我が家にR2がやって来てから1年が経過した。どうしても、スプレッドウインググリルを廃止してしまった後期型の没個性的なフロントマスクが気に入らず、更にボディ色もイエローでDOHCエンジンを搭載した"R"グレードに限定してスバルの純正中古を中心に探していたら、香川県の高松で1台だけあった。社用車で使われていたクルマで走行距離は0.6万キロという出物だったので、即刻飛行機で高松まで見に行って買ったクルマ。更に、納車は陸送ではなく高松から埼玉まで自走して連れ帰ってきたクルマだから思い入れもヒトシオです。残念ながら、スバルは軽自動車ビジネスからの撤退を発表したが決してクルマそのものの出来が悪いわけではない。むしろ、その独創性とこだわりから来る高コスト体質が利益を薄くしていたのだろう。またプレオから世代交代するに当たり、R2はワゴンR等のトールワゴン勢との直接対決を避け、日常生活において必要充分な空間を確保しつつ、スタイリッシュなパーソナルカーを目指した意欲作ではあったが、想像以上にユーザーは保守的であり、歓迎されたのはスタイリッシュ路線ではなくタントのような空間追求型だった。三菱i(アイ)やダイハツ・ソニカのセールスが低調に推移しているのも同様の理由だろう。しかし、三菱にはeKワゴンがあり、ダイハツにはムーヴがあるものの、スバルは時代遅れになっていたプレオの継続生産で走ってしまったことが痛かった。慌ててステラを出したところで急場しのぎ的な煮詰めの甘さはいかんともし難く、万事休す。つくづく、ステラとR2の順番が反対だったら...と悔やまれる。親バカかもしれないが、スタイリングは三菱i(アイ)と並んで現行の軽自動車の中では頭抜けている。軽自動車であると言うことにコンプレックスを感じさせない傑作だと思っている。出来の良いCVTと軽自動車としては贅沢な4気筒エンジンのお陰で燃費も文句なしに自慢できる。お陰で今年の異常なガソリン価格高騰も涼しい顔で乗り切ることが出来た。4輪独立サスが奢られた事で、軽自動車としては望外なフラット感と直進安定性が楽しめるのも美点だろう。あえてネガティブなポイントを指摘するならば、スタイリング優先によって生じた見切りの悪さ。これもR2のセールスを落とした要因と言われている。
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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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