めっちゃ長文で写真の多いブログになっちゃいました(^^;)
どうかゆっくりご覧下さいww
スポーツランドSUGOにマモノがいるように…
(▼皿▼)ガッハッハ
富士スピードウェイは毎度毎度、豪雨に呪われています。
かつてはF1やWECでも豪雨が炸裂しました(;^_^A
8月10日に行われたスーパーGT 第5戦は、
近畿・四国・東海地方に大きな被害をもたらした台風11号が本州を縦断している中 行われました。
戦前の優勝予想などはことごとく豪雨と暴風に流され、この暴風雨の中レースを制したのは…
No.18 ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GTでした☆おめでとう!!
ランキング上位のマシンがウエイトを乗せて相次いで重くなっている中ではありましたが、
6番手スタートからミシュランタイヤのアドバンテージを生かしてロケットダッシュ!
ラップリーダーになると、後は後続のライバルチームの動きを見ながらそれに合わせた作戦を取り、レースを有利に展開。
前戦SUGOで決勝レースのベストラップを取ったあたりから速さをちらつかせていましたが、
見事その実力を見せつけた優勝でした(^^)
NSX復活の瞬間です(ゝω・)
今までさんざん悪口言ってきましたが、やっぱGT500は3メーカー揃うと楽しいね~♬
NSXの進化を一番感じた瞬間がコレ(o^-^)
高速右コーナーの100Rで火花www
よくぞここまでエアロと車高を攻めたもんだ(≧∇≦)b
GTアソシエイションが差し伸べた救済措置を見事に生かし、ライバルと互角の速さを手に入れたNSX。
この速さが本物かどうかは次回の鈴鹿1000kmで証明されるでしょうね。
なんせ先日の富士戦もその前のSUGO戦もゴールデンウイークに行われた富士500kmより涼しかったですから(^^;)
熱害対策が有効なのかどうかは次戦鈴鹿がカラッと晴れれば明らかになるでしょう。
それにしても富士を現地観戦された皆さん、おつかれさまでした(^_^;
私はテレビ観戦でしたが、現地組の方たちがチケット代の元が取れたかどうかが心配でした。
なんせJスポーツやGTプラスしか観てない人はなかなか気づかないですけど、この豪雨の富士戦で真っ先にチェッカーを受けたのは…
R35GT-Rですもんねwww
今回の富士ラウンド決勝日のコンディションを振り返ってみますと…
豪雨⇨小雨⇨霧雨⇨暴風雨www
それに伴いレース運営はぐっちゃぐちゃに振り回され、
1周目と2周目はセーフティーカー。
3周目にスタート。
9周目終了時点で雨が酷くなり
10周目から17周目までセーフティーカー。
そこで赤旗中断となり、約30分後に再スタート。
18周目と19周目はセーフティーカー。
20周目から58周目まではレース。
再び暴風雨となり59周目からセーフティーカー。
そのまま最終66周目までセーフティーカー先導のパレードランとなりチェッカー…
レーシングスピードで走った周回は実質46周にとどまりました。
そんなレースを暴風雨の中、観に来たファンは「真のファン」だとJスポーツの放送中でもおっしゃってました。
レース終了後、表彰式が始まるまでの間には、GTアソシエイション 代表取締役 坂東正明(組長)から異例の感謝の挨拶がありました。
挨拶の内容を耳コピですが全文ご紹介します。
…お越し下さった皆様。
あいにくの天気の中、今日朝この富士スピードウェイに来ていただき、東名も空いてたと思いますけど、この天候の中、ここに集まっていただいた皆さんは、我々を支えてくれるスーパーGTのファンであり、そして我々と共に日本のモータースポーツの発展させるためのみんな(?)でもあります。
心より感謝します。ありがとうございます。
(長い一礼)
この天候の中、チームもドライバーも、オフィシャルも、みんなで何とか出来ました。
たぶん日本中、どこの野外イベントも中止だったろうと思いますけども、そんな中でも集まっていただいたみんなと一緒に、このレースがチェッカーを受けることができ、本当に心より感謝しております。
盛大にこれからのポディウムの優勝者を称えてやって下さい。
本日はありがとうございました。
時折、激しく吹く暴風の中、坂東さんは誠意を込めて挨拶されました。
坂東さんの頭の中には…
この雨の富士スピードウェイでの赤旗を見ると、忘れたくても忘れられないあの記憶が蘇るのでしょうね…
こちらの赤旗は1998年の全日本GT選手権 第2戦 富士での赤旗です。
多くのレース関係者やファンの間で忘れられないあの記憶。
私もあの時のレース中継の番組をVHSで保存してました。
今でもDVDに焼き付けて保存しています。
※ここからはショッキングな画像が含まれます。
心臓の弱い方はご遠慮下さい。
1998年のGTマシンです。
まだまだ市販車の面影が残っていますね。
第2戦、 ゴールデンウィークに行われ富士スピードウェイでの500kmレースは、雨の中R33GT-Rのセーフティーカー先導によるフォーメーションラップが進行してました。
セーフティーカーが先導する隊列がメインストレートまで帰ってきた時、R33GT-Rのセーフティーカーは160km/hまでペースアップします。
富士スピードウェイのストレートで異様ともいえるスピードで先導するセーフティーカー。
しかし、コンディション不良と判断したセーフティーカーは引っ込むことなく2周目のフォーメーションラップに突入します。
この時、テレビに映ってない後ろの方の隊列の中で、水煙の中 レースがスタートしたと判断してレーシングスピードに加速するマシンがあったそうです。
当然、後ろから追突されるマシンが現れます。
追突されたBMWに注目した瞬間、画面の奥で赤い光が見えます…
解説者「なんですか??これ…」
富士スピードウェイのストレート上で多重クラッシュ発生!
火だるまになったガソリン満タンのF40がユラユラとストレートを横切ります…
咄嗟にレースを捨てて真っ先に救助に向かったRX-7。
このドライバーが今年5月に亡くなられた山路慎一さんです。
実に惜しい人を亡くしました…
同時多発的にポルシェもクラッシュ。
炎が上がる中、必死に脱出した砂子塾長。
確か足を粉砕骨折したと記憶してます。
この時に火だるまのF40に乗車していたドライバーが太田哲也選手です。
全身に重い火傷を負い、とてもつらい闘病生活とリハビリを経て、今ではモータージャーナリストとして活躍されてます。
この事故の模様はYouTubeでも観ることが出来ますし、太田哲也さんの闘病生活を追ったドキュメンタリーの映像作品「クラッシュ」でもご覧になることが出来ます。
一連の事故の経緯はWikiに詳しく載っています。太田哲也さんの名前で検索してみて下さい。
富士スピードウェイでの雨はレースに携わる人にとって、いつもこのクラッシュを思い出すのでしょうね。
今回のセーフティーカーランでも、セーフティーカーはとてもシビアに運転されてたと思います。
ただ、4WDのR35GT-RのペースにGT500のモンスターマシンは水に浮いてしまいついていけなかったらしいですけどね(^-^;
さて、今週末は鈴鹿サーキットで第6戦が行われます。
真夏の祭典 1000kmレースですね。
もう雨は要りません!!
スカッ晴れなお天気の中、世界一美しいコースの鈴鹿でハイスピードバトルが楽しめることを願ってます(*´ω`*)