
高校から県外へ進学した頃に大ヒットしました。
40~50年代の黒人コーラスグループを模倣したスタイルが新鮮でした。
『かつてあれ程 流行り、そして今や既に置き去られた かつての”ドゥワップ”を現代に復刻させた 意義は大きい。』
と言う様な意味の評を読んだ記憶があります。
1940~50年代に青春を過した、当時のオトナ達世代には
(チョット嬉しい事)
だったんだ と 想像に難くないです。
関係ありませんが
かつて2代目キャデラック・セヴィルが登場した時
五十嵐平達 氏がCG誌で語っておられた事・・・
過去ブログ 2代目 キャデラック・セビル 3より転載:
『あの五十嵐平達氏が"セヴィル"について解説されています。
「・・・一見してこのセヴィルはロールス・ロイスそっくりである。しかしどのロールス・ロイスかと検索してみると、決して答えは出てこない。GMはレザーエッジの高貴で上品なスピード感そのものずばりを頂いてしまったのだ。
大きな太いタイヤとのバランスはファンタムⅢを想わせるが、そのオープニングと車体側面のスポーティな曲面はイタリアのギアを想わせる。
でも全体の感じはラ・サールのそれであった。全て1930年代のものである。
そしてこのスタイルはフィギャースケートの採点のように、厳しく見られてもそれに耐えることができるだろう。それだけの吟味がなされている事が解る。
それにしても当のイギリスが階級的に特定なものとし、既に過去のものとして置き去りはじめた頃に、GMは待った をかけたのだ。(中略)
リヤビューの意外性から脱し得た時に、このボデースタイルの新鮮さが理解できるようになるはずだ。
それは1937年ラ・サール、1938年シックスティスペシャルと同じように、歴史に残るものであろう。」
戦前からの車のスタイリングに深い造詣をお持ちだったの氏のご冥福をお祈りいたします。』
こんな解説と関連付けて『バカじゃないの?』と言われそうですが
僕としては題材は違えど 年配の方が若かれし頃のトレンドが復活しそうな事への淡い期待を込めて 賞賛されていた事に共感を覚えるのです。
”ドゥワップ”で思い出しました・・・
映画「ブロンクス物語」でイタリア系主人公が 同じ高校にいる黒人たちが”ドゥワップ”を唄うのを見て
(反吐が出るぜ!)
なんて言ってたセリフが思い出されます。
ゲルマン民族たちはそんな もつれた人間関係を
きっと冷ややかな眼で見ていたのでは無いでしょうか??
Posted at 2024/10/21 22:51:16 | |
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