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2024年10月22日 イイね!

[累計走行距離2000km突破]トヨタ「ハリアー」」HYBRID G (E-Four)

[累計走行距離2000km突破]トヨタ「ハリアー」」HYBRID G (E-Four)かなり遅い夏休みとして、あまり乗れていなかったトヨタ「ハリアー」でオホーツク~道東の2泊3日道の駅スタンプラリーツアー(約1300km)に出かけた。
トヨタ「ハリアー」は前愛車「ヤリスクロス(ハイブリッド)」の騒音・振動が許容出来ず急遽導入したクルマだったが、今年は想像以上の多忙となり、走行距離が伸び悩んでいた。とはいえボンヤリしているとあっという間に冬が来てしまうという事で、遅い夏休みを取得し、トヨタ「ハリアー」の長距離性能テストも実施しようという企画である。折角なので札幌から日帰りでは行きづらいオホーツク~道東(釧路方面)の道の駅スタンプも押しながら行くことにした。
大まかな行程としてはこんなかんじ。
【1日目】札幌→旭川→名寄→音威子府→枝幸→紋別(約440km)
【2日目】紋別→丸瀬布→陸別→女満別→弟子屈→釧路(約410km)
【3日目】釧路→白糠→池田→帯広→札幌(約420km)
基本的に朝から晩までハリアーで走り続け、道の駅に立ち寄ってはスタンプを押し、トイレに寄って、地域の特産品を食べ飲みし、お土産を買って次へ道の駅へ移動するだけのストイックな旅。道外から北海道へ旅行に来る方なら、もっと風光明媚な場所も巡りたくなるだろうが、地元民のドライブ旅はこんなものでしょう。本当はもう2泊くらい追加し、留萌~稚内や網走~知床の方にも足を伸ばしたかったが仕方がない。北海道は広い....。
ようやく実現したトヨタ「ハリアー」との長距離ドライブ。結論から言えば、期待以上に快適なドライブ旅となった。やはり一日400kmを超える長距離ドライブをすると、車種毎の疲労蓄積度は結構違うものだ。「ハリアー」は見た目以上のパワーが有り山道でもストレスなくグイグイ走るし、郊外の荒れた路面も優しくいなすソフトな乗り味は長距離ドライブ向き。そして何より静粛性の高さが疲労軽減の大きな要因となる。
また、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)の緻密で自然な制御も長距離ドライブには有効な装備。つい数年前までこの手のドライバーアシスト機能は自分に不要と思っていたが、年々老化・劣化を実感する年頃になり、その有り難さが身に染みる。特にハリアーはカーブ速度抑制機能も装備されるため、レーダークルーズコントロール走行中、カーブに差し掛かると適切な速度抑制機能が動作するのには舌を巻いた。現時点あくまでもアシスト機能だが、この延長線上に自動運転があるのだな...と実感。
なにより驚くのは燃費の良さ。納車以降の平均燃費は21.47km/Lを記録。しかもレギュラーガス仕様。2.5Lのガソリンエンジン+モーターで1720kgの巨体を走らせていると思えば驚異的な数字だろう。前車「ヤリスクロス」の経験でいえば、冬期は暖房のためエンジン停止が減るのか、燃費はガクッと低下していたから、恐らくハリアーも同様だろうね。
