![[マイナーチェンジ]マツダ・CX-5 SKYACTIV-G 2.5を追加。 [マイナーチェンジ]マツダ・CX-5 SKYACTIV-G 2.5を追加。](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/031/193/821/31193821/p1m.jpg?ct=cc616503aea7)
マツダは「CX-5」をマイナーチェンジした。「CX-5」は2012年2月に登場し、日本国内の販売目標を1000台/月に設定したが、計画を大幅に上回り国内SUV市場で2012年の販売台数は「エクストレイル」等を抑えて1位となり、2013年も現在のところ1位をキープしている。「アテンザ」も「CX-5」程では無いにせよ、販売は好調の様で、マツダの財務状況も一時期の危機を脱した様だ。
今回の「CX-5」に施された商品改良メニューについて、一番の目玉は2.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5」を追加した事。既に「アテンザ」で日本でもデビューを果たしているエンジンである。これまで、「SKYACTIV-G 2.0」でFF/AWDの双方をラインナップしていたが、今回「SKYACTIV-G 2.0」は設定が縮小されベーシックシリーズのFFモデルに限られる設定となった。「SKYACTIV-G 2.5」の出力は184PS/5,700rpm 25.0kg-m/4,000rpm(AWD) を発揮する。
パワーユニット以外にも、細かい改良が施された。より上質かつ洗練された乗り心地を実現するために、新構造のリアダンパーを装備した。また、ATシフトレバー、およびシフトベースデザインの変更、シフトブーツの装備による質感の向上を実施した(写真左上)。その他、ボディカラーを変更している。2つの新色「ディープクリスタルブルーマイカ」「ブルーリフレックスマイカ」を採用し、全8色に変更した。
ガソリンエンジン車にも19インチアルミホイールを設定(「Lパッケージ」に標準装備。「20S」「25S」にオプション設定)し、アルミホイールの塗装をより深みのあるシルバー色に変更している。
安全装備についても、話題の衝突回避支援システム「スマート・シティ・ブレーキ・サポート(SCBS)」を全車に標準装備した事は大きなニュース。更に「ハイビーム・コントロール・システム(HBC)」と「車線逸脱警報システム(LDWS)」をオプション設定した(「25S Lパッケージ」「XD Lパッケージ」)。後方からの接近車両を知らせる「リア・ビークル・モニタリングシステム(RVM)」の性能を向上し、作動する速度を、約30km/h以上から約15km/h以上へ変更し幅広い速度域に対応した。
相変わらず、手ごろな価格に加え、ギッシリ詰まった装備内容とマツダならではのスタイリッシュなデザイン。まぁ売れて当然のクルマである。個人的には、ダウンサイジングの時代に「SKYACTIV-G 2.5」を追加する事には素直に賛同出来ない気持ちもあるが、「SKYACTIV-G 2.0」ではクリーンディーゼル「SKYACTIV-D 2.2」の圧倒的なパワーと比較しバランスが悪かったのは事実だろう。今回も6MTの追加が見送られた事は残念。「アテンザ」で6MTのセールスは順調と聞くから、設定を期待していた。まぁそれはまもなく登場する新型「アクセラ」に期待しておこう。「CX-5」はボディサイズが大きく、マイカーとして検討するには躊躇がある。噂ではよりコンパクトな「CX-3」の開発が進んでいるとか。ホンダも新型「フィット」ベースのSUVを発売予定と言うから、来年以降コンパクトなSUVがブームになるかもしれない。
「CX-5」はクリーンディーゼル「SKYACTIV-D 2.2」を搭載したモデルに話題が集中してしまうが、「SKYACTIV-G 2.0」を搭載するベースモデルが物凄くお買い得だと思う。ベースモデルの「20C」205万円でも、欲しい装備は一通り揃っている。「20S」220万円なら充分過ぎる内容だ。冬期間にAWDを必要としないならば、こんな選択もクレバーではないか。
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2013/09/23 00:38:06