YouTubeを見ていたら,海外のタイヤ比較の動画がオススメに出て来ました.
暇潰しに眺めてみるかぁ~と自動翻訳の字幕出して見ていたのですが,動画の中で「今回のテストのデータは全て公開している」というので,興味半分でリンク先に行ってみたら,ガチのタイヤテストデータでビックリしました(確かに動画中でもタイヤメーカーのテストと言っている).面白そうなので,そのデータをちょっと読み解いてみます.
まずは,その動画から(↓).
VIDEO
動画内では,以下のタイヤをテストしているようです(↓).
・Potenza RE-71RZ
・Hoosier Track Attack Pro
・Nankang Sportnex CR-S
・Vitour TEMPESTA P1
・Goodyear Eagle F1 SuperCar 3R
この中で気になるのは「71RZ」と「CR-S」でしょうか.VITOUR(ヴィッツァー)びいきの人を知っているので「P1」もちょっと気になりますね.
そして,テストデータは
コチラ .タイヤサイズは「275/35R18」に統一されており,車両はF80型の「M3(↓)」.
搭載されているエンジンは直列6気筒 3.0Lツインターボで約430PS,7速のDCTと組み合わせるFR車両なのでリアタイヤは厳しそうですね.なお,細かなスペックとしてはこんな感じだそうです(↓).
コースは,アメリカ・ユタ州にある「Utah Motorsports Campus」で,テストは全長3.5kmの「East Course」で行われたようです(↓).
まずは,「71RZ(青)」と「CR-S(赤)」のベストラップを見てみました(↓).
71RZ ・・・ 1:41.65
CR-S ・・・ 1:41.22 (-0.43秒)
全体的に「CR-S(赤)」の方が立ち上がりで早くアクセルを開けられていますね.車重が1500kg以上ある重い車両なので,硬めのタイヤである「CR-S」の方がマッチしたという事なんでしょうか? タイムも「CR-S」の方が0.4秒も速いです.
この中で1箇所だけ「CR-S(赤)」の方がトラクションが掛かっていない部分があったので,そこにフォーカスして見てみると(↓),
ここはターン6(Satisfaction)の立ち上がりのようです(↓).
この部分のタイヤ表面温度を見てみると(↓),
「CR-S(下)」の方が「71RZ(上)」より外側のタイヤが加熱しているようなので,「CR-S」は熱ダレ(オーバーヒート)てグリップが落ちたんでしょうね.ただ,ここ以外は「CR-S」の方が全体的に温度が低く(=温度が上がりにくい),それがタイムに繋がっているようなので,「CR-S」はやっぱり重量級に向いた硬めのタイヤなんだなぁ~と思いました.
こんな感じで色々読み取れてなかなか面白かったのですが,個人的に興味が湧いたのは,タイヤの推移データ(↓).
線の色は以下の通りなのですが,
LF(左前) ・・・ 青色 ※INTERNAL AIR TEMPERATUREだけデータ欠損
RF(右前) ・・・ 赤色
LR(左後) ・・・ 緑色
RR(右後) ・・・ 黄色
スケールの問題かもしれませんが,FR車両の「内圧(2段目のデータ)」って前後・左右均等に上がっていくんだなぁ~とか,FR車両なので「タイヤの表面温度(3段目のデータ)」はやはりリアタイヤの方が上がり易いんだなぁ~とか,右周りのコースなのでやっぱり右側2輪(RFとRR)の温度が上がり易いんだなぁ~とか,「タイヤの内部温度(4段目のデータ)」は「タイヤの表面温度(3段目のデータ)」と全然相関性がなく,かなり遅れて上がってくるので,冬場に「TPMS(Tire Pressure Monitoring System)」を使ってタイヤのウォームアップを推測しようと思っても効果は低いんだなぁ~とか,色々と気づきが得られました.
最後に「Vitour TEMPESTA P1」ですが(↓),
こちらのタイムは,以下の通り.
71RZ ・・・ 1:41.65
P1 ・・・ 1:41.50 (-0.15秒)
「CR-S」よりは遅いですが「71RZ」を上回るタイム.「71RZ」⇔「CR-S」の中間に位置するタイヤのようなので,ちょっと気になりますね.
以上,海外のタイヤデータの読み解きでした.
Posted at 2026/07/24 17:07:32 | |
チューニング(タイヤ編) | 日記