ヤリスクロスの騒音・振動が我慢出来ず入替となった「ハリアー」だったが、約150万円のエクストラコストは結構割安だったと言える。やはりトヨタ車は価格に比例してクルマの造りが良くなるんだね。
ここまでは絶賛と感じるかもしれないが、工業製品である以上100点満点は無い。それなりに不満ポイントもあるので書いておく。
やはり一番は運転していて退屈なところ。今回の道中では「疲労」より「眠気」が問題だった。個人的に日頃のドライブであまり眠気を感じるタイプでは無いので結構意外だった。何故「退屈」と感じてしまうのか。私が思う「運転が楽しい状態」とはどういうものなのか、ハリアーに乗りながらずっと考えていた。恐らく「人馬一体」的な感覚が得られるかどうかなのでは無いかと思う。
誤解して欲しくないのは、ハリアーにとりたてて敏感なハンドリング性能や官能的なサウンドを求めているわけではない。しかし、残念ながらクルマの隅々にまで神経が繋がっているかのような一体感は「ハリアー」に無い。大袈裟に言えば常に自分の意志とは異なる判断が働き、クルマが動作している様な違和感。これはトヨタ方式のハイブリッド(THS)特有の現象なのかもしれないが、燃費の良さとトレードオフされるモノの中に「自然な挙動」とか「クルマとの一体感」があるのかもしれない。機会が有れば2.0Lのガソリンエンジンを搭載した「ハリアー」で長距離を走って比較してみたい。
デザインの評価は個人の好みに左右されるからあくまでも私見だが、「ハリアー」のデザインは割とカッコイイと思う。公道では1分に1台同型のハリアーとすれ違っても驚かないくらいに売れているクルマだが、特に見飽きる要素も無く、結構各部見どころのあるデザインと思う。但し、トライブの先々でカメラを向けパシャパシャ撮影したくなるほど心に刺さっているわけでもなかった。不思議なもので、つい撮影したくなるクルマとそうでないクルマが存在しており、後に累計撮影枚数で驚く位の差が出るもの。残念ながらハリアーの撮影枚数は多くは無かった。
以前「ハリアー」は現代の「マークII」だと書いた。ある程度の距離を共にした現在でもそう思う。フラッグシップを張る程のこだわりは施されていないが、大衆車(B・Cセグメント)よりは結構細部まで気を配られたハイソカー(死語)。とはいえ、コスト度外視の贅沢が許される程の特別な存在でもない。基本的に何ら不満は無いのだが、カーマニアのオタク心にグサッと刺さるほどのクセは無いのが少し物足りない。まぁそれは購入前から判っていた事。何の用事もないのに、無闇に走らせたくなる様なクルマではないという感じだろうか。
「ハリアー」は「ヤリスクロス」の代役として導入したため、当初から短期リリーフの予定だった。まもなく次期マイカーが納車となる為「ハリアー」は退役となる。もう少しロングドライブを楽しみたかったが仕方がない。
「ライズ」→「ヤリスクロス」→「ハリアー」とトヨタSUVを3台乗り継ぎ色々試してみた。こうなると間が抜けている「カローラクロス」もマイカーにしないといけない気もするが、そうならば「クラウンスポーツ」や「ランドクルーザー」も買わないと辻褄が合わなくなる。まぁそろそろトヨタのSUVは一旦打ち止めで良いかなと思っている。




