![[ニューモデル]トヨタ・「C+pod」2人乗り超小型EV [ニューモデル]トヨタ・「C+pod」2人乗り超小型EV](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/044/701/348/44701348/p1m.jpg?ct=25c8be92fb93)
トヨタは超小型EV「C+pod(シーポッド)」を発売する。当面はEV普及に向けたパートナー(法人や自治体)が対象の限定販売。個人を含む本格販売は2022年に開始する予定。
「C+pod」は2人乗りタイプのEV。日常生活における近距離移動に加え、定期的な訪問巡回といった法人利用や、都市・山間部などそれぞれの地域に即した安心・自由かつ環境に良い移動手段を目指したもの。
グレードは2つで、ベースグレード「X」が165万円。上級グレードの「G」が171.6万円である。
サイズは全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mmの超コンパクトボディで、最小回転半径は3.9m。リチウムイオンバッテリーをシート足元の床下に搭載し、段差の少ない低床フラットフロアを実現。リヤにモーターを配置した後輪駆動(RR)。バッテリーはシティーユースに特化した小容量タイプで容量は9.06kWh。
現行のトヨタ「プリウスPHV」のバッテリー容量が8.8kWhで近い。三菱「MINICAB-MiEV」に容量10.5kWhのバッテリーを搭載したモデルが以前は存在したが、現在は16kWhで統一されている。
トヨタ「C+pod」の車重は670~690kgとEVとしてはかなり軽量に仕上げられたが、最高速度は60km/hで、高速道路は使わない近距離移動にフォーカスした割り切った仕様。フル充電からの航続距離はカタログ値で150km(WLTCモード)。実質(60%)90km位だろうか。
充電時間は単相200V/16Aで約5時間。単相100V/6Aで約16時間(いずれも満充電まで)で、急速充電には対応しない。
興味深いポイントとして「C+pod」には電力消費の激しいヒーターが搭載されない。上級グレード「G」のみシートヒーターが装備される。冷房も「G」のみ「クーラー」が装着される。そもそもベースグレード「X」には送風機能すらない。
この仕様から「C+pod」が気温氷点下になるような北国での利用は考慮されていない事が判る。でも梅雨時期に窓が曇ったときはどうするのかな....。まぁシンプルに窓を開けるか、タオルで拭くか...。
「C+pod」は個人所有より、カーシェアの様な短時間かつスポット的な利用を想定し開発されているのだろう。
既に過疎地域ではガソリンスタンドの撤退が社会問題になっているから、地域内の移動が軽トラから「C+pod」の様な手段に置き換わることも現実味がある。地域の再生可能エネルギーを地産地消するような仕掛けが必要だろう。
「C+pod」は停電・災害時などの緊急時に役立つ、最大1,500W(AC100V)の外部給電機能を標準装備しているから、「C+pod」にチャージした電力を災害時には取り出せる事も大きな価値。
なんにしても、是非乗ってみたいですね。過去にスズキ「ツイン」を所有していたマイクロカー好きとしては大いに興味があります。

Posted at 2020/12/27 16:53:09 | |
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