張る。



 長崎県対馬市木坂御前浜園地をキャンプ地とする! 巨大な東屋もあり、トイレも水洗だし中々良く海を見渡せる芝生が広がっているので、ロケーションも中々良い。炊事場の水が出なかったのが残念だが、トイレの水が使えるので問題無し。



 ペグ無し設営なので、撤収するときも楽そうだ。まだバイクは外に置いているが、18:00くらいまで待って誰も来なければ東屋に入れてしまおう。結局チャリダーが1人来たが、全然違う場所にテントを張っていたので、バイクも東屋に入れさせてもらった。タープも当然濡れていたから、干しておく。

 流石にマット等を準備するのは乾くまで待つ。1時間くらい待つと殆ど乾いたので寝床の準備もしておいた。

 この日は風呂に入れなかったので、トイレで洗顔だけ済ませておく。そして食事の準備を始める。色々していたら、スクーターの方が近くを通った時に、「ちゃんと自炊するんですね」みたいなことを話した。私の中で、キャンプは自炊をしないとキャンプではない。自然が素晴らしいロケーションで食べる食事はとても美味しく幸せの時間だ。



 刺身とカレーという謎の組み合わせだったがとても美味しくいただいた。東屋のイスをテーブル代わりに使ったので、やっぱりこういう設備が整っていると凄くありがたい。食事をして片づけをするが、炊事場が無いのでトイレを使わせてもらう。トイレなので、ここには残飯は絶対流せない。なので、キッチンタオルできっちり拭いてから洗い物を行った。



 片づけをしていると夕暮れが良い感じになってきた。折角なので、イスを持って海沿いに行ってみよう。



 スクーターの方も東屋内にテントを張っている。折角の夕暮れなのに見ないのかな?って思っていたら、テントからいびきが聞こえてきたので、一眠りしているのだろう。まぁ楽しみは人それぞれだが、私はこの時間に一眠りはありえないかな。



 ここの海沿いに「藻小屋(もごや)」と呼ばれる建物がある。この藻を貯える納屋のようだが、中は結構荒れていたが一目見るのも良いと思う。

  

 素晴らしい夕暮れだ。九州着いてから天気がずっと悪かったので、ようやく夕暮れが見れた。



 この海岸には、このような石を円錐状に積み上げるヤクマの塔と呼ばれるものがあり、これは対馬独自の文化のようだ。以前は対馬各地で見られたが、今では木坂地区と青海地区のみに残っているらしい。



 海岸には漂着ゴミがたくさんあって景観を損なっていた。見てみると、やはりハングルがあったので韓国から漂着しているみたいだ。やはりゴミはきちんと処理をしてもらいたいものだ。



 水平線まできっちり夕陽が沈んでくれた。対馬の西側の海は何になるんだろう?日本海じゃなさそうだし、東シナ海だろうか。



 マジックアワーも充分楽しめた。そういえば、19:00になってもまだ明るい。流石大分西だけのことはある。静岡⇔広島でも30分くらいの時差がありそうなので、ここ対馬だと1時間近くあってもおかしくはないだろう。



 夕暮れを楽しみテントに戻って、この日も野球観戦をスマホでしようと思った。しかし、アンテナ横には4Gと出ていたが明らかに通信速度が遅い。普通のサイト閲覧でもかなりストレスが溜まるレベルだから、動画閲覧なんてとても快適に出来る状況では無かった。少し人里離れているから仕方ないのかな。翌日からはデーゲームが多くなるので、ゆっくり見れるのはこの日がほぼ最後だったのだが仕方ない。

 その代わり、晴れていたので星がよく見えたから、この旅初めて三脚を使って撮影を始めた。今回の旅より、Velbonのトラベル三脚を新しく導入した。カーボンではなくアルミパイプなので振動減衰とかが気になるが、かなりコンパクトになるため非常にありがたい。今までレバーロックタイプしか使ったことが無かったが、このトラベル三脚はナットロックタイプである。段数が多いので、こちらの方が効率が良いのだろう。

 たまに締まっていなくて置いた瞬間足が引っ込んだりする場合もあるが、レバーロックよりよっぽど楽だということが分かった。足が折れ曲がって収納出来るので非常にコンパクトになるから普通にシートバッグに収納出来る。展開も楽なので、撮影をしない時はランタンスタンドとしても使えると思い、今回思い切って導入した(三脚の使い方として違うが)



 キレイな三角があるな、と思っていたらオリオン座だったので冬の大三角形だろう。冬では南の空に見えるが、既に春なので西に見えているのだろう。



 テント方向も撮ろうと思ったが、明るい街灯があったのでそれを避けようとしたら、まぁまぁ良い写真になったかと思う。



 北斗七星も撮影。

 星空の撮影を満喫して、翌日の天気予報を確認する。対馬地方は曇り後晴れになっていて、それ以降は九州全土で晴れ続きの予報が出ていた。翌日は、対馬北部を観光して、南部の主要港厳原ではなく、そのまま北部の比田勝港15:05発の博多港直行便に乗る予定だ。この日に風呂に入っていないから、比田勝港近くに温泉があるのでそこに入ろうかと思う。

 翌日曇り後晴れだったら、結局壱岐・対馬に滞在している間は、この日の夕暮れくらいしか晴れてくれないことになる。折角離島まで来ているのに残念だが、こればっかりは仕方がない。翌々日からは晴れ続きのようなので、そのままの予報が続いて欲しいと思う。そんなことを考えながら眠りについた。


宿泊地:長崎県対馬市 木坂御前浜園地 無料
風呂:無し(ホテルで朝シャン)

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2019年GW九州ソロキャンプツーリング 3日目 長崎県壱岐島~対馬
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 4日目 長崎県対馬南部周遊
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 5日目 長崎県対馬北部周遊~福岡県博多港
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 6日目 長崎県福江島周遊
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 7日目 長崎県福江島~五島列島周遊~平戸
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 8日目 長崎県平戸~熊本県熊本
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 9日目 熊本県熊本~福岡県新門司港
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 10日目 大阪南港~静岡
2019年GW九州ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2019/05/30 23:45:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 九州2019 | 日記

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