Posted at 2024/10/22 00:05:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | ハリアー | クルマ
2024年10月06日 イイね!

[試乗インプレッション]スバル「アウトバック」X-BREAK EX(CVT/AWD)

[試乗インプレッション]スバル「アウトバック」X-BREAK EX(CVT/AWD)先日レンタカーでスバルのフラッグシップ「レガシィ・アウトバック」に乗れたのでインプレッションを書いておく。最近「アウトバック」のレンタカーをチラホラ目撃していたので、自分も乗りたいと思っていた。
国内市場では「レガシィツーリングワゴン」の後継として「レヴォーグ」が販売の主力に移行して久しいが、細々と「アウトバック」は継続販売され「レガシィ」ブランドは継続していた。とはいえ「レヴォーグ」のリフトアップ版「レイバック」も登場したから、いよいよ「アウトバック」の国内販売を終えるという噂が出ている。
個人的に歴代「アウトバック」は結構好きなクルマ。「アウトバック」の歴史を振り返ると、1994年の北米市場からスタート。国内は翌1995年に「レガシィグランドワゴン」として誕生。1997年には「レガシィランカスター」へ改称。1998年に2代目「レガシィランカスター」へ。アルシオーネSVX以来の水平対向6気筒(EZ30型)を搭載した「ランカスター6」が印象的だった。
2003年には3代目へ移行。この世代から全世界統一で「レガシィ・アウトバック」に。その後2009年と2014年にフルモデルチェンジを行い、6代目となる現行モデルは2021年10月登場(日本仕様)。2024年は記念すべき「アウトバック」誕生30周年のメモリアルイヤーである。
個人的に「アウトバック」は旧モデルになっても魅力が色褪せないタイプのクルマだと思う。そもそも短期で乗り換える私の様なタイプがマイカーに選ぶイメージが無い。クルマ単体より、趣味や生活の中に「アウトバック」が溶け込んでいる様な道具感のあるクルマ。「アウトバック」を使いこなせるライフスタイルにちょっと憧れる。
今回のレンタカーはエントリーモデルの「X-BREAK EX」425.7万円。"エントリー"とはいえ、スバルのフラッグシップ。本革シート・パワーリヤゲート・高級オーディオ(ハーマンカードン)等が省かれる一方、基本的な快適・先進安全装備は一通り揃っており、マイカー目線でも何ら不足は感じなかった。
惜しいのは、スバルのフラッグシップにしては風格に欠ける内外装デザインや質感。特に最近のスバル車共通の縦型モニターを中心とする類型的なインパネデザインに明確な差別化を望みたいところだ。
ボディサイズは結構大柄で、全長4870mm・全幅1875mm・全高1670mmでホイルベースは2745mm。最低地上高は213mmを確保し、車重は1680kg。
エンジンは1.8Lの直噴ターボ"DIT"。177ps/5200-5600rpm・30.6kg-m/1600-3600rpmを発揮。モード燃費は13.0km/L(WLTC値)。
レンタカーを受取り、公道を走り始めて数分。「アウトバック」がスバルのフラッグシップに相応しい静粛性と、滑らかでしっとりとした操縦性を実現しており、明らかに「レヴォーグ」とは違う世界観が明確に作り込まれていることに驚嘆した。
所謂スポーティー系統の味付けとは明確に一線を画し、長時間・長距離の相棒としてゆったりと快適に身を預けられる空間。確かにこれはクルマに走りの刺激を求めるタイプには物足りないと評価されるかもしれないが、それは「レヴォーグ」の役割。「アウトバック」は悠々と走ってこその存在なんだと理解した。私も来年50歳になる今だからこそ、この魅力が理解できるのかもしれない。
つい先日テストしたスバル「レヴォーグ・レイバック」と根本的なチューニングの方向性は似ている部分もあるが、「アウトバック」の方が明確に静粛性が高く、快適性ではフラッグシップの面目躍如。実のところ、レイバックの価格は399.3万円で、アウトバックの425.7万円とそう大きな差が無い。私が購入するならば、迷わず「アウトバック」である。
特に「レイバック」はファルケンのオールシーズンタイヤを履いており、ロードノイズや山道でのグリップに物足りなさを感じだが、「アウトバック」は贅沢にもブリジストンのアレンザを履いていたから、その差も大きいのではと思う。
不思議なもので、レヴォーグでは「もう少しパワーが欲しい」と感じる1.8Lの"DIT"ターボエンジンだが、「アウトバック」ではこれくらいのパワーが有ればまぁ充分かな...と感じた。全体的なチューニングが「ゆったり走る」方向で調律が取れているのだろう。とは言えスバルのフラッグシップを標榜するならば、もう少し余裕のあるパワーユニットが良い気もするけどね。
広大な北海道で淡々と国道を走るだけなら「アウトバック」のボディサイズも問題にはならないが、やはりスーパーやホテルの駐車場ではボディサイズの大きさを否が応でも感じることが有った。特に全長が4870mmもあるから、古いスーパーの駐車場では枠から少しはみ出していた。とは言え、後方視界が悪いクルマでは無いから、車庫入れが特別難しいとは思わなかった。
正直あまり大きな期待をせず「アウトバック」に乗ったから、予想以上にスバルのフラッグシップとして説得力があり、その穏やかで滑らかな走りにすっかり魅了されてしまった。この日は約150km程走行。返却が名残惜しい...と思うクルマもそんなにあるものでは無い。まぁたまにこんな出会いがあるのもレンタカーの醍醐味。
「アウトバック」は新車を買うのも良いが、あまり肩肘張らず三年落ち位の純正中古車を買って乗るのも面白いと思う。タイミングが合えばいずれ長距離ドライブ用途のマイカーとして迎えたいクルマでした。
※良いクルマに出会ったときは撮影も頑張ってみました。


Posted at 2024/10/06 21:43:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2024年09月16日 イイね!

