2018年02月17日
今日もぶっちぎりでヒマなのに休日出勤当番中@E52ひろしです
先日、ココ(みんカラ)を徘徊していて、偶然見つけた
「首都高SPL〈スペシャル〉ー銀灰のSPEEDSTERー 1巻」発売の記事。
楠先生の単行本は湾岸外伝C1ランナー以降、全くノーマークで思わず仕事中に
「まぢでっ!」と声を上げてしまうほどにびっくり!
その日の仕事帰り、閉店間際の書店へ飛び込み即購入。
で、読み終えた感想。
「ん~やっぱり自分って楠先生と同じ視点をいっぱいもってるなw」
第2世代Rの描写とか、35Rの位置づけに対する感じが、自分の思うところと完全にマッチしています。本当にGT-Rとかポルシェ(911シリーズ)とかがお好きなようですね~。
でも、ちょっと今作品で感じたのは、今までの作品よりも若干だけど”現実味(リアルな部分)”をオモテに出てきたんじゃなかろうかと。
(いくら何でも赤坂ストレート300km/hは…ねぇwww)
また、以前は首都高一辺倒な感じでしたが、東名と繋がった圏央を走っていたり、時代の流れに則している点は、同じ場所をたまに走る自分にとってニヤニヤさせられっぱなしです。
で、湾岸の頃もそうだし、C1ランナーの時もそうだったけど、
実際に自分のクルマとして32RやFDに乗っていたからこそ
「あ~ソレっ!よくわかるわ~!」という点が山ほど今作中にはありました。
湾岸の頃からちょいちょい出てくる
クルマを機械として捉え、自分の手足の如く意のまま、精確に正しく動かす。
そのクルマを自分の目指すスタイルへ合わせて、コツコツと努力を惜しまず、緻密に仕上げていく。
当然、自分一人だけのチカラでは無理なので、作り手(チューナー)が登場してきて、お互いの信頼のもとに多くのアドバイスを仰ぎ、納得できるまで対話を重ね、少しでも自分が思い描く理想の仕様へ近づける。
こんな面白いコトは一度味をしめてしまうと、そう簡単には抜け出せない”ある意味、ホンモノの麻薬”です(←北見のおっちゃんの受け売り 苦笑)
Rに乗っていた頃、クルマのパワーに任せて操作がラフになればそれなりに手痛いしっぺ返しを食らうことが多々ありました。(しっぺ程度じゃすまかったコトも)
同じようにFDをドライブしている時は
「このクルマ、ちゃんと運転しないとマジで超おっかね~!」と思い知らされる場面にも何度となく遭遇しました。
同じ日に2台を乗り換えて、わざわざ同じ場所へ行き、改めて自分の下手くそ加減を実感して「次はもっとうまくなろう!」と思いながら帰ってくる。
イニDでも「クルマがドライバーを育てる」という大きなテーマが根底にあると思いますが、クルマのパワーやポテンシャルにまかせて振り回すだけでは絶対に運転が上手くはならない。そのクルマが持っているポテンシャルをきっちり引き出すためにこそ、クルマから伝わってくる色々な情報を逃さすにちゃんとキャッチしながら学習し、積み上げる。
パワーがなくてもきちんと操作していれば十二分に速くなる(←今作のデミオとかイニDの拓海のハチロク)
まさにその通りだと思います。
今作の首都高SPLを読んでいて、思いだしたのは
Rに乗っていると、ついついクルマにおんぶに抱っこで操作がラフになる。
逆にFDの方は先にクルマの方から、
「オマエ、ちゃんと運転しね~と噛みつくからな!」
と教えてもらっていた気がします。
もっと酷かったのはCPV35。
時代の進化とともに進んだ技術の恩恵にあずかって、あんな巨体が理想の重量配分や、ドライブバイ+トラクションコントロールなどのお陰で、下手くそな自分でも意のままに操れる。
コレはコレで感動もんです。
ソレを素直に受け入れて、おんぶに抱っこどころか頭のてっぺんまでクルマに任せてどっぶりと浸かっていたカモしれません(笑)
で、先日東京DLへの行き帰りに久しぶりの首都高を今のE52でドライブしてみて、思ったこと。「やっぱりココは普通に流していても特別楽しいわwww」というのはもちろんのこと、「技術の進化って凄いのね~」と。
話は突然変わりますが、最近やたらとATの踏み違えによる高齢者の死亡事故がクローズアップされていたりします。
結局のところコレって、クルマの便利さに任せっきりになっていて「クルマを正しく操作しなければ、いとも簡単に人を殺す道具になりうる」というドライバーの意識が足りないからなのでは?と自分は常々感じます。
つい2~3日前のニュースを見ていても、自転車だって一歩間違えば他人の命を奪ってしまうことが起きる。なのにスマホを片手にフラフラと運転している人の多さには正直呆れます。後ろを走っているだけで、「コイツながら運転だわ・・・」と直ぐに分かるようになってしまいました(苦笑)
今さら70、80のどうしてもクルマを運転しなければいけない高齢者の方に「イチからMTで、クルマを正しく操作する方法を勉強しろ」なんて無茶なことは言いません。
でも、もう少しだけ事故に対する意識や、自分がクルマを運転する行為に対しての意味を考えてもられば、確実に不幸な事故は減るだろうと思います。
それと合わせて、自動車メーカーや交通インフラを担う国や団体と協力して、新しい技術を積極的に取り入れ、惜しむことなく標準装備で運転をアシストしてくれるクルマのリリースと、その機能に応える交通インフラの導入をしてくれれば、踏み間違えや誤発進、逆走なんてことは無くなるんじゃなかろうかと。
逆にスマホを弄りながらとかは、完全確信犯の飲酒運転と同じように厳罰とかにしてもいいんじゃないですかね?
また20年近く昔の話に戻りますが、クルマ仲間の友人達と色んな場所へ遊びに行った帰りの深夜のファミリーレストランで…
「ウチらが爺さんになる頃には自分じゃあクルマを運転しない時代になってるカモな~。
エンジンもガソリンじゃなくて、きっとみんな電気で動くモーターだぜ、きっと。
F1なんかエンジンサプライヤーじゃなくてモーターサプライヤーとかいって、軒並み大手の家電メーカーだったしてね(笑)
だから自分だけしか乗れないような2ドアのクルマに大金をかけて、いじくり倒して遊ぶ、ウチらが今やってるようなバカげたコトなんて、金持ちだけの特権道楽になってるんじゃねーの?」
なんて話をよくしていましたが、当時は冗談のつもりだったのにまさか本当にそんな時代が目の前に迫ってくるとは思いませんでした。
ツラツラと駄文の上、長文になってしまいましたが久しぶりに面白いクルマ漫画を読んでこんな気分に浸り、もしも少しでも自分と同じ考えに共感していただける人がいればと思います。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
Posted at 2018/02/17 12:06:50 | |
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