先週、ダストブーツ切れにより中断していたルークスのフロントのサス交換作業。ディーラーから新品のダストブーツが届いたので再開です。
みんカラで交換された方の記事や、ネットで調べた事前学習の甲斐あって、作業自体は比較的スムーズに交換できました。
いきなり切れてクチがあいたダイスとブーツの画像からスタート。
これ↑は左側の裂け方がマシな方です。
右側はジャバラの部分が裂けてバラバラでした。
スプリングコンプレッサーで縮めて、ちゃんとショックからサスがフリーになったことを確認した上で…
アッパーマウントを外してバラす!
純正形状のショック・サスを交換する時は、スプリングコンプレッサーを使うので、すごく気を遣います…。
フロントサスが外れたところで新旧比較。
鋼材自体の太さはほぼ同じっぽいけど巻きが純正は荒すぎ…。
一応、念のためショック自体に抜けが無いかもチェックしてから、シートの切り欠きに合わせて、サスをセット。
新品のダストブーツとアッパーマウントを合わせて組付け。
右フロントはストラット直上にあるヒューズボックスをステーから外し、更にヒューズボックスのフタを取って、ヒューズボックス本体はケーブルに繋がったままでも、邪魔にならない場所へ退避すれば簡単にアッパーマウントのボルトにアクセスできます。(肝心なところを写真撮り忘れました…)
ストラットのナット(18mm)を外す前に、ショックに固定されているABSセンサーケーブルと、ブレーキホースを外し、スタビリンクのボルト(16mmという厄介なサイズ)も外す。
ショックのステーからスタビリンクのボルトが抜けなくても慌てる必要はなく、ショックが車体からフリーになれば簡単に外せます。
次にナックルとショックを連結している17mmのボルト2本は受け側のナットだけ外してボルトは抜かずに残し、ストラットのナットを外してから、最後にボルトを抜きつつショックを取り外すと一人でも楽に作業できます。(ショックの落下防止)
組付けは外した逆の手順で。
先にナックルとショックのジョイントへボルトを通してしてしまってから、ストラットのナットを締めて固定。
各所を固定しているボルト・ナット類をしっかりと締め込んで、緩み確認用にホワイトマーカーでマーキングしながら、ネジの締め忘れがないかを全部確認。
最後にもう一度、ショック本体を揺すってガタが出ないか念入りに確認。
最後にABSセンサーケーブルとブレーキホースを元通りに固定して完了。
厄介だったのは左フロント。
車内の空間を少しでも広くするための工夫なんだとは思いますが、アッパーマウントにアクセスするためにはECUがどうにも邪魔過ぎる…。
カウルトップを外した方が圧倒的に作業スペースが広く取れて楽になると思いますが、時間短縮のためカウルトップは外さずにバッテリー、ECUの順に外しました。
こーんな感じ↑で左前を一旦、空っぽにします。
ECUを外す必要があるので、バッテリーは外した方が絶対に無難。
ECUが接続されていない状態でドアの開閉を含めて、車体に通電すると何が壊れるかわかりません。
昔、エルグランドでバッテリーを繋いだまま運転席の集中ドアロックやパワーウインドウ制御のカプラーの抜き差しを繰り返してCAN通信ユニット壊して、交換するハメになりました。当時の交換修理代6万。ハイテク装備満載の新しいクルマは一体、幾らになるのか想像するだけでも恐ろしい…。
外したECUは直射日光が当たらない日陰で一休みしてもらいますw
ちなみにこのECUのユニットは上下2層構造になっていて、全部で4つのカプラーが繋がっています。
上の小さいサブに一つ。下のメインECUに3つのカプラーが繋がってます。
これまた肝心な写真を撮り忘れてしまいましたが、下のメインユニットに繋がっているカプラーは外す時は右から。繋ぐ時は逆の左からじゃないと、構造上カプラーをユニットへ固定することが出来ません。
左端のカプラーは上側ユニットと同じような形状なので、間違えようがありませんが、真ん中のカプラーと右端のカプラーは形状とピン数が全く同じで、間違えて接続してエンジンをかけたら間違いなくエライことになります…。
カプラーから伸びている配線の長さが違うので間違えることはないと思いますが、カプラー差し込み口の色が、黒と茶色なので、外した時にマーキングしておくなり、間違えないようしなければなりません。(ちなみ左が茶色。右が黒)
左フロントはECUの脱着など、結構気を遣うので焦らず慎重に作業しました。
一人で作業して3時間強。朝方の涼しいうちに始めましたが、終わる頃にはすっかり昼過ぎになって炎天下…。全部片づけ終わる頃には暑さでヘトヘトです…。
で、交換完了後の完成形がこちら↓
ぶっちゃけ車高が下がったかどうか、横に純正サス装着車を並べないとわからないレベルです。(本当に前後ともに2cm程度ダウンしただけ)
あまり車高は下げたくないので、自分にはバッチリです!
