今シーズンのスーパーGTも全8戦中、5戦目まで終わりました。
…儚いですよね(・_・、)
もう今年、あと3戦しか残ってない…
いっそのこと年間20戦くらいしないかな~(爆)
夏の風物詩、鈴鹿1000kmレースは1966年より続く伝統ある耐久レース。
もう来年で50周年なんですね(^^;)
2006年からはスーパーGTに乗っ取られる形になり、今年のレースで10回目のスーパーGT 1000kmレースになりますね。
私個人的には鈴鹿1000kmは独立した形の耐久レースとして残してほしかったのですが…、
時代の流れかな~、仕方ないですよね。
時代の流れはマシンの進化に現れてます。
今回のGT300クラスのポールポジションは、No.2 シンティアム•アップル•ロータスでした。
今シーズンから始まった共通エンジン・共通モノコックのマザーシャーシを元に、ハンドメイドでミッドシップにしたユラタクヤオンリーワンスペシャル☆
FIA-GT3マシンやハイブリッドカーを抑えて、LOTUS EVORAがマークしたタイムは~…
なんと1分58秒248www
もちろんGT300のコースレコードになりますし、歴史をさかのぼりますと…
2001年シーズンのGT500マシンと肩を並べる速さです(^◇^;)
おそらく他のGT300マシンもウエイトハンデを降ろせば、このauセルモスープラを取り囲むことが出来るでしょうね(^^;)
一方、GT500も記録的なタイムが叩き出されました☆
No.1 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー•クインタレッリ選手が、50kg分の燃料制限+18kgのハンデを背負っているにも関わらず、コースレコードをおよそ1秒上回るタイムを叩き出してポールポジション獲得!
ちなみにこのラップタイムを鈴鹿1000kmレースの歴史に照らし合わせると~…
1991年のジャガーXJR-14と肩を並べます(爆)
MOTUL AUTECH GT-Rの燃料制限とウエイトを取っ払うと、ひょっとしたらこの年代のグループCカーより速いのかもしれません(^o^;
そんな25年前のグループCカーと15年前のGT500マシンが混走した(笑)今年の鈴鹿1000kmレース。
2度のセーフティーカー導入でレースペースが遅れ、予定の173周より先に定められた時間が来てしまい、163周でレース成立となった荒れたレースを征したのは……
No.36 PETRONUS TOM'S RC F
伊藤大輔/ジェームス•ロシター組でした!!!
長距離の耐久レースになると、実力のあるチームが残るという法則をそのまま表したレースでしたね。
某専門誌によると、ゴール後ガソリンタンクの中には5リッターしかガソリンが残ってなかったとか…(^^;)
私たちに置き換えると、ビンボーランプが点いたまま鈴鹿を全開で走るようなモノですよね。
前日までのミーティングでは、レースの距離を173周として、様々なシミュレーションを組み立てていたはずです。
それが本番になって2回もセーフティーカーが入り、合わせて約40分もセーフティーカー先導のパレードをさせられてたら、用意していたシミュレーションも全部パァーですわww
ライバルチームはゴール寸前にハイオク1000円分給油とか、はたまたタイヤもガソリンも余らせるレースをしていた中、
PETRONUS TOM'S RC Fはタイヤもガソリンもお釣り無しでキッチリ使い切り、夏の鈴鹿の耐久レースを最初から最後まで全開で走りきりました☆
スーパーGTも今年はあと3戦…
現時点でのGT500ドライバーポイントのランキングを車名で並べてみると、TOP5はこの通りとなりました。
●1位…No.12 カルソニック IMPUL GT-R (51点)
●2位…No.38 ZENT CERUMO RC F(44点)
●3位…No.36 PETRONUS TOM'S RC F(43点)
●4位…No.1 MOTUL AUTECH GT-R(39点)
●5位…No.37 KeePer TOM'S RC F(34点)
うわぁ… 日産とレクサスばっかり(^^;)
ちなみにホンダの最上位は、
●7位…No.100 RAYBRIG NSX CONCERT-GT(29点)
トップのカルソニックとは22点差です。
残り3戦を全てフルマークでポイントを稼ぐと数字上では89点まで登りますが…
燃料制限くらってさらに重しまで載せた日産やレクサスに1000km走っても追いつけないようじゃ、期待もできません(ノД`)
市販車のイメージを残して販売のプロモーションとして参戦しているNSX CONCERT-GT。
「負けるもんか」の精神で敢えてFRのマシンをミッドシップに改造し、さらにハイブリッドシステムまで積んだプロジェクトも2年目。
今回の鈴鹿の結果を受けて、ホンダのGTプロジェクトリーダーが述べたコメントをまとめますと、
「マシントラブルは信頼性不足。」
「雨だとエンジンが後ろにあるからタイヤに駆動がよくかかった。」
「晴れると後ろにあるエンジンがリヤタイヤに負担をかけてしまっていた。」
…ホンダ車乗りのGTファンとしては、別に今年のF1のメルセデスみたいなぶっちぎりを望んではいません(-- )
新しいGTマシンになって2年目を迎え、日産もレクサスもぐんぐん進化しています。
ホンダだけ去年からの課題を持ち越して、自分自身との戦いが続いてるように見えます。
次戦スポーツランドSUGOは年間でウエイトハンデが一番キツくなるレース。
ランキングトップのカルソニックは燃料制限プラス50kgのウエイトを積みます(^-^;
第7戦のオートポリスはウエイトハンデが半分になり、第8戦のツインリンクもてぎはウエイトハンデ無しで戦うことは決まっているので、もうスポーツランドSUGOくらいしか勝てるスキがないように思えます。
市販車のプロモーションには勝つことが一番です(o´∀`)b
バッテリー抜いてでもいいから、とにかくトップで走るカッコいいNSXを魅せて下さい☆