スバルはインプレッサWRX STIに一部改良を施すとともに、「WRX STI A-Line」を追加設定した。新たに追加設定する「WRX STI A-Line」は、WRX STIのシャシー、ボディなどの基本コンポーネントはそのままに、専用2.5LターボエンジンとスポーツシフトE-5ATを搭載。エンジンは先日アウトバックの特別仕様車「2.5XT」に搭載されたエンジンと基本的には同じ。(チューニングは違う) シングルスクロールタイプのターボチャージャーを採用し、2,800回転から最大トルク35.7kg-mを発生するフラットなトルク特性を実現。吸排気バルブの開閉タイミングを連続的にコントロールするデュアルAVCS(アクティブバルブコントロールシステム)や吸気の流れをコントロールして燃焼効率を高めるTGV(タンブルジェネレーテッドバルブ)を採用。ミッションは5ATのみで、2.0Lターボの6MTと性格分けをした。しかも、驚くべき事に価格がリーズナブル。315万円(税込)はかなりのバーゲンプライス。従来からあった非WRX系のスポーティーグレード「2.0GT」が262.5万円(AWD/4AT)で2.0Lターボ(250ps/6000rpm 34.0kg-m/2400rpm)だったのに対し、+52.5万円で300ps/6200rpm 35.7kg-m/2800-6000rpmを発揮する。ミッションも4AT→5ATにアップグレードされ、STI化に伴う各種追加装備を考えれば断然「WRX STI A-Line」がお買い得だろう。ただ、個人的には1490kgもあるヘビーな車重はもう少し軽くできないものかと残念な部分ではある。私も元インプレッサSTIユーザーとして、「WRX STI A-Line」のデビューは正しいと思う。ハイパワーなクルマの楽しさはよく知っているが、やはり歳と共にコンペティションな雰囲気を前面に押し出した車は気恥ずかしさすら感じる。「WRX STI A-Line」は私も含め以前(若い頃に)インプレッサやランエボで走り回ったおじさん達が少し落ち着きながらも、たまには熱い走りを楽しみたい...そんなクルマなのかも知れない。まぁ私はS2000を保有していることからも判ると思うが、まだ落ち着いてはいないつもりだが。(運転そのものはかなり落ち着きましたけどね)独身者ならいざ知らず、家族の都合も考えるとMT車は難しいというユーザーも多いだろうし、大人向けのSTIシリーズは今後も熟成していって欲しいところです。本当はDCT(VWで言うところのDSG)がスバルにも欲しいところですが、そんな余裕はないだろうな....。トヨタと共同開発してください。

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急転のクルマ選び〈続編〉 カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2025/09/02 07:53:25 |
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