
Yahooニュースの中に、現代ビジネスさんのコラムで老人の踏み間違えによる事故は、ドイツでは少ないと言う記事がありました。
その中でドイツではマニュアル車がメインであるため、老人の事故より若い人の事故の方が多い。更に老人の踏み間違えによる事故は、マニュアル車では可能性が低くなると言う部分に非常に考えさせられる事があって。
今、老人の視力や判断力など、認知も含めた機能低下による事故のニュースをよく耳目にします。
先ずはその犠牲になられた方やご家族のお気持ちを考えると、胸が痛みます。
車を運転することは、その資格が無ければ暴挙と言っても良いことでしょうし、その能力が欠如したら運転はしてはいけない。
しかしクルマ好きは、いつまでもクルマを手放したく無いのも分かります。
だから高齢者の免許返納問題と、趣味の剥奪問題が重なるのですが。
その棲み分けが難しくて、あるコメンテーターが、早く自動運転が普及して老齢化した方が乗れない社会にすれば良い、とおっしゃってるのを聞いて、焦燥感に駆られました。
A地点からB地点への車の移動のためなら、自動運転でも良いでしょうが、その移動を楽しむクルマ好きは、とても寂しい。
それはエゴなのかも知れません。
でも日々トレーニングして、公的に厳しい基準をクリアして許されたなら、私も乗れる限り、自分でコントロールしてクルマを楽しみたいですね。
数年前ディーノからF40までデザインしたフィオラヴァンティさんを拝見しました。
当時で78歳でしたが、矍鑠として、でも女性が大好きなご様子で、全くこれから美女とF40に乗り込んでも、おかしくありませんでした。
クルマにサインを頂き、そんな時でも当時のことを、クルマの事をお話し頂いたのを、大切な思い出としてサンバイザーに刻んであります。
昨今の報道を受けて、70歳迄に乗りたいクルマは乗っておかなければと思ってました。
しかし、上記の記事を拝見して、乗る能力を厳しく審査して貰い、それで許されたなら、次にクルマ好きとしてマニュアルの車両を選んで乗ったなら、温かい目で見てもらえる社会であったら良いなと思います。
Posted at 2020/10/13 13:44:25 | |
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