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2010年05月16日 イイね!

[掘り出しモノ発見]日産・マーチ 「14e」

[掘り出しモノ発見]日産・マーチ 「14e」まもなく、日産マーチが4代目へフルモデルチェンジを実施する。現行型の3代目マーチは、発売は2002年2月だったから、既に9年目へ突入した長寿モデル。マーチは歴代長寿で、初代は1982年の発売だから28年もかかってようやく4代目の登場である。それにしても現行マーチは今になっても古臭さを感じさせず、スタイリングについては稀に見る傑作車だった(先代キューブも)。むしろ生産が終わってしまう事が残念。現行モデルを低価格需要向けに併売する様な事は出来ないものだろうか。次期モデルは日本で生産をせず、タイへ集約すると言うし....。最近タイは政情不安だがマーチの生産は大丈夫なのだろうか。
さて、間もなく旧型となる3代目マーチについて、今一度振り返っておこうと当時のカタログ等を読み返して見たところ、驚愕の事実を発見した。
2002年2月の新車発表時から2005年8月まで販売されていた「前期型」のトップグレードである「14e」はなんと、「運転席・助手席SRSサイドエアバッグ」と「SRSカーテンエアバッグ」を含む6エアバッグが標準装備だったのだ。これには驚きました。まさか、2002年の時点で日産が6エアバッグをトップグレードのみとはいえ、マーチクラスで標準装着を実現していたなんて.....。当時「14e」の価格は138.6万円(税込)。エンジンはCR14DEで98ps/5600rpm 14.0kg-m/3200rpmを発揮し、ミッションは4AT。10.15モード値は18.4km/Lだった。さすがトップグレード。オートライトやインテリジェントキーなどの豪華装備が与えられており、今見てもリーズナブルな内容だった。当時の記憶を蘇らせると電動パワステのセッティングがかなり下手糞で、ステアリングに伝わるフィードバックが無く不安を感じた印象が強く残っているが、今や日産の純正中古車で「14e」指名で探しても30~50万円の間で豊富に程度の良さそうなタマが選べる様だ。低価格でも安全装備にはコダワリたいとなれば「14e」はかなり美味しい選択だろう。
マーチは2005年8月に中期型へ移行。このタイミングで1.4Lエンジンはe-4WDのみに残され、2WD車は1.5L+エクストロニックCVTに変わった。残念ながらこの時に「14e」では装備されていた6エアバッグは標準装備品から落とされ、全車メーカーOP設定へ格下げとなってしまった。個人的にはスッキリとした中期型のスタイリングが一番好みなんだが、中古車になってしまうと後期型との価格差が少なく、イマイチ選びにくい気がする。
それ以外に注目すべきは、2007年11月に後期モデルの特別仕様車として「25th Happiness+Safety」と言うモデルが発売されている。これは「マーチ」の発売25周年を記念したモデルで、「運転席・助手席SRSサイドエアバッグ」「SRSカーテンエアバッグ」「キセノンヘッドランプ」「スクエアインテリアパッケージ」「本革巻3本スポークステアリング」等が特別装備された。価格は1.2Lの「12S 25th Happiness+Safety」が131.5万円だった。売れ行きがイマイチだったのか、この限定車を中古で探すのは結構難しいようだが。
次期型の「マーチ」はどんなモデルに仕上がっているのか。タイで生産するからには、安全装備のレベルをわざわざ「日本仕様」として落としたりせず、欧州市場と同等レベルで入れて欲しいものだが、実際には色々省かれてしまうだろうな....。(正確に言えば、欧州向けはインドで生産。その他タイ、中国およびメキシコで生産される予定だ)

↓前期型(2002.02-2005.08) 今回はこのモデルが話題。

↓中期型(2005.08-2007.06) 1.4L→1.5Lにエンジンを変更した。スタイルもスッキリした。

↓後期型(2007.06- ) グリルがクロームで縁取られたのが特徴。

↓次期型。6月~7月には発表される予定とか。
Posted at 2010/05/16 22:29:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ
2010年05月16日 イイね!

