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2012年10月09日

エストレアのレストア③キャブ編

エストレアのレストア③キャブ編 エアクリに続き、キャブのO/Hを行います。
O/H後に、メインジェット・パイロットジェットットスクリューの交換・
セッティングも行っている為、併せて載せています
ノーマルのままの人はMJ・PJは要りません。

*事前準備*
                                                  

左上から:
ステンレス六角穴付きボルト M4 x 8(長さ) x4本 と (スプリングワッシャー:あれば)
ステンレス六角穴付きボルト M4 x 15(長さ) x4本 と (スプリングワッシャー:あれば)
 → キャブについてる標準のプラスネジ、上下各4本づつ。キャブセッティング等で脱着が多くなるのでナメりにくい&取り外しが容易な穴付きボルトに変更することをおススメします
ステンレス六角穴付きボルト M5 x 10(長さ) x1
 → こちらはアクセルワイヤーエンドホルダーのブラケット固定用ネジです、キャブ脱着時に外しますのでこちらも交換しておきます
ネジ類はホームセンターで、200円もあれば揃います。
右上:
Posh PJ・MJのセット 型番:794001(廃盤ですかね?カタログにはありません)
(MJ #125 #130 #135 #140 #145 #150 PJ: #40 #45 #50 各1個)
 → こちらは入門編といった感じ。
    MJ・PJともに純正から#1番づつ5セットくらいあればいいでしょう、太いのなんて使う機会ありませんから。バイク屋で2100円。

左下:
CCAワコーズ キャブレタークリーナー 
バイク屋やホームセンターで1000円ちょいで売ってます、灯油でも代替え可能ですが臭くてしょうがないのでこれくらいは買っちゃいます
右下:
必要工具。このほかPJ抜くのにビット型のマイナスとかあると重宝します。

で、キャブ車のエストのノーマルMJ・PJは以下の通り。
エストレア標準:    メインジェット        # 122
エストレア標準:    パイロットジェット    # 35

現車で組み込み・走行してトルク感と・低回転/高回転でのスロットル状況や回転の伸びなど感覚的に条件出しを行い、プラグの焼け具合(こんがりキツネ色)を確認してゆきます
MJ・PJ交換した場合は、天候や季節などの条件をメモって置くと今後の参考になります
このブログを作ったのもこのコメントを自分用に残すために始めたものです
弄り好きじゃない方は手を加えないほうが良い部品の一つです。
                                                  

                                                  
キャブから、アクセルワイヤー2本と、ワイヤーホルダーのブラケットを外しておきます。
おまけにガソリンチューブ類もとっ払います。

その後、キャブのイン・アウト側のゴム部材からキャブをはぎ取ります、純正エアクリの箱からキャブを取るのは面倒なため、K&Nのパワフィル化をしています。
純正エアクリ箱を取る事でキャブの脱着がかなり安易化してくれます。
絵は純正時のもの。

                                                  
外したキャブ(チョーク側です)



                                                  

アクセルワイヤー側です。いい感じで汚くアルミのがわは見事な腐食っぷりです。

絵の通りスロットルアジャストスクリューは既に抜いてあります



                                                  

キャブアウト側(エンジン側):

バキュームバルブのスライド弁。見た目の通りかなり汚れています。

こちらは完全に固着しておりまったく動かない様子。ダイヤフラムがまったく機能しません。



                                                  

キャブイン側(エアクリ側:アクセル開閉でバタフライバルブはちゃんと動きます)



                                                  

インマニのご様子。あまり開けるところじゃ無いので意味無いですがパチリ。


                                                  
さっそくO/H。
フロート室側から外してきます。

以下写真は、キャブ下側のネジ4本を外し、フロートチャンバー室の蓋を外したところ。


青の四角(写真左)
で囲んだところはフロートとフロートバルブ・ピンの接続部。
中央部分に引っかかっている金属部品が、フロートバルブ。キャブのフレーム側からスライドさせると抜けます(抜く前に向きを確認しとく事。)
バルブを抜き、両サイド(青の四角の上下に通ったフロートピンを抜くと、ダイダイ色したフロートのユニットが取れます。←こちらの樹脂製?の部品は、キャブクリーナー等の薬品で溶けてしまうので洗浄は行いません。)
ちなみにフロート(ガソリン油面)のレベルは17mm(たぶん?!)
(って調整のしようが無いので、合ってないときは、フロートバルブ交換になります)
とりあえず、フロートバルブのみ洗浄するので別に置いときます。

