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2021年03月06日

[156万円の大幅値下げ]テスラ「モデル 3」が突如の価格改定。429万円~

[156万円の大幅値下げ]テスラ「モデル 3」が突如の価格改定。429万円~ EV専業メーカー「テスラ」の現時点におけるエントリーモデル「モデル 3」が2月17日に突如として大幅な値下げを実施した。
従来は511万円だったスタンダードレンジ プラス(55Kwh/シングルモーター)が-82万円の429万円に。655万円だったロングレンジ(75Kwh/デュアルモーター)は-156万円の499万円へ価格が改定された。
一方、最上級モデルのパフォーマンス(75Kwh/デュアルモーター)は717万円で変更が無かった。
値下げ効果は絶大のようで、かなりの注文が入っているとか。令和3年度には電気自動車・燃料電池自動車等に対する補助金(国・都道府県・市町村...)が増額されることが決定しており、これらの補助金を申請すると、住んでいる自治体次第では100万円を超える事もあるようだ。詳細はこのあたりを見ると解りやすく書かれているので参照願いたい。
補助金はさて置くとしても、未来のクルマと思っていた「テスラ」が随分と身近な価格帯になってきたのは間違いないだろう。
但し、意味も仕掛けもなく大幅に値下げされるなんて美味い話はなく、生産国が米国から中国(上海ギガファクトリー)へ変更されたことや、バッテリーがより低コストな「LFPバッテリー」に変更された事でコストダウンが実現された模様。
(中国製=品質が低いとの解釈は正しくないが、全く同じ製品が単純に値下げされたのではない事は理解する必要がある。)今回値下げの対象にならなかった最上級モデルの「パフォーマンス」は当面北米生産モデルが継続輸入されるらしい。
「テスラ」は基本的にWebでの正価販売が前提で、ストア(サービス拠点も併設)も日本国内に4拠点(東京・川崎・名古屋・大阪)しかない。トヨタのように全国津々浦々のお店で手厚いアフターが受けられる類のクルマとは全く違うコンセプトの商品であることも興味深い。
雑誌等ではテスラ「モデル 3」が値下げされたことで、国内EV勢の販売にも大きな影響が出ると騒ぎ立てている。確かに、現時点でEVに手を出せる「アーリーアダプター」的な顧客層には刺激的なニュースだったろうね。
少なくとも世界に先駆けて2010年に登場し、時間的なアドバンテージを有していたハズの日産「リーフ」は進化が遅く、現在でもバッテリー温度管理機能を持たず劣化問題を解決していない。デザイン的な魅力にも乏しいから今後のセールスは厳しいだろう。2021年中頃発売予定の「アリア」が出たら「リーフ」はモデル廃止で良いのかもしれない。(「アリア」はバッテリーの温度管理機能が搭載される)
テスラ「モデル 3」は比較的大容量のバッテリー(55~75Kwh)を搭載するが、テスラ社が独自設置する高速大容量の充電器「スーパーチャージャー」を利用することで急速充電を可能にする。(最大出力が250kWも出せる機種がある)国内で普及するCHAdeMO(チャデモ)を使うにはアダプターを介した接続で可能だが、充電器の出力が低い(20~50kwh位が大半)から、充電時間はおのずと長くなる。
残念ながら、北海道には「テスラ」のショールームはおろか「スーパーチャージャー」も全く存在しない。現時点で「テスラ」を北海道で所有するのはかなりハードルが高いと言わざるを得ない。(たまに札幌市内で「モデルX」を目撃するから、この状況下でも所有される方は居るようだ。)
私はマンション暮らしのため、自宅に充電設備を置くことが難しい。もし一軒家に住んでいたら確実に札幌近郊の移動と蓄電池としてEVを所有していたと思うだけに悔しいのが本音。
しかし、北海道の広大な土地面積に対し、日産/三菱の販売店に設置された急速充電器を除くと、かなり脆弱な充電網であり、「テスラ」に乗って道内を縦横無尽に走り回るのは結構ハードルが高そうだ。
「NCS(日本充電サービス)」から事業承継した「e-Mobility Power」が(一番下図)、可住地域における急速充電器の普及状況を公開しているが、北海道の普及率が突出して低いことが判る。
日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)等の充電カードを作れば、テスラを含む他社EVでも日産販売店の充電器が利用可能だが、現実論として充電中に「リーフ」が来ると何とも気まずい空気になるらしい...。(ときにはトラブルにも)
もし将来的に、日産販売店の充電器は「日産/三菱車専用」と一方的にルール変更されたら他社EV所有者は困るでしょうね。流石に利用禁止はなくとも、他社EVは充電1回(30分)で1500~2000円なんて価格設定にすることは充分考えられる。
近い将来、日産/三菱から軽自動車版のEVが販売されれば、それなりの台数が走り出すことは間違いないから、充電器の争奪戦が始まる可能性がある。これからは日産/三菱の販売店に頼らずとも持続可能な高出力な充電網を作る必要がある。
個人的には、ホンダ・マツダ・トヨタ(レクサス含)がEVを少量ながらも販売をスタートしているが、充電設備への投資には後ろ向きな印象がある。自社の顧客が日産の販売店で充電することに問題を感じないのだろうかと甚だ疑問である。
まぁ難しい問題はいずれ専門家が解決してくれることを期待しつつ、機会があれば是非テスラのクルマに乗ってみたい。楽しいクルマであれば、ガソリンでも電気でもOK。そういう柔軟性は持っていたいね。



急速充電器の普及状況株式会社e-Mobility Power
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Posted at 2021/03/06 15:47:05

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この記事へのコメント

2021年3月6日 18:16
テスラ、なかなかカッコイイと思います。

確か1500万ぐらいのテスラが私の試乗した車での最高額です。
コメントへの返答
2021年3月6日 19:25
ボディサイスがかなり大きなクルマですから、デザインにも寸法が使えている感じはしますよね。
個人的にセダンは嫌いなので、もう少しコンパクトなハッチバックが出て欲しいです。噂の「モデル2」に期待です。

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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