[欧州市場での販売を中止]マツダ・RX-8

[欧州市場での販売を中止]マツダ・RX-8マツダはRX-8の欧州市場における販売を終了する。その理由は新たに施行される排ガス規制「ユーロ5」に適応出来ない為と言う事だ。北米と日本での販売は継続されるとのこと。RX-8は2003年4月にデビューしているから、モデルライフは既に8年目に突入している。未だにそのスタイリングは魅力を失っていないし、ロータリーエンジンの独特なフィーリングはやはりオリジナリティが高く、マツダの誇りでもある。しかしセールスは決して順調とは言えず、環境問題がクローズアップされる中で、どうしても燃費にはハンデを抱えるロータリーエンジンは苦戦を強いられている。燃費についてもう少し見て行くと、マツダはロータリーエンジンをたった1社でコツコツと進化させてきた。その努力の結果として「e-燃費.com」の最新データによれば、RX-8の平均燃費はMT車が7.9km/LでAT車でも7.2kmと決して非常識な程悪い訳ではない(イメージとしては4km/L位しか走らない様な...)。さりとて、現行モデルの中で250馬力に満たないNAエンジンとしては決して褒められた数字ではないのも事実。(e-燃費.com : 現行R35 GT-Rが6.8km/L 現行スカイラインクーペが7.7km/L)
RX-8が263万円~と言うバーゲンプライスで買える事を考えれば、多少燃費が悪くても乗ってみる価値は大いにあると思うが、私自身も2008年のS2000購入時に最後まで悩んだ末にRX-8を落選にしている。もちろん燃費に対するネガティブイメージが全く無かったかと言えば嘘になる。
マツダは次世代のロータリーエンジンとして「16X」というユニットを2007年の東京モーターショーで発表している。次世代RENESIS「16X」は、熱効率の向上と全域トルクアップを目指してトロコイド形状などディメンションを全面変更し、ロングストローク化すると同時に、排気量を1600cc(800cc×2)に拡大。それに加え、水素ロータリーエンジンで採用した直噴システムとアルミサイドハウジングの採用などにより、小型で軽量というロータリーエンジンの特長のさらなる進化に取り組んだユニットと説明されている。また、2008年6月には「マツダのCO2排出量削減に向けた取り組みについて」の発表の中で、「新型ガソリンロータリーエンジン16X」を2010年代初頭に市場導入する計画と発表している。
しかし世界金融危機やガソリンの高騰問題以降、自動車メーカーの置かれる環境は大きく変化している。マツダも昨年の東京モーターショーでは環境・出力性能を飛躍的に高めた次世代エンジンとして「マツダ SKY-G(ガソリン)」と「マツダ SKY-D(ディーゼル)」を発表。2011~2012年にはこのパワートレーンを採用した新型車を発売するとしている。残念ながら、この中に「ロータリーエンジン」に関する記述は無かった。
しかし、面白いことにアウディは今年のジュネーブモーターショーで発表した「A1 e-tron」では、発電機用途の小型ロータリーエンジンを「レンジエクステンダー」として搭載し、EV走行をするらしい。254ccのシングルローターエンジンを5000rpm程度の一定回転数で運転する事で高効率な発電を実現する。エンジン本体の他、発電機、吸排気システムなどを加えたシステム重量はわずかに70kg。出力は15kWを発揮する。御存知のように、ロータリーエンジンの元祖はドイツ・NSU社であり、現在はアウディになっている。マツダも水素ロータリーエンジンで発電し、EV走行をする「プレマシー ハイドロジェンRE ハイブリッド」を発表済み。使い方によってはロータリーエンジンに未来が無い訳ではない。今後EVの普及に向けて、航続距離を伸ばすためには「バッテリー切れ」の際に補助発電機として小型のロータリーエンジンが普及していくのか。その時には、マツダの永年コツコツと蓄積してきたノウハウがビジネスとして花開くのも面白いではないか。苦労は報われなければならない。
いずれにしてもガソリンを燃焼し、純粋に動力源としてロータリーエンジンを楽しめるクルマはもしかしたら「RX-8」が最後になるのかもしれない。後悔しないためにも、今のうちに状況が許すのであれば乗っておくべきクルマなのかもしれない。

Posted at 2010/05/16 02:02:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | クルマ

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「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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