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2023年07月16日 イイね!

[納車から半年]スズキ・ジムニーシエラ"JC"AWD/6MT まもなく売却

[納車から半年]スズキ・ジムニーシエラ"JC"AWD/6MT まもなく売却早いもので、スズキ「ジムニーシエラ」が納車から間もなく半年が経過する。走行距離はもう少しで3000km到達だから、月平均約500km。正直雪が解けた4月以降は「ロードスター」や「GR86」に乗ることが大半で「シエラ」は専らガレージでお留守番...の状況である。
問題は「シエラ」で長距離を走ると事前の想定以上に疲れる(笑)こと。「シエラ」は軽ジムニーと比べ、トレッドが拡幅されていたり、エンジンがトルクに余裕のある1500ccだから、ある程度の長距離は行けると踏んでいたが、実際はぐっすり眠れるくらいに疲れる。実感として、このクルマは往復200km位(1日あたり)に留めておくべきかな...と。
世の中にはジムニーで車中泊をしながら全国を旅する猛者も沢山いるのだから、間違いなく「シエラ」のせいだけでなく、自身の体力的な衰えは否定出来ない。車種に関わらず、眼の衰えからすっかり夜間のドライブをしなくなった。
以前なら一日600km位は余裕で日帰り圏内と思っていたが、今は300kmを超えたら温泉に宿泊...とかね。結果「シエラ」での遠出を本能的に避けてしまうらしく、札幌近郊での買い物やドライブが主な活躍シーン。最近市外へ出るときは「GR86」に乗っている。
降雪期は無駄な遠出をしなくなるし、道路が圧雪で凸凹しているから「シエラ」の本領発揮。私の利用状況に照らせば、このクルマは冬季専用なのかもしれない。
とはいえ「シエラ」は運転していて楽しいクルマなのは間違いない。5MTをコキコキしながら市街地~郊外をドライブするのは至福。ショートホイルベースで、エンジン縦置き。これって、クルマ好きが欲している身近なスポーツカーの理想像にかなり合致してるんですよね。事実、ケータハム・セブン170は、軽ジムニーのエンジン(R06A型)と、エブリイのトランスミッションを流用しているのだから。
「シエラ」のデザインも気に入っている。「機能美」という言葉はジムニーを表現するに最適で、デザインは傑作と評価して良いだろう。特にオーバーフェンダーを纏う「シエラ」は相当カッコいいと思う。このクルマは長期間所有してもデザインに飽きる事はないだろうね。
「シエラ」の累計平均燃費は12.94km/L。カタログ燃費(WLTC)が15.4km/Lだから、まぁそんなものでしょう。燃費の良し悪しを語るクルマでは無い。混雑する市街地をウロウロしていると10km/L前後という感じだろうか。
以前所有していた先代「ジムニー(JB23W)」は平均15.71km/Lを記録しているので、やはり経済性では軽ジムニーの方が優れるようだ。いずれは現行軽ジムニーも購入して比較してみたい。(ジムニーを冬季専用にするなら軽ジムニーに買い直そうかな...と思わなくもない。)
と言う訳で「シエラ」は間もなく売却し、お盆明けには次期マイカーが納車となる予定である。約15ヶ月もの長納期の末にやってきたクルマ。初回車検位までじっくり乗ろうと思っていたから、ちょっと複雑ではある。まぁ身銭を切って買って乗ってみないと判らないこともあるからクルマは面白いのだが。
次期マイカーは、私の車歴中では初チャレンジとなるジャンル(?)である。


Posted at 2023/07/16 11:00:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | ジムニーシエラ/ノマド | クルマ
2023年07月10日 イイね!

[ファーストインプレッション]トヨタ・GR86 RZ“10th Anniversary Limited”(6MT)

