まずはさくっとリフレクターが変色してしまったウインカーユニットの交換。
交換前
雨水が侵入して中のリフレクターが黄色く変色してしまっています…。
最初はLEDの素子がリフレクターに写り込んで黄色く見えるのかと思ったら、どこからか(多分間違いなく裏側だと思うケド)入り込んだ雨水で、ウインカーの中でメダカが飼えるくらいの水槽状態になっていました…。水を全部抜いた時には既にこの状態に…。
新品に交換!レンズのくすみもなくキラキラ感が蘇りました!
当初、どうせ交換するなら大陸製のシーケンシャルLEDタイプ(なぜか外側から内側へ向かって逆シーケンシャルになるヤツ)にしようかと考えたのですが、見た目をやたらといじくりまわすのは嫌だし、こっちの純正と同形状の方が安いので、純正タイプにしました。(中身はもちろんLEDですけど)
変色してしまった古い方はカラ割をして、リフレクターやオレンジ色のパーツを全て取り去って、ブラック化しようと思っていましたが、接着剤でバッチリ貼り付けられているため、分解するには完全に破壊しないとなりません。多分、表側の透明レンズを剥がす過程で割れてヒビが入ることは避けられない…。
仮にカラ割出来たとしても、今度は貼り合わせた時に防水性が確保出来ないでしょう。
カラ割して再利用する方法についてはじっくり考えます。
お次はルーフアンテナ。
いきなり交換完了後の写真
こっちの小ぶりなルーフアンテナの方が自分の好みに合ってます。
元のアンテナの痕跡(液体コンパウンドで擦ったけど完全に取り切れなかった)と比べると、かなり小型なのがわかります。
どうせならピアノブラックに塗装してから取り付ければ良かったと若干後悔。
取り外し方法をマスターしたので、そのうち気が向いたらやります。
裏側はこんな感じになっています。
22mmのツメ付ナットで止まっているだけです。
旧型のアンテナはナットが薄いのですが、この新しい方はナット自体に少し厚みがありました。
ちなみにアンテナを外すにはルーフライニングを支えているBピラーまで外さないと難しいカモ知れません。(アンテナを外す人なんて滅多にいないか…)
取り付けはあまり強く締めすぎると裏側のツメがルーフに食い込んでしまうので、ほどほどに締め込んで、ルーフアンテナの根本にあるゴムパッキンがしっかりと密着するようにしました。
片手でルーフの上からアンテナを抑え、長めのラチェットで車内側からナットを締めるのですが、一人で作業するとリアハッチ邪魔でアンテナの向きを固定するのに苦労します(苦笑)
写真は撮り忘れましたが、アンテナの裏側にある固定ボルトの根本にも雨漏り対策用のOリングが付いていますが、ちょっと細かったので手持ちの少し太めのOリングに交換しておきました。
ルーフには1.5cm程度の四角い穴が開いていますが、ゴルフVII以降の新型アンテナに付いている固定金具が収まるほどの大きさはありません。やっぱり新型のスタイリッシュなアンテナに交換するのは不可能の様です。(貼り付けるだけのダミーなら別だけど)
一応、カプラーを繋いで起きましたが、このルーフアンテナは全く機能していません。
完全にダミーです。
その理由がこちら↓
もともと付いていたアンテナを分解してみたところ、やはりGPS機能だけでした。
恐らくラジオ受信用のアンテナが付くと思われる部分はハンダもなく空席(茶色い基盤の部分)です。
品番:3C0035507AA
根本のゴムパッキンは経年劣化でカサカサのパキパキ…。
内部へ少し雨水が侵入した形跡もみられました…。ちょうど交換時だったかも。
この古いアンテナはそのうち気が向いたら、塗装を一旦全部剥がして塗り直すつもりです。(でも再び使用することは無いか…)
最後に一番長丁場の作業になるだろうと予測していた左ヘッドライトのカプラー交換。
5月末の車検の時に何度も脱着を繰り返していた際、カプラーを固定するツメを割ってしまったため、こんな状態。引っかかるツメが完全にいなくなっています。
この写真は下段右から2つ目が既に抜かれた状態。
下段一番右側がかなりササクレ立っていますが、容赦なくピン抜き工具をグサグサ挿し込んたためです。
古いカプラーは捨ててしまうので、中のピン(端子)にさえあまりダメージを与えなければ問題無しです。
カプラー自体は14ピンですが、実際に配線が挿し込まれているのは9本です。
残りの5つはゴムで裏側からフタがされています。
このカプラーからピンを抜くためには、このピンク色の部分を向かって左側へ少しスライドさせないと抜けない仕組みになっています。
ピンク色の部分の右側(角が丸くなっている方)に細いマイナスドライバーを突っ込んで、テコの原理で動かすと『カチッ』と数ミリ左にズレて、ピンのロックが解除されます。