[試乗インプレッション]スバル「レヴォーグレイバック」(CVT/AWD)

[試乗インプレッション]スバル「レヴォーグレイバック」(CVT/AWD)以前からじっくり乗りたいと思っていたスバル「レヴォーグ・レイバック」にレンタカーで乗れたのでインプレッションを書いておく。
2023年10月に正式発売されたスバル「レヴォーグ レイバック」。ベースモデルの「レヴォーグ 」は2020年10月にフルモデルチェンジを受けているから、3年遅れでリリースされた都会派クロスオーバーモデル。先代「レヴォーグ 」は6年間のモデルライフだったから、現行モデルも中盤を過ぎた頃だろう。そう思うと「レイバック」は短命かもしれない。
さて。ようやく乗れる「レイバック」。正直もっとドカンと売れると思っていたが、スバル王国札幌の路上でも遭遇する頻度は高くない。まぁ価格が399.3万円~とお手頃では無い上に、文句無しにカッコイイとは言えないモヤっとしたスタイリングがネックだろうか。「アウトバック」・「クロストレック」の様なアウトドア系ではなく、トヨタ「ハリアー」的な都会派デザインだとスバルは説明するが、まぁ経験不足は否めない。個人的には、スバル車はどうしてもフロントオーバーハングが長くなってしまうが、コレが有る限り、シュッとしたスタイリングにならないのではないか。
まぁデザインの事ばかり言っても仕方がない。それは一旦置いておくとして、早速「レイバック」で走り出す。今回は1泊2日で約300kmを走破。テストには十分すぎる内容となった。
ベースモデルの「レヴォーグ(1.8Lターボ)」はSTI Sport EXを中心に何度もテストしているが、正直好みではなかった。スポーティー路線の内外装に対し、エンジン・トランスミッションが物足りない。更に言えば、STI Sport のウリであるドライブモードセレクトがどのモードにしても帯に短し襷に長し....の印象だった。但し、つい先日乗った最新のD型モデルは随分印象が良くなっていたように感じたから、熟成が進んでいるのかもしれない。「レイバック」も当然D型をベースに開発されているから期待は膨らむ。
「レイバック」は走り出した瞬間から印象が良かった。制球定まらない印象だったベースモデルと比較し筋の通った穏やかな乗り味は、これが「レイバック」の世界観なんだなと素直に理解出来た。気のせいか、ベースモデルよりも静粛性もひと回り高まっている様な印象も受けた。ファルケンのオールシーズンタイヤ「ZIEX ZE001 A/S」を履くことも要因だろうか。
1600kgの車重に対し、1.8L直噴ターボ “DIT”は177PS/5200-5600rpm・30.6kg-m/1600-3600rpmを発揮。「レイバック」の穏やかなキャラクターには悪くないマッチング。依然として登坂路では若干物足りなさも感じるから、スペック的に余裕たっぷりではないが、ベースモデル「レヴォーグ」のようなミスマッチ感は無かった。ファミリーカーとして「レヴォーグ」を買うなら、「レイバック」の方が満足度は高いかもしれない。
「レイバック」で郊外の山道を割とハイペースで走っていると、オールシーズンタイヤのグリップが少し甘い印象。ちょっとキツめのコーナリングではスキール音が出ることもあった。降雪地では冬にスタッドレスタイヤを履くことを考えると、オールシーズンタイヤに魅力を感じない。私が「レイバック」を購入したらサマータイヤは交換するかもしれない。
タイヤを除けば、全体的な印象は悪くない。昨今、大半のクルマはアジリティ重視の傾向だが、「レイバック」は明確なしなやか~ソフト傾向。とはいえ、フワフワして車酔いする程古臭いセットアップでも無いから、一般道メインで長距離・長時間のドライブをする方にはおススメかも。但し、刺激がマイルドなだけについ眠くなる可能性もあるが。
スバル最新のアイサイトXも高速道路を中心に実用的で、疲労軽減・安全性向上に寄与するもの。総じて良く出来たクルマだなぁと言う印象が残る。
最後に。マイカー候補の目線での評価だが、残念ながら候補に入らないのが正直なところ。その要因の大半がスタイリング。これは好みの世界なのでどうしようもないが、撮影していてもワクワクしなかった。理性的には評価したいクルマだが、感情移入するには物足りない。そんな印象である。
機会が得られるならばD型「レヴォーグ」のGT-H EX(379.5万円)を是非テストしてみたいと思っている。



Posted at 2024/09/16 22:48:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2024年08月30日 イイね!

