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英国BBCの人気番組「
トップギア」は派手なスーパーカーのドリフトシーンやラップタイム計測などが見物のクルマ番組だ。ご存知の通り、「トップギア」は2015年に過激な発言や番組プロデューサーへの暴力沙汰があり司会者3名全員が降板する騒動があった。その後、3名はamazonと契約し、amazonプライムで新番組「
グランドツアー」が制作されている。実は現在amazonプライムで「トップギア」のバックナンバーが同時に視聴出来るから結構重宝している。
「トップギア」の中で個人的に好きなのは「○○ポンド以内で××なクルマを購入せよ」とテーマが与えられ、出演者はそれぞれの好みに応じた激安車を購入し、様々なテストに参加する企画。手を変え品を変え、何度も企画されているから本国でも人気なのだろう。
大抵日本ではちょっとお目にかかれない程のポンコツ車が期待通り見事に故障してくれたりするからテレビ的に面白い訳だが、ポンコツが健気に走る姿に接し、つい愛着が沸いてしまう事もしばしば。そういう意味で、彼らは本当のクルマ好きなんだろうなと勝手に親近感を覚えている。残念ながら、松任谷正隆氏が激安ポンコツ車を駆って喜ぶシーンは想像出来ないね。
私自身も低価格な中古車が大好物だ。最近では約1200ポンド(笑)で購入した
マツダ「デミオ・キャンパストップ」は本当にお気に入りだった。
学生時代の仲間には廃車寸前のポンコツをタダ同然で拾ってきては日々修理に明け暮れる奴も結構居た。燃料計が壊れていてガス欠したり、燃料タンクからガソリンが漏れていたり.....深夜にレスキューへ向かったことも数知れず。クルマが無ければアルバイトにも行けない環境だったからある意味当然だった。それでも毎日の様にクルマ談議に明け暮れた日々がちょっと懐かしい。最近はクルマ談義をするお相手がいないから.....。(募集中です)
さて、そんな「トップギア」では色々なポンコツが登場する訳だが、やはり日本車の信頼性は絶大である。日本人として見ていて誇らしい気持ちにもなる半面、映像的に地味な印象になるのはチト寂しい。壊れないが楽しくはないと言う事か。
「トップギア」に倣って「2000ポンド以内でお買い得な日本製中古車を探せ」と言うテーマを与えられたとしたら何を選ぶべきだろうかと妄想してみた。最新のレートで約30万円位。(但し登録諸費用・保険等は除いておく)
ちなみに過去の経験則より導かれた個人的なコダワリとして、中古車はメーカー系販売店でしか買わないことにしている。カーセンサー等に車両価格を安く掲載しながら、不当な諸費用を計上する事で支払総額を高くするインチキ商法が蔓延している。(以前見積を取った際「産業廃棄物処理手数料」なる不思議な諸費用を5万円も計上した店もあった。)
一方、メーカー系販売店は保証が手厚く、車両の状態が良いだけでなく、実は価格的にも「お宝」が散見されるから面白い。私の「
ジムニー」はトヨタの認定中古車だが、現時点の相場で考えても激安。更に3年保証付き。もちろん、納車以降ずっと絶好調である。
そろそろ本題に。「2000ポンド(30万円)以内の日本製中古車」でお買い得なクルマと言えば、やはりトヨタ「クラウン」(12代目の通称「ゼロクラウン」)が筆頭候補だろう。トヨタの認定中古では現在1台だけが該当。2004年式のロイヤルサルーンGの走行8万キロ(修復歴あり)が30万円(税込)だった。40万円以下で探せば6台が該当。まぁ交渉次第(笑)。「ゼロクラウン」は今見ても古さを感じさせない。好きか嫌いかの前に独自の世界観があるクルマと言う意味で興味がある。30万円のクラウンでも電動スイッチが全て問題なく動くことを確認してニンマリとしたい。まぁ正に退屈でも「品質の日本車」を体現するクルマとして適役だろう。同一プラットホームを採用する「マークX」ならば同予算で11台が該当するが、ここは妥協すべきではない。次点として「ブレイド」を狙ってみたが時期尚早。40~45万円位なら探せそう。今回の予算枠には厳しく、数年後に期待。
次に日産「ティアナ」(初代)はどうか。「フーガ」や「スカイライン」は該当なし。しかし「ティアナ」は日産認定中古で14台も該当した。最も新しい個体はなんと2008年式の「230JM」で事故歴無し・走行7.7万キロが25万円(税込)と言う安さ。正直今でも普通にファミリーカーとして乗れる。やはり「ティアナ」は「モダンリビング」を標榜した初代に限る。エンジンはちょっと半端で贅沢な2.3LのV6エンジン(VQ23DE型)が搭載されていたのも特徴。マニアが好むタイプではないが、案外相棒として飽きが来ないクルマかも。
電気自動車「リーフ」は認定中古が40万円位から探せるが、やはり航続距離が気になるならMC後の改良バッテリー(30kWh)搭載モデルを買うべき。但し現時点の相場は130万円以上だから対象外。
最後にちょっと変化球を。アメリカンな雰囲気が特徴のホンダ「インスパイア」を検索。北米「アコード」がベースの4代目がホンダの認定中古で2台該当。2003年式のV6-3.0L「30TL」で走行8.3万キロが25万円(税込)だった。40万円以下なら7台が該当する。「クラウン」や「ティアナ」と比較すると、現役当時から影の薄いクルマ。初代「アコード・インスパイア」は大ヒットしたが、それ以降は低空飛行。しかしそれ故、トヨタ・日産の量販物件では退屈というマニア魂を発揮するには悪くない選択肢だ。大型セダンを下駄の様に乗るならハマり役。ホンダ「アヴァンシア」も渋い選択肢だが在庫0台。2列6名乗り「エディックス」なら40万円以下で9台該当。傾奇者物件として検討の価値はある。
まぁ「クラウン」「ティアナ」「インスパイア」のいずれもセダン人気低迷に加え、燃費の悪い大排気量・マルチシリンダーエンジンを敬遠する傾向がここまで販売価格を下げた要因だろう。(e燃費の実効燃費はどれも7~8km/L位)しかし老いても新車当時はそれなりの価格を要求したクルマだ。大衆車とは違う趣を味わい楽しむのも趣味人の嗜み....。
うーん。30万円位なら「ゼロクラウン」を期間限定でマイカーに迎えたい様な気がしてきた......。但し、現実的には駐車場確保や任意保険コストの方が車両本体よりも切実な問題だ。現実に引き戻される瞬間。
年式・価格・流通量を問わないのであれば、マツダ「オートザム・レビュー」を探したいな。キュートなデザインだけでなく、全長3800mmp全幅1655mm全高1495mmのコンパクトボディに対し、割と実用的なキャビンやトランクを確保していた。個人的には今でもイケるデザインだと思うのだが....。
これらの他にも何か狙い目の中古車があれば是非教えてください。

↓本当はマツダ「オートザム・レビュー」を探して乗ってみたい(笑)

Posted at 2018/02/22 00:33:05 | |
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