100v、200v、単相、3相。
色々な種類の電源がありますが、通常一般家庭の電源といえば
3線単相100vです。
電気メーターの配線を見れば2線、3線がわかります。
さて、ガレージなんか立てちゃうと、色々やりたくてガレージ内に電源が欲しくなりますね。
でも予め屋外配線まで業者さんにお願いしていればいいものの、DIYガレージなどはなかなか電源の確保は難しい。
というわけで、我が家のガレージはリールの延長コードを使い、勝手口付近の外電源より引っ張って来ています。それも大容量電流対応、30Aの30m物。
しかし、ガレージ内の電気設備が充実してくると現状ではキツいのです。
何故か・・・。(*´д`)
基本、契約アンペアが30Aだろうと50Aだろうと70Aだろうと、個別に分かれた回路は各々20Aのブレーカーが付いています。
つまり、1回路のみ使用し、ガレージ内でタコ足配線しても、すぐに容量をオーバーしてしまいます。
例えば、蛍光灯を点けた状態でコンプレッサーのスイッチが入ると蛍光灯が一瞬消える。
溶接機を使うと、蛍光灯やその他の照明が暗くなるなどの現象が発生します。
因みに配電盤の端子電圧はおおよそ98vくらい。
ガレージ内で照明を点けてコンセントの端子電圧を測ると、88vくらい。
10vも電圧降下してしまってます。
(良い子はマネしないでください)
これらを回避するためには各ブレーカーごとから配線を引っ張って来るしかありません。
ということで・・・。
2回線引っ張ってもらいました。
リールの延長コードも合わせると、
100v 2回線
そして・・・、
200v 1回線
最強の電源設備となりました。
これらに照明、コンプレッサー、電動ドリルや丸ノコ、サンダー、卓上ボール盤、そして溶接機などを分配して接続し、電圧降下を防ぎます。
因みにフルで使うと・・・、
8kw!!!
電気代が・・・。(゚д゚lll)
その前に主幹のブレーカーが落ちますね。
コンセントも

画像は100v用ですが。
日本の家庭用電気は100vの交流です。当たり前ですが・・・。
海外に行くと200v、250v交流もあります。
なんで交流なの?
大概の電気製品は機器内で直流に変換されています。
しかし、交流電気は減圧、昇圧がトランスを使って容易にできます。
そして、3線100vの場合、プラス線2本とマイナス線1本で、プラス線は交流波形が180度逆に流れています。
だからプラス線2本を組み合わせると、容易に200vができるのです。
因みにトーマス・エジソンが最初にニューヨークで電力供給をしたときは直流電気だったそうです。
では、100vと200vはどちらがいいんでしょうね?
最近では200v家電も増えてきました。
エアコンとかIHのクッキングヒーターとか。
同じ電力消費量だと100vより200vの方が流れる電流が半分で済みます。
電線の芯の径は流れる電流によりますから、200vの方が細い芯で済みますね。
そのかわり電圧が高いので被覆部の厚みは100vより厚いです。
まあ、ケーブルは基本的には耐圧600vですから同じですが。
逆に溶接機など電力を沢山使う機器は・・・、
100vで20A 2kw
200vで20A 4kw
となり、おなじ20Aでも使える電力は大きく異なります。
200vの方が圧倒的に有利ですね。
因みに3相200vは上記のモノとは全然違います。
一般家庭で使ってる人はほとんどいないでしょう。自動車修理工場とか、農家で巨大な農機具、例えば精米機とか?使ってる人ぐらいですかね。
DIYでは間違いなく不要でしょう。
単相200vの電気工事は3線100vが来ていれば容易にできます。
でも・・・・、この電気工事は有資格者しかできませんのでご注意を。
配電盤の蓋を開けるのだって、無資格者には非常に危険です。どこに電圧がかかっているのかわかりませんから。(電線だけではないので)
なんだかまとまりませんが、電気のお話でした。(´∀`*)ノ
注・知識薄なので間違いもあります。ご容赦を。
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うんちく | 日記
Posted at
2015/11/09 20:33:16