[試乗インプレッション]マツダ「アクセラスポーツ」15S(AWD/6AT)2016年改良モデル

[試乗インプレッション]マツダ「アクセラスポーツ」15S(AWD/6AT)2016年改良モデル久しぶりにマツダ「アクセラスポーツ」に乗ったのでインプレッションを書いておく。
「アクセラスポーツ」は販売店のサービス代車。我が「ロードスターRF」が車検で入庫したのでお借りしたものだ。
「アクセラスポーツ」の車検証を見ると、初度登録は平成28年(2016年)8月。丁度9年目に突入した個体で2016年7月の大幅改良を受け「G-ベクタリング コントロール」が採用された後期モデル。代車のグレードは15S(AWD/6AT)。当時の車両本体価格は214.3万円。2WDなら192.2万円で買えたのですね...。
代車の走行距離は6.6万キロ。平均して年間8250kmペース。内外装も比較的綺麗で状態は悪くない。カーセンサーを参考に現在の中古価格を調べると120万円前後らしい。正直予想よりも価格が付く様に思う。マツダ地獄も昔話と言えるのではないだろうか。
早速代車に乗り込み公道を走りだす。「アクセラスポーツ」は過去に何度も乗せて頂いた経験が有る。その記憶を辿れば、やはり年式相応の劣化は随所で感じられる。ドアの開閉フィーリングにヤレを感じたほか、エンジンマウントやブッシュ等の劣化から来るステアリングやフロア周りからの微振動も神経質に粗探しをすれば散見された。とは言え、あくまでも年式相応と呼べる程度だから、ずっとマイカーとして乗っていれば気にならない程度のものだろう。9年目のクルマを新車の「MAZDA3」と比較しても仕方がない。
「アクセラスポーツ」のサイズは全長4,470×全幅1,795×全高1,470(mm)で車重は1,360kg。エンジンはSKYACTIV-G1.5で111ps/6,000rpm・14.7kg-m/3,500rpmだから、若干アンダーパワーは否めない。2WDなら約100kg近く軽量だから印象が違うかもしれない。とはいえ、このエンジンは苦も無く軽快に高回転域まで吹け上がる特性だから、パワーが欲しいときは遠慮なく踏んで回すタイプのパワーユニット。この特性は現在でも基本的に変わっていない。
第6世代モデルに共通する弱点は静粛性。特にエンジンノイズの透過は比較的大きめに感じる。ロードノイズはそれなりに遮断しているので、運転好きな人には好ましいと思える範疇だが、第7世代の「MAZDA3」はかなり静粛性が高まっているから、マツダも頑張って対策したのだろう。
本音を言えば、SKYACTIV-G1.5は6MTで乗った方が絶対に輝くタイプのエンジンだ。残念なのは、AWD+6MTの組み合わせが無い事。「MAZDA3」にこれがあれば既にマイカーに迎えている。
「アクセラ」は2019年にフルモデルチェンジを受け「MAZDA3」に改称。早いもので「MAZDA3」も既に6年目に突入している。今回「アクセラスポーツ」に久しぶりに乗ってみたが、オーソドックスなCセグハッチバックとして現在でも十分通用するクルマだと思った。現代目線で見れば、ADAS系が貧弱だったり、オートライト機能が無いことで年式を感じた。個人的にはAppleCarPlayが使えない旧タイプのマツダコネクトが一番の不満だった。(私のロードスターはレトロフィットキットを装着してAppleCarPlayに対応させている)
クルマそのものの経年劣化より、カーナビ等インフォテインメント系の方が圧倒的に賞味期限が短い事を実感。マツダに限らず自動車メーカーは有償で良いから何か対策を検討して頂きたい。
改めてマイカーとして1台のクルマを長く乗りたいなら「アクセラ・アテンザ」とか「インプレッサ・レガシィ」あたりのC~Dセグメントモデルを選んでおくのが正解なんだなと実感したのが今回の収穫。
「アクセラスポーツ」みたいなクルマを実用車として細かいことを気にせず乗り潰すのも悪くないと思うのですが、ついつい最新モデルに興味を惹かれて買ってしまうのがカーマニアの悪い癖ですね。

Posted at 2024/08/30 19:44:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | 試乗インプレッション | クルマ
2024年08月29日 イイね!

