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ＭＦ誌 '77/9号のページをめくっていたら、新規格軽乗用車として従来のフェローMAX550のボディを100mm拡幅したMAX-Cuore発表の記事が載っていました。

この時点で軽自動車各車はスバル・レックス550とスズキ・フロンテ7-SがRR、ミニカami55がFR(！)、そしてこのクォーレがFFと言う華やかさ？です。

フェローがフェローMAXに、そして今回フェロー名がとれてMAX Cuoreに・・・ミラの登場はアルト後ですからもうチョット後でしょう。

で、このMAX Cuore、広告も載っていたんですがじ～っと眺めていたら、また妄想が（笑

お決まりのハイダウェイ・ヘッドランプにピラーレス4ドアハードトップ・・・フェンダーミラーのドアへの移植は出来ませんでした。

前号で追加デビューが予想されていたコスモLの広告、本記事でも大きく取り上げています。

当時のアメリカ車そのものと言った風情（屋根フェチの僕には不満もあるけど）、オトナのラグジュアリーな雰囲気ですが、驚くべきは0-400m加速の数値が記されている事！
何と言っても 排気ガス規制・省エネルギーは、スポーツモデルを過去の遺物として次々と葬り去っていた頃なんですから。
世の中は反スポーツの風潮に溢れ、故にゼロヨンや最高速のメーカー公表は控えられていたはずでなのに・・・。

レシプロエンジンでは、ターボの登場で息を吹き返すのはまだ2年後の事。ロータリーエンジンは排気ガス対策に強い（＝パワーの低下が少ない）と言われていましたし、事実コスモ名を復活させたゴージャスなパーソナルカーは かつてのコスモ・スポーツ並みの動力性能を発揮したのでした。
小さく書かれた13Bリミテッドのそれは・・・

加速性能（0-400m）15.9sec（2名乗車時）

今のスポーツモデルからすれば、取るに足りない数値かもしれませんが いやいや当時としては16秒切るなんて凄く立派です！

レシプロと同じ土俵に乗せるのは酷かも知れませんが、当時の2.0Lクラスの動力性能では圧倒的な速さです。強いて言えばDOHCを残したセリカやカリーナの2000GTが牙を抜かれながらも、なんとか面目を保っていたような状態。スカイラインGT？？蚊帳の外ですね、狼？の皮を被った羊に成り下がって久しかったですし（人気は絶頂、それゆえ過去の栄光に浸ってるなんて陰口叩かれてました）・・・。

コスモＬに会いたい・・・。