[ファーストインプレッション]トヨタ・GR86 RZ“10th Anniversary Limited”(6MT)私のトヨタ「GR86 RZ“10th Anniversary Limited”」が納車から3カ月が経過した。走行距離も1500kmを超えたので、そろそろファーストインプレッションを書いておきたい。
実のところ、当初想定よりトヨタ「GR86」はかなり気に入っていると白状しておこう。以前も記したが、本来「GRヤリス」の商談を進めていたのだが、その途中でオーダー停止となる珍事が発生し、途方に暮れていた時に突如発表されたのが「GR86 RZ“10th Anniversary Limited”」。専用塗色が私のロードスターにも通じるオレンジだったから衝動買いしたものだ。
元々初代の「86/BRZ」は内外装のデザインがイマイチ好みではなかったのに加え、やはりスポーツカーこそ全て自社で内製すべきモノと考えていた(いる)から、あまり熱心にトレースしてこなかった。
2代目になっても2.0→2.4Lへ排気量をアップさせた事に若干の抵抗を感じていたから、発売時に試乗はしなかった。(ただデザインはかなり好みで、スポーツカーらしい流麗なスタイリングはgood)
結局「GR86」に初試乗したのは契約とほぼ同タイミングとなった。
まぁそんな状態で納車されたトヨタ「GR86」だが、やはり自分が普段から走り慣れているホームコースに持ち込んでみると、色々見えてくるものがある。既に4年目に突入している「ロードスターRF」が否が応でもベンチマークになるのは必然。
まず何といっても水平対向エンジンのキャラクターの濃さはこのクルマの大半の価値を占めると言って良いだろう。逆にロードスターはエンジン単体で語るべきポイントは少ないのとは対照的。
2.4Lに増した排気量の影響も大きく、低速・低回転域から実用的なトルクが増して市街地でも乗りやすくなっているのは間違いない。とはいえ、実用エンジンの2.4Lをイメージすると、まだトルクは細いと思うが、その分スムーズかつ刺激的に高回転域まで吹けあがるNAエンジンは、もはや世界的に見ても絶滅危惧種の領域。これを味わうために「GR86」を買っても損はしないだろう。
個人的に、未だクラッチのフィーリングは好みではない。唐突につながる傾向が強く、ちょっと気を抜くと発進時にギクシャクしがち。おそらく「GR86」だけを乗っていれば慣れるのだろうが、生憎「ジムニー」「ロードスター」「GR86」の3台すべてがMTのためなのか、どうしても毎度「GR86」だけ最初の20分位は違和感がある。また少しアクセル開度に対して早開き(敏感)過ぎるのもその傾向に拍車をかけるような気もする。まぁ好みの問題なんだろうが、何も気にならず常に自然な「ロードスター」の方が完成度は高いと思う。
またシフトフィーリングも少し癖があるように思う。納車当初は1→2速の渋さを感じていたが、最近はシフトダウン時(特に5→4)の入れ辛さの方が気になる。こちらはクラッチに比べれば些細な事案。
残念ながら2代目のスバル「BRZ」を同環境で試せていないので、その違いは判らないが、心配していた直ぐにお尻が流れ出すような軽率な挙動は無く、グイグイ曲がりたがる性格のコーナリングは痛快。確かに少しアクセルを踏み込みつつコーナーに入ると、いずれテールが流れるかな...と連想するタイミングはあるが、その限界はもう少し先の話。雪道を走ってみればもっと詳細な性格も見えてくると思うが、スタッドレスタイヤを履く予定はない。
「GR86」は2.4L化された恩恵を受け、一般道では持て余し気味と言えるくらいにパワフルになった。大抵の場面ではアクセルを踏み増すだけで解決出来てしまうパワーを手に入れ、スポーツカーとして充分に語れるパフォーマンスを発揮出来るクルマに成長した。もしコレを一般道で遅いと言うのであれば、免許は何枚有っても足りない。やはりサーキット走行も視野に入れたセッティングなんだろうね。
その点「ロードスター」は過不足ない「人馬一体」の走りが特徴。エンジンのトルクバンドを外さないよう最適なギアシフトが求められる古典的な乗りこなし感は「ロードスター」の伝統芸。そもそもライトウェイトなオープンカーに「スポーツカー」の性能まで求めることが野暮なんだよね。以前から理解はしていたつもりだが、改めて腹落ちした次第。
個人的な「GR86」の不満ポイントは「ボディ色」かもしれない(笑)。カタログで見ていた印象よりも薄いというか、白っぽいオレンジだったのは残念。もし商談時に実物が目の前にあったら、多分オレンジは買わなかったと思う。
まるで濃いオレンジジュースの様な「ロードスター」のオレンジ(レーシングオレンジ)と比べてしまうと「GR86」はのっぺりした印象だ。
私の場合、スポーツカーは走らせる事と同じくらい「撮影すること」も重要ポイントであるため、ボディ色の不満は結構大きなポイントであるが、まぁ仕方がないですね。
最後に、気になる(?)累計の平均燃費は11.83km/L。私の場合、走行時間の90%位が早朝の空いている郊外もしくは山道のため、「GR86」のポテンシャルとしてはMAXかも。恐らく市街地をトロトロ走っていると、9km/L位ではないかと思う。今の時代、決して胸を張れるような数値ではないのは百も承知だが、まぁ発揮するパフォーマンスを考えたらそんなもんでしょうね。
「GR86/BRZ」は今秋(?)の商品改良でMTモデルにも「アイサイト」がようやく装着されるらしい。恐らく価格も20-30万円程度の上昇を伴うだろうが、新車でスポーツカーを供給するためには避けられない措置。内容次第では、改良後モデルを買い直すことも検討したい。


