その1の最後に、スーパーカーはホントは激安なのだ。って、話で終わりました。
第1回だから、読んでくださる皆様に「お、スーパーカー一発ねらってみるかな~」って思ってもらいたいので、前向きなネタで終わりました。
で、その2の今回は、スーパーカーにまつわる数字のウソホント。について一応オンボロギーニオーナーのおだぴんの場合。ってことで話してみます。
前回のオチ「スーパーカーはホントは激安なのだ」のオチ
これは、ホントですが、ウソでもあります。(^^;)
どっちやねん。(-。-)y-゜゜゜
例えば10年の長きに渡ってスーパーカーを維持したとします。
例えば、アヴェンタの初期型が発売されてから、もう12年が経過しています。スーパーカーであっても新車購入したアヴェンタの12年後の価値というのは、新車価格から大きく下げるのです。
新車価格から下がらない、または上昇するってモデルは、SVJとかスペシャルなモデルのみ。通常は下がっちゃいますね。
でも、このブログは貧乏人による・・・ですから、新車の話をしているのではない。中古車しか買えない貧乏人のスーパーカー購入では、既に価値が下がりきっているモデルが購入モデルのターゲット。
となると、そこから下には下がらないのです。
スーパーカーは大事故車の不動車でも、高額で引き取られますからね。
なので、エンジンもかからないけど、「フェラーリ200万で買えたよ~」ってことはないのです。
つまり、スーパーカーの売却時の価格については、ある程度予測できそういう意味ではスーパーカーは激安なのだ。これは正解。
ただし、実際に10年間の長きに渡ってスーパーカーを維持したとします。
その間、トヨタカローラのようにお利口さんでいてくれると思いますか?
ランボルギーニが、フェラーリが、アストンマーチンが・・・
確かに、昔のスーパーカーに比べて格段に品質が上がっているスーパーカー。しかし、今回のターゲットとしているガヤルドやモデナの初期モデルは、やがて20年選手となる「古い車」です。
これが20年前の日本車は、今でもしっかりメンテフリーで故障もなしに働いてくれます。
はっきり言います。
イタリアンスーパーカーの品質は、めちゃ低いです。これはフェラーリスタの友達の話を聞いていても同様なので、ランボもフェラーリも大して差はないのでしょう。
とにかく、壊れます。
ちょっと、おだぴんの体験談でも書いてみます。
おだぴんがガヤルドを購入して、もうすぐ7年。7年前の世界はガヤルドどうだったか?
当時、三桁万円のランボルギーニが世の中に存在しない時代です。今では、中古車屋の最低価格が850からあるガヤルドですが。
そんな時代におだぴんは最低価格1000万以上当たり前のところ、850で個人売買同然の委託販売だされていた沖縄のパン屋の社長が乗っていたこのガヤに出会ったのでした。ホントは、もうちょい安かったモデナを探していたおだぴんです。ところが、モデナを買おうと思った予算にもうちょい頑張れば、なんとあのランボルギーニに手が届く。
いや~、かき集めました。お金をありとあらゆるところから。
そして、エイや~。購入。
そして、そのガヤの程度は・・・・
いいはずがありません(^^;)
はっきり言って、最低です。
警告灯はもちろん点灯。
エンジンからオイル漏れダダ洩れ。
超過走行。確か購入時で65000キロ。
ステアリングラックからもオイルダダ洩れ。
満身創痍とはこのこと
なけなしの金をはたいて購入したガヤルド。
それを走らせるには、故障を修理しなければなりません。細かいことは気にしない。だけど、やらねばならぬ修理はどんどん出てきます。やらねば、せっかく清水の舞台から飛び降りたおだぴんは、単に自殺しただけになりますからね。
待ちゆく人に見られたい。那覇の街をガヤルドで渋滞にはまりたい。そんな欲望を実現するために。
そして、少しずつ修理修理・・・・・・・・
で、おだぴんには、長年みんからを続けていますので、沢山のすばらしいみんともさんに出会っています。もちろんガヤルドオーナーの先輩にも恵まれました。
あるみんともさんは、ガヤルドで10万キロ走った強者。そんな友達曰く
「ガヤルドはエンジンは大丈夫だよ、でも補器類は片っ端から壊れていくよ」って言われました。
そうか~ガヤルドってエンジンだけは安心できるんだな~。補器は壊れても何とかなる。部品高いけどね(^^;)
そう思っていたら、きました~。
「エンジンが完全にぶっ壊れました~(T_T)」
エンジン壊れないっていったじゃん(;´Д`)
結局、エンジンをおろしてエンジンを完全オーバーホールしたのでした。9か月間の長期入院です。
まあ、もちろん補器類も片っ端から壊れましたけどね。
そして、ふと話を戻すと・・・
850で激安購入したガヤルドですが、この時点で修理代を加算すると悠に4桁1000万をかる~くオーバーしているのです。
そんな話をすると「だから言わんこっちゃない。そんな激安のタマに手を出すから痛い目にあうんだよ。最初から1000万オーバーの程度のいい個体買ってたら良かったでしょ」っていう人が多数いました。
これに対し、おだぴんの意見は声を大にして言いたい。
「いや、これでいいのだ。850の激安購入だから高額修理も耐えられたのです。もし1000万で購入していて、その車が高額修理食らったらどうします?1000万出したら壊れない保証あるんですか?壊れても保証されるんですか?」
少なくともガヤルドはそんなに甘くない。1000万の個体、1100万の個体。それでも容赦なく故障は襲ってきます。
1000万のガヤルドを無理して購入していたら、今の自分はありませんから。それだけカツカツのオンボロギーニライフを満喫しているのです。
話が自分のことで熱くなってしまいました(^^;)
まあ、今日のネタに戻すと、スーパーカーは激安だけど、維持するということは普通の車みたいに壊れないことは少なく(特に貧乏人の激安物件は特に)故障と付き合いながらの維持になるのです。
故障した時の懐のえぐり方は、まさに「暴れ牛」です。それがランボルギーニ。
多分フェラーリも同様だと思います。「暴れ馬」になるだけで大差ないと思います。
そろそろ、第2話もおひらきにしようかと思いますが、こんな状態で話を締めくくると「誰が買うねん!」ってなりますよね。
最後に希望の光のネタについて書いて締めくくります。
おだぴんのガヤルドですが、前述の9か月にも及ぶ大修理を経て、
今や全然壊れません。どこかで、とことんまで修理するとホントに全然壊れなくなります。
逆に言えば、走行距離とかもギンギンに走っていても、とことん修理しまくって大修理を経ている個体って、意外にも壊れないかもしれません。
少なくともおだぴんのガヤは調子いいですから。
それより、怖いのは走行距離も少なくほとんど乗られていない。更には、エンジン関連部品も純正のまま。乗らないので故障も明らかになっていないだけの綺麗な個体。これって爆弾抱えていると思いますけどね~。
ホース類、プラスティック部品類。日本車じゃ~考えられないほどの低品質ですから。エンジンの熱で、ホース類はすべてカチカチ。柔軟性はなくなり触れば「パキっ」と折れたり割れたり。それがイタリアン品質です。
なら、中古のガヤルドなり、スーパーカー購入したら事前にホース類ゴム類、全部交換すればいいね。って。
そんなに甘くないんだな~。この世界(-。-)y-゜゜゜
次に続く