赤の四角(写真右)のところは、パイロットアジャストスクリュー。
どん付きまで締め込み、1回転半戻した位置がイニシャルの位置。
ここは、エンジン始動時の空気量調整に使うので、キャブ組み込み後、エンジン始動させて、エンジンの回転数が一番安定するところに調整します。
こちらはマイナスで緩めていくと、アジャストスクリューと内部スプリングが取れます。スクリューにOリングが付いているので洗浄用にOリングだけ外しておきます
クリーニング後の組み付けでOリングを取り付け忘れないように。

赤の丸(写真中央左上側)のところは、メインジェット(MJ)
こちらはスパナで外します。スパナで外れる下側(メインジェットホルダー)とそこから上(メインジェット)とマイナスで緩めると分離します。
写真の通り見えてるところだけでも十分汚れています。こちらもキャブクリの対象。
後に、キャブセッティングするときもこの部品を替えてきます。
マイナスの溝のところに純正では122の刻印が入っています

青の丸(写真中央右下側)のところは、
穴の奥まったところに、パイロットジェット(PJ)があります

マイナスで緩めて抜くのですが、フツーのマイナスでは溝が深くナメり易いため脱着取り付けの際には十分注意したい個所(自分のは何度も脱着しているのでマイナスネジの溝がボロボロになっています)こちらも純正では35の刻印が入っています

                                                  
続いてバキュームバルブ側(上側)のカバー4本ネジを外します

絵は4本ネジを緩めてカバーを取ったところ。
絵に囲ったように、カバー → リターンスプリング → 樹脂製のストッパー → ニードル の順でバキュームバルブに挿入されてます。
順序を確認して抜きます。
本来バキュームバルブ(黒いゴム)の部分はスライダー部から簡単に抜けますが、自分のは完全固着してスライダーがまったく動作しなかったため、呉556でスライダをなじませて抜き取りました。

                                                  
外した金属部品達をキャブクリーナーに浸しておきます
数時間置いておくと、見た目は変わりませんが不純物等はキレイに剥がれてくれます(写真撮り忘れた)。キャブのがわはキャブクリーナーを噴霧し清掃。見事にキレイになります。
                                                  
逆の手順で組み付けていきます(写真撮り忘れた)
組み込み後、一筋縄とはいかなかったが、
久しぶりに不動車のエンジンに火が入った。
これには感動。
                                                  


                                                  
キャブセッティングメモ:

2011年7月
MJ #122 → 130
PJ #35 → 40 
始動性が極悪。低回転でカブりまくりで吹け上がりが悪い。高回転では絶好調。燃料が濃すぎ。プラグ焼け黒く湿り気味。
2011年8月
MJ #125
PJ #45 
始動性は向上したがイマイチ。吹け上がり後の回転戻りが遅いがプラグはキツネ色。
2011年9月

MJ #125


PJ #35 


始動性は向上。吹け上がり後の回転戻りが遅いがプラグはこんがりキツネ色。

もうちょい、微調整がしたいので、MJ/PJともに122~130、35~40でそろえる事に。

しばらくして、アクセル戻し時と、アイドリング時にエンジン止まるようになる。
カムのバルブのクリアランス不調による物と思われるため、キャブセッティングは一時ストップとしている。
                                                  
HinaSaraはエストのサービスマニュアルもパーツリストも持っていません
調整時の規格は適当ですので参考にしないようにお気を付け下さい
エンジンもノーマルでないので必ずしも同じ調整にしても調子が良くなるとは限りませんので、
DIYは自己責任で行ってください


ということで、次回は自作バッテリーケース作成と腐ったフロントフォークの自作鏡面化仕上げを掲載予定です。
相変わらずのアプデの遅さですが、こちらは2011年8月の実施の内容になります。
ブログ一覧 | エストレヤのレストア | 日記
Posted at 2012/10/09 19:04:15

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