Posted at 2023/07/10 23:20:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | GR86_10th | クルマ
2023年07月09日 イイね!

[試乗インプレッション]スバル「クロストレック」Limited(AWD/CVT)

[試乗インプレッション]スバル「クロストレック」Limited(AWD/CVT)久しぶりに販売店での試乗インプレッションを書いておく。今回テストさせて頂いたのはスバル「クロストレック」。本家「インプレッサ」より売れるスバルの屋台骨モデルに成長した。正直「インプレッサ」もほぼ同時にモデルチェンジを果たしているが、何のために存続しているのか良く判らない。「インプレッサ」から「WRX S4」が独立し、「クロストレック」も独り立ち。出涸らしの「インプレッサ」はスバルの低価格エントリーモデル的存在なんだろうが、そこまでお安い印象もなく、ちょっと影が薄いのが惜しい。私の初任給を注ぎ込んで買ったのが初代「インプレッサWRX STi」だったから、なんか寂しい限り。
冬期間の凸凹な雪道を安心して走破出来るスバル「クロストレック」(旧「VX」)は札幌近郊で結構頻繁に見かける。もはや道民車のポジションを獲得しつつあると言っても過言ではあるまい。
今回のテスト車は上級グレードの「Limited」で価格は328.9万円(税込)。年々価格が高くなっているのはスバルに限らないが、まだギリギリ一般庶民にも手が届くクルマに留まっている。私が買うなら、これに「ステアリングとフロントシートのヒーター」をメーカーOPで追加。あとスタイリングのアクセントとしてルーフレールは装着するかも。これで334.4万円。最低限の乗出し価格は360万円位だろうか。
私は札幌郊外の豪雪地帯で育ったので、真冬のドカ雪でも確実に走れるクルマは2ストのジムニーか、レオーネだった光景が刷り込まれているから、やはりスバルには絶大な信頼を感じるが、そういうガチの実用本位で選ぶには「クロストレック」もお高いクルマになったなぁ~と。
インテリアの造形はレヴォーグに準じるが、全般的にコストダウンに苦心した跡も感じる。まぁ縦形の11.6インチモニターが目を引くからぱっと見は誤魔化されそうになるのだが。
混雑する国道から、流れの良い道を抜けてちょっとした山道を走る試乗コース。スバル自慢の「e-BOXER」は所謂マイルドハイブリッド(モーターは13.6PS/6.6kg-m)だが、結構モーターのアシスト感はあって、スムーズに加速していくのが印象的。以前の「e-BOXER」は失礼ながら、「モーター本当に着いてる??」と聞きたくなるような影武者ぶりだったから、これも進化ポイントだろう。
ただ、全般的に動力性能に余裕がない印象だったのは惜しいところだ。車重が1610kgもあるのに対して、エンジンは145ps/6000rpm 19.2kg-m/4000rpmだから、まぁそんなものか...。
全般的にスムーズで大人びた印象は悪くはないものの、マイカー候補目線で見ると、終始印象が薄いのが残念。価格を納得させるにはもっとハイパワーなモーターを搭載するとか、テコ入れが必要なのではないかな。
内外デザインを気に入って買うならば失敗は無いだろうが、強烈に「欲しい!!」と惹きつけられる程の魅力を感じなかったな。最近のスバル車って全般的にそういう傾向を感じる。長年のスバリストは今なにを買うのだろうか。
個人的には、同門スバル「レヴォーグ」のGT-EXが348.7万円であることを考えると、コッチの方がお買い得かな...という結論である。
噂では近いうちに「レヴォーグ」のSUV仕様(アウトバック的な)が追加されるとか。案外それがベストな回答かもしれないので楽しみにしたい。

Posted at 2023/07/09 20:59:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2023年06月25日 イイね!

