
8月9日に行われたスーパーGT第4戦 富士300kmからもう2週間が経ち、オートスポーツももう発売されちゃいましたが、みんカラアプリの不具合にも負けずにチマチマと振り返りたいと思います。
スーパーGTも中盤戦になってくると、獲得ポイント×2のウエイトハンデがレースを左右する重要な要素になってきます。
前戦タイで優勝したNo.46 S Road MOLA GT-Rは獲得ポイントが24点なのでウエイトハンデは48kgと、走る•曲がる•止まるにおいて全てにウエイトが効いてきます(^^;)
特にストレートの長い富士スピードウェイだと、応援するファンはかわいそうですが、ハナから勝負権がないようなモノです。
もっと厳しいのが獲得ポイントが25点を超えたチームです。
昔のスーパーGTはウエイトハンデ100kgとかザラでしたが、昨年からはウエイトハンデが50kgを超えた分は、50kg分の燃料制限として課せられ、残りを重しとして車体に載せられます。
例えばNo.1 MOTUL AUTECH GT-Rは獲得ポイントが26点なのでウエイトハンデが52kgとなり、50kg分の燃料制限と2kgのウエイトという形になります。
燃料制限のせいでパワーは絞られますが、48kg積んだS Roadよりは曲がる•止まるでは有利となり、一体どっちが有利なのかワケ分からなくなります(^-^;
逆にチャンスなのが過去3戦でいいところがなかったチームですよね。
開幕戦で3位に入ったものの、GT300に足を折られたりブレーキトラブルでリタイヤしたりと、勝てそうで勝てないNo.38 ZENT CERUMO RC Fは獲得ポイントがまだ11点なのでウエイトハンデが22kgと勝てる絶好のチャンス!
しかもドライバーは富士マイスターの立川祐路選手♬
第4戦が始まる前から優勝候補の筆頭です。
なぜ、立川選手が富士マイスターと呼ばれるのか…?
その理由は富士スピードウェイの旧Bコーナー以降、第3セクターの速さにあると関係者やファンは言ってます。
…本人は自覚がないですがwww
実際に走ったことのある方やグランツーリスモをやり込んだ方ならご存知かと思いますが、富士スピードウェイの第3セクターってつかみ所のない難しさがありますよね。
フロントに荷重がかかりにくい上り勾配の連続コーナーなのでクリップを取りづらいですし、次のコーナーへのアプローチも考えてラインを取らないといけない…
しかも最終コーナーの脱出に失敗するとメインストレートのスピードにも影響するので、我慢のコーナーリングばかりは出来ない難しさ(^^;)
そんな難しい第3セクターをストレートスピード重視のマシンで高次元に走ることができるのが立川選手だと私は思います。
そんな周りの期待に応えて、立川選手は見事に予選ポールポジションを獲得!
日曜日の決勝レースもスタートドライバーの立川選手がレースを引っ張り、トップのままピットインして石浦選手にドライバー交替をしました。
もうこれでZENT CERUMO RC Fの逃げ切りだろうと私は思っていましたが~~…
立川選手と同じくらいの速さで第3セクターを攻めきるマシンがありました!!
50kgの燃料制限をくらっているはずのMOTUL AUTECH GT-Rです(o^^o)
確かに搭載してるウエイトはわずか2kgなのでヒラヒラとコーナーリングできそうですが、ウエイトハンデは名目上ZENT CERUMO RC Fの2倍以上…
どうやらMOTUL AUTECH GT-Rは富士マイスターと同じ速さを身につけたみたいです☆
さすが前年王者ですわ(´▽`)
とまどうZENT CERUMO RC Fの石浦選手は必死にコーナーでMOTUL AUTECH GT-Rをブロック!
コーナーで詰められてはストレートで引き離すバトルを2台で展開しはじめました。
そうこうしてる間に2台のラップタイムはジワジワと落ち始めます。
そして、とうとう鬼の勢いで彼が追いついてきました!