【祝20周年:みんカラでの思い出】当ブログも20周年です~

【祝20周年:みんカラでの思い出】当ブログも20周年です~みんカラが20周年を迎えたとか。
いやぁ本当におめでたいですね~(^▽^)/
当ブログも今年開設20周年を迎えております。当初はエキサイトブログでスタートしたが、2008年夏にホンダ「S2000」を購入したタイミングから心機一転。みんカラへお引越しさせて頂きました。なのでみんから的に最初に登録した愛車はスバル「R2」の様ですが、私はホンダ「S2000」だと思っています。まぁ些細な話ではありますが。
折角ですから、2007~2008年頃を思い出してみようかと。
2007年末に納車されたスバル「R2」は15台目の愛車。現在最新のマイカーである「ハリアー」が36台目なので、みんカラで21台の愛車遍歴を綴ってきた計算。本当に馬鹿ですね~(笑)。
スバル「R2」の思い出は四国の高松まで買いに行った事でしょうか。スプレッドウィングスグリルにイエローの塗色で、ツインカムエンジンを搭載した「R」グレードを探したら全国で1台だけ。高松のスバル販売店に試乗車落ちの認定中古車が有ったので、即刻東京駅から夜行バスに乗って契約に行った。それ位、デザインと色にこだわって選択したクルマでした。
更に約一か月後、納車のために再度高松へ行って店頭納車。瀬戸大橋を経由してさいたま市まで自走して帰った。何にしても若かったね。ACCも何もないNAの軽自動車ですから、今なら間違いなく躊躇する距離。若いうちに馬鹿な事はやっておくものですね。
それにしてもスバル「R2」。いま写真を見返しても素晴らしいデザインだと思う。残念ながらデザインより実用性が求められる軽自動車市場の壁は厚く、R2/R1はセールス低迷。スバルの軽自動車生産撤退に繋がる訳だが、チャレンジは評価したい。
ホンダ「S2000」は2008年7月に納車された。2008年と言えばリーマンショック。9月15日のリーマン・ブラザーズ経営破綻を契機に世界的な金融危機となった訳ですが、もし商談が数か月遅れていたら私も政情不安から「S2000」は買わなかったかもしれないね。
当初は「S2000」が本命ではなく、ポルシェ「ボクスター」を本気で買おうとしていた。希望していた右ハンドル+MTの試乗車がなく、左ハンドル+ATの試乗車に乗ったのだが、あまり良い印象ではなく落選。まぁ販売店も若造かつ一見客のために試乗車を手配するほどの熱意も無かったのでしょうね。
というわけで振り出しに戻ったクルマ選び。「スカイラインクーペ」・「RX-8」・「BMW135iクーペ」等を色々乗ったところ、ホンダ「S2000」にビビッと来て購入。いやぁ本当に面白く刺激的なクルマでしたね。ほぼ全身専用設計の贅沢なスポーツカー。こういうクルマはもう二度と出ないでしょう。
当初スバル「R2」とホンダ「S2000」の二台体制でしたが、翌2009年3月にスバル「R2」が車検到来。マツダ「ベリーサ」に入替となった。
今年は2024年。みんからに移行して16年以上が経過。本当に月日の経過は早いなぁと痛感します。来年は50歳の大台到達ということで、そろそろセカンドステージに向けてクルマ趣味も再考していく時期でしょう。
みんからには引き続き末永くサービスを継続して頂きたいですね。


Posted at 2024/08/29 21:29:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ | タイアップ企画用

プロフィール

「@(ご) 下取価格って愛車の通信簿みたいなものなので、低い評価をされると買い換える気が失せますね。更に言えば自社銘柄の価格提示としては低過ぎて残念です。私もヤフオク売却経験有ります(^o^)。」
何シテル?   06/21 23:22
クルマとカメラが大好きで布袋寅泰の音楽を愛聴するヤツです。 随分と長いこと転勤で各地を転戦しましたが、ようやく地元北海道に戻ってきました。 マイカーはマツダ...
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