[累計走行_15,000km達成]マツダ「ロードスターRF」納車から間もなく4年が経過

[累計走行_15,000km達成]マツダ「ロードスターRF」納車から間もなく4年が経過マツダ「ロードスターRF」の累計走行距離が15,000kmを突破した。納車から間もなく4年が経過するから、年間4000kmに満たないくらいのペースである。
納車以来の平均燃費は15.04km/L。ハイオク指定だから"低燃費"と表現するのは躊躇するが、まぁオープンスポーツカーとして考えたら文句はない。
私のロードスターは毎年11月に入るとガレージ内で冬眠に入り、3月末の雪解けとともに公道復帰を果たすのがルーティンになっている。毎年約5か月間はガレージ内で雪に閉ざされ、眺めることもほぼ出来ないこともあり、未だ私の中で新鮮味を失っていない。勿論、ND型「ロードスター」が美しいデザイン完成度を未だ保ち続けていることもある。間違いなく将来「名車」と評価されるクルマになるだろうね。
私の車歴を分析(笑)してみると、平均所有期間は15.5カ月らしい。「ロードスターRF」は断トツに長い所有期間である。何せ車検を取得したのも初めてなのだから。
2023年はトヨタ「GR86」がマイカーに加わった事もあり、この二台を比較しながら走るのもなかなかに楽しい。朝「ロードスターRF」で走ったルートを夕方に「GR86」で再トレースしたりしてブツブツ独り言。まぁクルマ好きとして贅沢な楽しみ方だろうね。
周囲からは変なクルマを3台も買うなら、もっとマトモなベンツやポルシェを買えるでしょうに。と余計なアドバイスを頂く事もあるが、自分で稼いだ金を何に使おうと勝手。ベンツやポルシェが欲しくなった時に買えば良いだけのこと。
「ロードスターRF」と「GR86」の比較はまた別記事で書きたいと思うが、手短に表現するならば「想像・期待通りのロードスター」と「想像・期待を少し超えるGR86」。こんな感じだろうか。
字面だけ見ると「想像・期待を少し超えるGR86」の方が優れていると思うだろうし、実際優れているのかもしれない。しかし、「想像・期待通り」というのもなかなかに難しいというか、設計開発には想像を絶するノウハウと情熱が必要なものだろう。
恐らく、30歳の自分なら「GR86」の方が刺激的で楽しいクルマだと評価しただろう。しかし50歳まであと数年に迫り「足るを知る」シニアドライバーとしてはマツダの掲げる「人馬一体」コンセプトが否が応でも身に染みる。最近はお若い方が「ロードスター」を購入し愛でる方も増えているようだから、年齢は関係ないのかもしれないが。まぁ確実に言えることはそれ位性格の違うクルマだという事だろうか。
お陰様で納車以来ずっと車庫保管。そもそも悪天候の日は乗らないし、冬は冬眠している箱入り車だから、外装(特に塗装面)のコンディションはかなり良いと思う。当然洗車するたびにニヤニヤしている。
噂では、今秋に「ロードスター」が大規模(?)なMCを予定しているとか。特にマツコネの画面サイズアップや解像度向上は羨ましい。既納車へのレトロフィットは難しいだろうが、永く乗るために費用は高くとも検討して頂きたいところだ。



Posted at 2023/06/25 21:15:30 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスターRF_30th記念車 | クルマ
2023年05月21日 イイね!

