![[試乗インプレッション]レクサス・IS250 [試乗インプレッション]レクサス・IS250](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/carlife/images/UserDiary/10412255/p1m.jpg?ct=8bbd4efc0f7e)
マイナーチェンジ後のレクサスISに試乗した。レクサスISに試乗したのは
2005年10月だったから3年が経過した。マイナー後モデルでどの程度改良や熟成が進んだのか、試してみたかった。今回、試乗したグレードはIS250のベースモデル。特にメーカーOPも装着されていない素のモデルで価格は399万円(6AT)。メーカーのリリース文を読むと「スポーツセダンとしての本質を一段と高めるべく、操縦性・走行安定性、乗り心地、静粛性をさらに磨き上げている。」とあるが、具体的にどの部分を改良したか書かれていない。エクステリアでは、フロントグリル、フロント・リヤバンパー、リヤコンビランプ、アルミホイールの意匠変更、LEDサイドターンランプ付ドアミラーの採用が相違点だが、よほど詳しく見ていかないとその差は判らない。リヤコンビランプのデザインはイマイチかな。結論から言えば、初期モデルと比較すると随分と熟成が進んだようで、チグハグだった乗り味がスッキリと筋が通ったモノになっていた。まず、とてもプレミアム(?)なクルマとは思えなかった電動パワステのフィーリングも随分と自然なモノになっていた。堅いというよりは「固めただけ」と言う雰囲気でマンホールなどの段差でドタバタ感を露呈していた足回りも随分しなやかに動くようになった。個人的にはランフラットタイヤを履くBMW320iよりマイナー後のIS250の方が好みだ。(正確に比較するならば、BMW325i/535万円と比べるべきなんだろうが、325iは未経験)相変わらず「薄味」で215psもある様には感じないエンジンだが、非力感がある訳ではなく1570kgのボディには充分。やみくもに静かにするのではなく、静かな中にもエンジンのビート感が味わえるようになるとクルマを運転しているという実感が増すのではないか。以前試乗したときは正直、価格相応の内容に達していないと思ったがようやく価格相応になって来たのではないか。(バックモニター付のカーナビや安全装備などが全て標準である事も考慮すると)しかし、最新のセダンとしてみれば明らかにパッケージングは古臭いし、やたらとスイッチが多く田舎臭いインパネなどマイナーではどうしようもない瑕疵もある。まだ3年くらいは現行モデルが継続販売されるのだろうが、トヨタは何か対策を考えないとズルズルとライバル達に埋もれてしまう。不思議なことに、レクサスは(日本では)IS/GS/LSとセダンばかりラインナップしている。もし、ISがBMWの3シリーズをライバル視するのならば、セダンの他に最低でもクーペ・カブリオレ・ワゴンのボディタイプは必要だろう。噂ではISのメタルトップのコンバチが開発中らしいが、思いっきり遅すぎる。GSにもワゴンがあれば魅力は倍増していただろうに。レクサスは「
レクサストータルケア」に代表されるように、ハードウェアだけではなく、ソフトウェアなサービスに注力している。これからの高齢化社会にはこうしたサービスもプレミアムブランドには不可欠になるだろう。全車ハイブリッドになった時がレクサスの本領発揮なのかな。

Posted at 2008/09/26 19:41:46 | |
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