やたら車高が低くて悪目立ちする事もなく、どこにでもふつ~に走っていそうなB45ルークスにしか見えない…。街中でも決して目立たない”ステルス仕様”ですが、よ~く見るとあちこちチョコチョコと手を加えられている。でも、それは見る人がルークスに詳しくないと分からない…。これが良いのですwww
実際に乗ってみると、純正サスとは比較にならないほどの安定感が出ました。
荒れた路面での乗り心地も悪化することはなく、下からの突き上げを上手くいなしつつ、きちんとドライバーへ路面からのインフォメーションを伝えてくれるようになりました。正直、これは自分の期待値以上です。
先週まではリアだけ車高を落としつつ、バネレートが高くなっていたので前後バランスが非常に悪く、強めのブレーキングには車体が前後方向へ不快な揺れ方をしていましたが、今回フロントを交換できたことによって不快な揺れが一切無くなりました。
逆にデメリットとしては、リアシートがもともとあまり乗り心地が良くないクルマので、段差を乗り越えた際の唐突な突き上げ感が増してしまいました。
もう一つのデメリットは、完全に停車する直前のすっと少しチカラを抜くペダルワークが少しだけシビアになった気がします。特にコントロール性が悪く、停止直前にペタッと張り付くような印象がある純正のFブレーキパッドだと顕著です。
(コントロール性の高い社外のパッド・シューに交換すれば少しは改善されるカモ)
嫁さんに運転させてみたところ『やっぱり安心感が以前とは全然違う。ただのバネなのに、高いだけの事はあるわ(苦笑)』とのこと。
どうやらインパルのサスには満足していただけたみたいです。
こうなると気になりだすのが…
他社のダウンサスの乗り心地とか操作性ってどうなの?
果たしてインパルのサスが本当に自分にとってのベストチョイスだったのか?
バネレートが公表されていれば、その数値からある程度の硬さ、柔らかさは想像できますが、公表されていなければ実際に乗ってみないことには分からない…。
昔から自分のクルマの交換した後で、毎回コレを考え出すとキリがないのは分かっているのですが、今回は落ち具合がパッと見で純正と変わらないし、操作性については自分の想像を遥か超えたレベルだった。
かつて自分が憧れたGT-R乗りで、現役時代には『日本一速い男』と言われた人が代表を勤める会社の製品なので、間違いなかったんだと思います。
ちなみにこれは余談ですが、星野さんに一度だけ富士のピット裏で、自分が着ていたポロシャツの背中へサインをしてもらった事があります。
その時、色紙を持ち合わせていなかった無礼者(=自分)に対してもすっごい優しくて、神対応でした。
さて、話を元に戻します。
本来はサス交換によってジオメトリーがだいぶ狂っているハズだから、矯正するためのアライメント調整が必要ですが、それはタイヤを新品に交換する時に合わせて調整する予定です。(どうせ今のエコピアはボロボロだから今年中には4本総交換になるだろうし)
ヘッドライトのオートレベライザーが未調整のままなので、今度の週末にでも調整しようと思います。(既に策は練ってあります)
<今回のオマケ 3連発>
その1 そんなモノ今時効果あるの??
昔32Rに付けていたホットイナズマが発掘されたので、ルークスへ付けてみました。
ハイパワーエンジンだと効果が分かりづらいらしいので、非力な軽の方が体感できるんじゃないかと思ったのですが、新しいクルマでは体感はできなさそうです…。
いやいや、もうホットイナズマ自体が古すぎてダメなのかも?
原理・効能的にみても非力で小さいバッテリーの方が効果が体感できると思ったのですが、どちらにせよバッテリーに無用な負担をかけないうちに取り外すつもりです。
その2 ボンネットステーに小細工
余ってたコルゲートチューブでボンネットステーをカバーしてみました。
すっごい昔、色とりどりのコルゲートチューブがあった頃に流行ったので、おじさん世代の方はご存じかも知れませんね(笑)
昔は赤とかピンク色のチューブまであったのに、今では黒ばかりになってしまって残念…。
その3 サンシェードのクリップ
日差しが強烈になるこれからの季節、欠かせないのがサンシェード。
いちいちバイザーを倒して固定するのが、自分にとってはとても面倒臭い…。
そこで100均の吸盤付きのクリップを購入。
しかしフロントガラスに吸盤を貼り付けるとフロントガラスの内側が汚れるし、見た目がよろしくない…。
ならば…吸盤からの改良試作版 マジックテープ作戦
クリップの裏側へマジックテープを貼り付けてルーフライニングへ固定。
…と思ったのですが、ルーフライニングにはマジックテープがあまり効かない。
さらにマジックテープを脱着を繰り返していると、ルーフライニングが毛羽だってしまうので却下(失敗)…。
さらに改良を加えて…
バイザーステーにタイラップで固定
当初、バイザーステーのベースネジにマグネットで固定する方法も考えたのですが、ネジがバイザー本体で隠れてしまう…。
ならばネジに金属ステーを共締めして…いやいや、幾ら小さくても金属製のステーがルーフライニング、しかもドライバーやナビシートの目の前にあるのって、万が一の事態には、逆に凶器になるんじゃね??
そもそもマグネットで固定するには鉄製じゃないとダメだし、鉄は熱で絶対に錆びる。ステーの厚みによってはルーフライニングにも跡が残ったり悪影響は必至。
そんなメンドクサイことしなくても、細いタイラップで括りつけてしまえば、要らなくなっ時に簡単に外せるし、プラスチック製のクリップだけなら金属ステーよりも比較的安心。
吸盤やマジックテープが剥がれて落ちてきたりする煩わしさもないし、クリップの大きさにもよりますが、バイザー使用の際も邪魔にはならない。
おまけに高い位置についているので視界の邪魔にもなりません。
クリップでシェードの端っこをちょっと摘まんであげるだけなのでで、バイザーを出したり、たたんだりする手間も省けます。