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラフィールダー」円熟の5ナンバーワゴン

[試乗インプレッション]トヨタ「カローラフィールダー」円熟の5ナンバーワゴン先日のスバル「インプレッサスポーツ」に引き続き、今回は出張の相棒としてトヨタ「カローラフィールダー」に乗った。
正直なところ「カローラフィールダー」が配車されるのは想定外で大層ガッカリしたが、現行「カローラフィールダー」は2012年の発売当初にお台場の「MEGA WEB」(2021年末で閉鎖)でチョイ乗りした程度だと記憶している。(それ以外にも社用車やレンタカーで乗っている様な気もするが、明確な記憶がないのでノーカウント)こんなことでもなければじっくりと乗る機会も無いだろうと気を取り直し出発。
個人的にTNGAプラットフォームを採用する新世代のトヨタ車は全般的に良く出来ていると評価しているが、それ以前のトヨタ車にはあまり良い印象がない。
今回乗った「カローラフィールダー」はカローラの歴史で言えば11代目。拡幅された海外仕様とは全く違う国内仕様の5ナンバーサイズモデル。2019年には現行モデル(12代目)の「カローラツーリング」が登場しているが、サイズアップに伴い3ナンバー化されたことを受け、「カローラフィールダー」は法人需要を中心にコンパクトなクルマを求める5ナンバー需要に応えるべく併売されている。
まぁ欧州では旧世代モデルを低価格なエントリー車として併売することも珍しくない。実際、現在でも「カローラフィールダー/アクシオ」は馬鹿に出来ない台数がコンスタントに売れている。
最新の「カローラフィールダー」は2022年8月に改良を受け、新デザインのプロジェクター式LEDヘッドランプに変更されているが、今回乗ったモデルは改良前の2021年モデルである。
実車と対面しても、外観デザインに取り立てて何も感じないというか、今更新鮮味を感じるような要素は無い。それは内装も同様で、事務的で中庸な空間。もう少し色気もしくは潤いみたいな要素があっても罰は当たらないだろうに...と思わなくもないが、ビジネス需要が大半のモデルだと思えば、そういう無駄な加飾にコストを割いても喜ばれないのだろうね。
今回乗った「カローラフィールダー」はEX(4WD/CVT)で価格は197.3万円。最低限必要な快適・安全装備は標準で揃っている。減価償却が進んだロングセラーモデルだからこその価格設定だろう。惜しいのは、最新世代のトヨタ車が採用するディスプレイオーディオが設定されないため、無駄に高価な販売店OPもしくは社外品のカーナビが必要となることか。
少々暗澹たる思いでレンタカー店を出発したが、走り始めて5分もすると印象は好転の兆し。まず想定外に静粛性が高い事に驚いた。とは言え、高級車の様な静寂性なんてことはあり得ないが、TNGA世代のトヨタ車は総じてロードノイズに課題を残している。それに比べバランスの取れた騒音対策が功を奏し、実用車としては充分静かだと言えるモノに仕上がっていた。
また、エンジンは古参の1NZ-FE型で、出力は103ps/6000rpm・13.5kg-m/4400rpmと突出した性能を誇る類ではないが、低回転域からトルクが十分に出ており、このクルマのキャラクターに相応しい範疇の走りでは取り立てて不満を挙げるほどのネガは感じなかった。
スタッドレスタイヤを履いていた事は差し引く必要があるが、乗り心地はダラッと肩の力を抜いて巡行するには好ましい緩みのあるセッティング。正直カーマニアが好むスポーティ方向では無いし、路面の凸凹をスパッと1回でいなす様なフラットライドでも無いが、こういうのを「嫌味がなく中庸な味付け」と表現すべきなんだろうね。
残念だったのは、ステアリングの曖昧さとボディ剛性感。特にステアリングフィールの安物感は同じプラットフォームを共有する先代の「ヴィッツ」を彷彿とするもので、「カローラ」の車格に相応しくない。トヨタも今更改善の手を入れることはないだろうから残念。
まぁとはいえ、200万円を切るエントリーモデルである。日常のアシとして結構快適に乗れてしまうことは驚きだった。正に熟成ここに極まれり。こういう類のクルマは毎日乗る通勤通学用途や業務用途の車両として飽きが来ず永く乗れるクルマだろう。
折角なので、新鮮味を感じない外観デザインの「カローラフィールダー」を少しでもカッコ良く魅せたいと思い、本気の撮影にチャレンジしてみた。地味なレンタカーを一生懸命撮影するスーツ姿のサラリーマン。傍から見ると変な人でしょうね。
近いうちに「カローラフィールダー」と比較のため「プロボックス」にも乗ってみたいと思う。



↓最新の「カローラフィールダー」はこの顔になってますね。
Posted at 2023/05/21 17:38:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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