びぎな～のブログ一覧

先月末から進めていたシートの補修が、漸く完了しました。
休日だけの作業でしたので、3週間掛かりました。

今日は朝から、背面センターのウレタンにウレタンフォームを貼り付ける
作業から開始しました。
背面センターのウレタンは、形状が単純ですので、他の部分に比べ、一番簡単に
進めることができました。
補修が完了しましたので、表皮をウレタンに被せて行きます。

表皮の中央に、横方向に４本の溝が有ります。
この裏側にはビニール被膜した針金が仕込まれています。
針金とウレタンを結束することで、表皮の浮きを防止しています。

画像では分かり難いですが、ウレタン側にも針金が仕込まれていて、針金に４個の
樹脂クリップが取り付けられています。


表皮の針金を、ウレタンのクリップに留めて行きます。


次は、表皮をウレタン裏に巻き込んで、巻き込んだ表皮を両面テープと
タッカーを使用し、ウレタンに固定します。

レカロは、特殊な形状のタッカーを使用していました。
同様のタッカーを準備できませんでしたので、両面テープを使用することで
密着度を高めることにしました。

背面は完成しました。


次は、座面ウレタンに表皮を被せます。

座面ウレタンにも、一か所針金が仕込まれています。
背面同様に、表皮にもビニール被膜をした針金が仕込まれています。
二方の針金を、C型の針金で結束します。

これが一番難易度が高い作業でした。

ラジオペンチを使用し、C型クリップにて表皮とウレタンを結束します。

座面も背面センター同様に、裏側は両面テープとタッカーにて表皮を
固定します。

座面の組立てが完了しました。


背面と座面を組み立てて、完成です。

このあと、助手席のシートを入れ替えました。

次は、LSを分解していきます。


LSの背面は、サイド部の表皮とセンター部の表皮を非分解式のファスナーで
結合してあります。

このファスナーを、どう扱えば良いのかが分からず、本日の作業は中断しました。
ちょっと調査が必要ですね。

今回、シート一脚を補修するのに、ボンド２本、ウレタンフォーム９００㎜×
２０００㎜を使用しました。
予想以上にウレタンフォームを沢山使用しました。
ウレタンフォームを追加手配して、次の作業を進めます。

昨日、そして今日、とても良い天気でした。
この天気を利用して、シート表皮の洗濯を行いました。

昨日は有給休暇消化日でしたので、朝からシート表皮を洗剤に4時間ほど
浸けておきました。


午後からは、揉み洗いと濯ぎを行いました。

噂には聞いていましたが、凄い汚れでした。
２６年分の汚れを、綺麗に洗い流しました。

日陰になる所で、干しておきました。


今朝、乾燥状態を確認すると、背面及び座面のサイド部の表皮は乾いていました。
センター部も、かなり乾いていましたので、予定を繰り上げて、サイド部を
シートフレームに組んでみました。

予定では、乾燥に３日ほど掛かると思っていました。

表皮に固定用の針金を通し、シートフレームに組みます。


シート背面のサイド部は完成しました。

この後に、座面のサイド部も組み上げました。

背面センター部にトリコット付きウレタンフォームを貼り付けたところで、
今日の作業は終了しました。

明日は、座面センター部にトリコット付きウレタンフォームを貼り付け、
表皮を被せ、シートに組んだら完成です。
明日も、作業は続きます。
(^_^)/

先週に引き続き、今週もシートのウレタン補修を行っていました。
今週は、シート背面の肩及びサイドサポート部の補修です。

シート背面部は、ウレタンの加水分解が進んでいました。
先週、ボンドを塗布し、表面に被膜を作る作業をしていました。


今週は、表面にウレタンフォームの貼り付けを行いました。
まずは、表面を均す為に、ベルトサンダーにて軽く削ります。


次に、型紙を作ります。

ウレタンフォームに、型紙を当てて裁断します。

ウレタンフォームを、シートのウレタンに貼り付けます。

加水分解により、ウレタンが痩せた部分には、ウレタンフォームを数枚重ね
肉盛りを行います。

全体に、ウレタンフォームを貼り付けます。




サイドサポート部も、表面を均し、ウレタンフォームを貼り付けます。


サイドサポートも、肉盛りを行います。


全体に、ウレタンフォームを貼り付けます。


今週の作業は、ここまでです。
来週は、背面及び座面センター部にウレタンフォームを貼り付けます。

先週に引き続き、シートのオーバーホール作業を進めていました。
先週から加水分解したウレタンを、どうやって補修するかを考えていました。
まずは、これ以上加水分解が進まないように処理をする必要が有ります。
考えた結果、表面をボンドで固めてしまう方法を試してみました。

背面の肩部分と、サイドサポート部分のウレタンにボンドを塗り込みます。






「セメダインスーパーエックス」を２本使い切り、補修を行いました。
この状態で、接着剤を時間を掛けて乾燥させることにより、表面の強度を
上げます。
乾燥後は、加水分解により痩せてしました部分に、肉盛りを行います。

次は、座面サイドの補修作業を進めます。
座面サイドのウレタンは、加水分解していませんでしたので、
表面に生地を貼り、加水分解対策を行います。

「トリコット付きウレタンフォーム」という素材を貼ります。

貼り付けが完了しました。

生地の裏がシールになっています。
不器用な私には、難易度が高い作業でした。

今週の作業は、ここまでで終了です。