こんなの知っている人に教えてもらわないと絶対に分からない…。本当に良くできたカプラーです。
十字になっている上下の穴にピン抜き用の細い工具を突っ込んで、ピンに付いている”かえし”を押し下げるとカプラーからすっぽりピンごと配線が抜けます。
コレが抜けた状態。
ピンの上下にはカプラーに収まった際、抜け防止の”かえし”が付いているのが分かります。
カプラーから抜いた直後は、このかえしが完全に平らになってしまっているので、細いマイナスドライバーで少しだけ起こしてあげてから、新しいカプラーへ挿し込まないと、カプラーをライトユニットに接即した際、ピンがカプラーの奥へズレてしまい、接触不良の原因になります。
新しいカプラーへ挿し込む時はピンの上下方向に注意しながら、かえしが奥で引っかかる『カチッ』という感触があるところまで挿し込みます。
ちなみに挿し込む前にピンの先端のクチが開き過ぎていても接触不良の原因になるので、軽くラジペンで挟んでクチを軽く閉じておきました。
全部で9本差し替えなければなりませんが、新しいカプラーへ挿す時に間違えて挿し込んでしまうと超厄介です。
カプラーの裏側に番号が振ってあるので、抜く前に配線にマスキングテープなどで番号をマーキングするか、1本ずつ作業をして間違った番号の穴へ挿し込まないようにしないとなりません。
最初はマスキングテープに番号を書いて配線に貼り付けましたが、ピン抜き用の工具を使っても、そうそう簡単には抜けてくれず、面倒くさくなったので1本ずつ作業することにしました。
以前、仕入れた中古ライトに付いていた(ちょん切られた)配線をカプラーから抜いて、予習はしていました。
その時(予習時)の様子がコレ↑
カプラーも割れていたので、どういう内部構造になっているのかを勉強するため、ワザと外側を割って、スライドする仕組みを実際に見てみました。
そして話は再びカプラー交換作業に戻ります。
極力、端子にダメージを与えず慎重に作業したため、最初の2本を抜くのに30分近く掛かりました…。
長時間中腰の状態で作業していると確実に腰がヤラれます…。
というわけで、3本目を抜く前にイスを用意して長期戦を覚悟。
地道にピン抜き工具をグサグサと挿し込みながら、十字の中心へマイナスの精密ドライバーでピンの頭を少しだけ押し込むとピンが奥へスルッと抜ける感覚がするので、軽く配線を引っ張るとカプラーから抜けます。
あまり意地になって無理やり配線を引っ張ったり、カプラーの十字の穴からグイグイと押し込むとピンの先端にダメージが及んでしまうので、無理をせず根気よく作業しなければなりません。(抜けなくてイライラしたら負け)
ピン抜き用の工具には先端が二股になっている種類もあって、端子の大きさとピン抜きの二股の隙間がドンピシャで合えば良いのですが、端子の方が少し大きいので二股の部分がY字に開き過ぎてしまい、かえしのある奥まで挿し込めない。結果的に余計時間が掛かる…。
細い1本タイプのピン抜きで、地道に上下に繰り返し突っ込んだ方が外しやすいカモ知れません。
一度コツをつかんでしまえばサクサク抜けるようになりますが、焦って一度に何本も抜いてしまうと間違いの元。確実に1本ずつ作業しました。
念には念を入れて短絡防止のため、キーを抜いた状態+バッテリー端子を外して作業する方がより安全だと思います。(最低限、キーは抜いておいた方が絶対に無難です)
これが完成形。9本全部、移植完了の状態。
ピンが十字になっている挿し込み口から均等な距離に顔を覗かせているのを確認して、最後にピンクの部分を右側(外側が丸い方)へスライドさせて端子をロック。
配線を軽く引っ張って動かないことを確認。
配線が挿し込まれない穴へ防水用ゴムキャップも忘れずに移植。
最後にカプラーをヘッドライトへ接続して点灯試験。
ヘッドライトを点灯して、エンジンをかけ数分放置。
警告灯が点灯したり、妙なエラーメッセージが出ないか、ロービームもハイビームも問題なく切り替わるかを全て確認しました。
新しいカプラーには防水用キャップと新しい端子が付属していましたが、配線を切断してしまうと数センチではありますが車体側の配線が短くなってしまうので、今回はピンを抜いて配線を切断せずに交換しました。
ヘッドライトに繋がっている配線って、長さにあんまり余裕がないので極力切らない方が良さそうです。(でも一度全部切って、新しい端子で繋ぎ直した方が作業時間的には圧倒的に早いハズ)
このカプラー交換だけで2時間近く掛かりました。
ボンネットを開け、クルマの前でイスに腰掛けたままエンジンルームを覗き込んでいる変な人です…。
通り掛かったご近所さんが『またなんかやってるよ…』と思ったに違いありません。
しかもドアが開いた車内は半分以上、ルーフライニングが外れかかったままで、あちこち内装が剥がされて板金剥き出しの状態(苦笑)