No.24 D'station ADVAN GT-R 佐々木大樹選手です( ^-^)
そりゃそーだwww
燃料制限くらったGT-Rでさえこれだけのスピードで走れるのですから、獲得ポイント0点のD'station ADVAN GT-Rはもっと速いワケですよね( ^o^)
D'station ADVAN GT-Rは、前でもつれるZENTとMOTULをゴイゴイにかき分けて、あっという間にトップに立ちそのままフィニッシュ(*゜▽゜)ノ☆
1991年生まれの佐々木大樹選手はGT500クラス2年目にして初優勝!!おめでとう☆☆
そしてミハエル・クルム選手はなんと、2004年の第4戦 十勝スピードウェイ以来11年ぶりの優勝になります(゜o゜;
…ちなみにその11年前のマシンは~~
グランツーリスモ4をやり込んだ方なら思い出深い、No.22 モチュール ピットワークZです♪
ゲーム中、手っ取り早く金を稼ぐ為に全日本GT選手権を何度もプレイし、プレゼントカーのこのマシンを手に入れたらソッコー売り飛ばして換金する作業を繰り返してましたよねwww
あ~~、懐かしい(笑)
そして、日産の24号車といえばスーパーGTファンにはすっかりお馴染みになったこのチーム。
コンドーレーシングですよね~
優勝おめでとうございます\(^o^)/
歴史を振り返ると… GT500参戦2年目、2007年の灼熱のセパンで他チームがタイヤをズタボロにする中、驚異的なライフを持つヨコハマタイヤのアドバンテージを生かして勝ち取った初勝利!
2008年、R35GT-Rデビューの年にVK45DEエンジンと有利な車体を生かし、トップを走る柳田選手が間違えてピットロードのスイッチを押したことにも助けられて、灼熱のセパン2年連続勝利!!
2009年 開幕戦の岡山、オフシーズンに岡山国際サーキットに散水車を使ってまでテストしたヨコハマタイヤのレインタイヤがハマり、雨の中自信を持って走りきった国内初勝利!!!
2010年はHSV-010デビューの年、鈴鹿でいきなりレース本番中にHSV-010同士がクラッシュテストをしたことでセーフティーカーが入り、周回数が減った隙をついてGT500初のタイヤ無交換作戦をとり、ライバルに泡を吹かせた4勝目!!!!
…それ以来、実に5年ぶりの優勝になります!!!!!
過去の優勝にはタイヤや作戦面・マシンの優位性などでで何らかのキッカケがあって、勝てるときに勝ったという印象がありましたが、
今回の富士スピードウェイでの優勝は数多くの強敵と真っ向勝負で立ち向かってもぎ取った強いチームの勝ち方だと感じました。
そんなコンドーレーシングのチーム監督は、モータースポーツファンにはお馴染みのコノお方。
…と、ここで突然ですが私のページにお越しいただいた皆さんに質問です。
Q.サーキットで働いている近藤真彦さんを、皆さんは何て呼んでますか?
①「マッチ」
②「近藤監督」
…ちなみに答えはありません(爆)
ここからは私の個人的な意見ですが…
「マッチ」は芸能活動をしている時の呼び名で、
「近藤監督」はサーキットで勝利を目指して闘っているときの呼び名だと思っています。
J事務所の最年長タレントとして今年も精力的に活動し、さらにコンドーレーシングのオーナー兼監督として勝利を目指す近藤真彦さん。
テレビでギンギラギンになった後に、自らスポンサーのところに頭を下げに行ったり、チームの運営の為にやむを得ずリストラを決断することもあります。
1つの体でタレント活動もレーシングチーム監督も共に全力でこなす近藤真彦さんは、1年が730日あるようにも思えます(^^;)
そんな近藤真彦さんに敬意を表して、私は「マッチ」と「近藤監督」と呼び方を変えたほうがいいかな~と、思ったわけです(^^)
なんでこんなチラ裏な話をしたかというと、決勝レース終盤にD'station ADVAN GT-Rが怒濤の追い上げでトップに立った頃、J SPORTSの実況の赤平アナがさかんに「マッチ」「matchy」と繰り返していたことに私が違和感を感じたからです(^_^;)
J事務所の最年長タレントがひとりの若者にこんな顔しないでしょう。
なーんて私ひとりモンモンしながら、ふとコンドーレーシングのオフィシャルサイトを覗いてみたら…
www.matchy.co.jp (笑)
…どっちでも良かったのね(^◇^;)
…とまぁ、ダラダラと綴ってしまった富士戦のレポートですが、なんとか鈴鹿1000kmには間に合ったかな(;^_^A
週末は雨なので予想は困難ですがあえて予想すると、ヨコハマタイヤの次はダンロップタイヤ…かな?
ダンロップは先に行く…(ゝω・)