前ブログの続き・・・
F30初代レパードに絡んで
①内観/外観で窓の大きさが違って見えるスタイルに違和感を覚える事
②CピラーよりDピラーの方が細いと言う「眺め」に不安定感を覚える事
・・・から'75-'76 GM B-Body Sdn. を連想するのです。
B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の事です。
'75にオペラウィンドゥが設けられる前は・・・
(上:Chevrolet Impala、下:Buick LeSable いずれも'74 )
こんな「フォーマル」で「クラシカル」な安定感のある(悪く言えば平凡で退屈な)、屋根ふぇちの僕が喜んで合格印を押せるスタイルだったんですね。
それが'74のクーペに続いてセダンが'75にオペラウィンドゥつきになりました。
その位置が②のCピラーよりDピラーの方が細い不安定感たっぷりの屋根だった訳です。
(上:Buick LeSable 中:Oldsmobile 88 下:Chevrolet Caprice )
CピラーDピラー・・・どちらが太かろうと細かろうと、どうでも良い事かも知れませんが、同時期のGM C-Body(UP予定) との関係を考えると、屋根ふぇちの僕としては どうしても看過できないのです。
(いずれもOldsmobile 88 )
いかがでしょう?この室内からのクォーターパネルの眺め・・・F30レパードとイメージがダブりませんか。
後頭部にこんな細いDピラーがあると思うと(何だか落ち着かない)感しきりだと思うんですがね。
(Buick LeSable )
でも、でも決して嫌いじゃないんです!
この窓を降ろしてドアが開け放たれた独特の感じは、フルオープン・ピラーレス ハードトップでなければ味わえないものです。
屋根に限らず、ボディサイズ・ドアの厚さ・トリムの意匠デザイン・・・等々、この時代のアメリカ車の雰囲気と味、それは手本とされていた(であろう)欧州車にも無い一種独特のものであり、そしてそれこそが当時の国産車が必死で模倣していたものなんですね。
・・・続く
Posted at 2012/12/31 00:43:17 | |
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