![[フルモデルチェンジ]ホンダ・NSX 26年ぶりのにフルモデルチェンジ [フルモデルチェンジ]ホンダ・NSX 26年ぶりのにフルモデルチェンジ](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/038/563/882/38563882/p1m.jpg?ct=f4b6d5b69410)
ホンダはスポーツモデル「NSX」を26年ぶりにフルモデルチェンジした。8月25日(木)より購入申込み受付を開始し、2017年2月27日(月)より正式な発売となる。
価格は約1800万円という事前の噂を大きく上回る2370万円(税込)。消費税だけでも約175万円にも達するお買い物である。
初代「NSX」は1990年9月の登場時で800万円(税抜)。最終モデルとなる2003年10月時点の「NSX-R」で1195.7万円(税抜)であったから、ザッと2~3倍の価格になっている。まぁ新型「NSX」の価格が適正なのかどうかは、買える方が判断すれば良いことであり、買える可能性のない凡人はとやかく言うべきではない。初代「NSX」は現在でも中古車市場では比較的高い水準で取引されており、相対的に見ればお買い得だったと言えるのかもしれないのだから。
新型「NSX」の国内販売予定台数は100台(初年度)であり、欲しい人にとっては狭き門になるかもしれない。スーパーカーの世界では年々強力で贅沢なモデルが追加され、全般的に価格は上がっていくもの。日産「GT-R」だって、2007年の登場時はベースモデルが777万円であったが、現在は「Pure Edition」がギリギリ1000万円を切る996万円へ跳ね上がっている。(性能的に言えば、ライバルとの比較で格安と言えるが....)
新型「NSX」のスペック等詳細は書かないが、お披露目されてから発売に至るまでの時間がかかりすぎて、新鮮味が失われているのが惜しい。ホンダに限った事ではないが、近年の日本メーカーは開発が遅い。そしてモデル・グレード展開が下手。リスクを恐れるのも判るのだが、守ってばかりでは先を行く欧米のブランドメーカーに勝てるはずはない。
ホンダに期待したいのは、今度こそ「NSX」をキチンと丁寧に絶え間なく進化させ、次の世代へ繋いで欲しい。景気動向に左右されて簡単に生産を止めてしまうような醜態は二度と晒すべきではない。スポーツカーに大切なのは性能だけではなく、継続してきた歴史や文化である。過去のホンダが最も苦手としている部分だけに心配である。
そして、国内では「S660」と「NSX」の間で一般ユーザーが頑張れば手の届くスポーツモデルを期待したい。それが「S2000」の後継モデルかどうかは判らないが、久し振りに胸のすくようなホンダのツインカムサウンドを聴かせてほしいものだ。


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2016/09/18 23:50:46