![[フルモデルチェンジ]スバル・インプレッサ 新プラットホームの第一弾 [フルモデルチェンジ]スバル・インプレッサ 新プラットホームの第一弾](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/037/566/283/37566283/p1m.jpg?ct=b7e5948ed654)
スバルはNYオートショーで五代目となる次期「インプレッサ」を発表した。現時点では「5Door」「Sedan」と呼んでいて、「スポーツ」「G4」といったサブネームは表記されていない。
新型「インプレッサ」については、四つの特徴があるとスバルは説明している。まずは、新プラットフォーム“SUBARU GLOBAL PLATFORM”を初採用し、安全性能・走行性能を飛躍的に進化させたこと。次に、スバル新デザインフィロソフィー“DYNAMIC × SOLID”を全面採用すると共に、内外装の質感を大幅向上させたこと。そして、アイサイトに加え、後退時自動ブレーキシステム等、独自の運転支援技術を採用し、優れた予防安全性能を追求したこと。最後に新開発となる2.0L水平対向直噴エンジンを核としたシンメトリカルAWDシステムを全車標準搭載した事の四点。
正直、スバルが胸を張って語るほど、そんなにカッコいい訳でもないな...と割と冷めた感想を持っているのだが、如何だろうか。最近のスバルは完全な北米一本足打法なので、あちらの好みにジャストミートさせたのならばそれで良いが。やはり、本命は「XV」かもしれない。細かい話で恐縮だが、個人的にAピラーに三角窓が着くデザインは(ミニバンならともかく)見苦しく、未熟に感じる。
ボディサイズはセダンが全長4625mm全幅1777mm全高1455mm。5ドアハッチが全長4460mm全幅1777mm全高1455mmで、ホイルベースは共通の2670 mm。全長・全幅共に現行モデルよりサイズアップとなっている。
エンジンは新開発のFB20型 2.0L 水平対向4気筒 直噴 DOHC(NA)で、ミッションはリニアトロニック(CVT)。全車AWDとなるようだ。日本ではどのようなモデル展開になるか現時点で不明。残念なのは、新プラットホームを起こすこのタイミングでもミッションはリニアトロニック(CVT)が継続された事。今回、新たに改良型のリニアトロニックを採用し、レシオカバレッジの拡大と軽量化により、加速性能と燃費性能を両立。全車に疑似的な変速を実現する「オートステップ変速」を採用し、マニュアルモードは7速化することで、CVTの違和感を払拭しようとしている。結論は試乗してから出すべきだろうが、確かにリニアトロニックは各社の出すCVTの中では出来が良く、違和感が少ないCVTであるが、やはりCVTである以上、根本的な違和感は存在する。スバルはCVTのパイオニアとして誇りもあるのだろうが、業績が好調なうちに多段ATへ移行すべきではなかったか。残念である。
本当ならば、1.4L位の水平対向ダウンサイジングターボエンジンに8速ATが用意されても驚かない時代。スバルのブランド価値を高めたいと思うなら、脱CVTに一刻も早く挑戦してほしい。
初代「インプレッサ」を所有していたからか、「インプレッサ」の動向には常に注目している。リアルに愛車として選ぶなら次期「XV」が候補だろうか。そろそろサイズアップは勘弁してほしいが、北米で売れているうちは止まれないだろうね。日本のファンに向けたスバル製5ナンバーサイズのAWDコンパクトカーを期待したい。

Posted at 2016/03/24 19:57:15 | |
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