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2020年08月29日 イイね!

『サブフレーム』を試しに作ってみた

またまた自分の安易な思いつきによる”試しにやってみた”シリーズです。

長いこと家の収納庫に放置されていたアルミの角パイプ。
長さ1m、高さ2cm、幅4cm程度。部材の厚みは3㎜くらい。
価格1,200円程度だったと思います。

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だいぶ前、無謀にもエルグランドのリアアンダーにサブフレームを追加してみようと思って近所のホームセンターで購入したものです。

しかしこんなに長いアルミ材では強度が確保できす、エルグランドの車重に耐えられるワケがない。どう考えても簡単に曲がってしまうのは明らかです…。
なので結局、エルグランドには使用せず長期間放置していました。

長いまま使うから簡単に曲がっちゃう。
短くカットして使えば、アルミとはいえ、
曲がりに対して多少は強度があるんじゃね~の?

というワケで、シロッコの
『なんちゃってサブフレーム』
(トンネルの左右を繋ぐ純正プレートの代わり)
を試作してみることにしました。
(素人の安直な発想)


先ずはシロッコの腹下から、純正のプレート外し。
自宅の駐車スペースなので当然十分な高さにはリフトアップできない。
でも暑すぎてジャッキを使う気には到底ならない。そこでラダーレールを使用。
1枚分だと低すぎるから、2枚重ねでなんとかギリギリ潜れる高さ。
いつも思うけど、ちょっと危険な気がします…。(←だったらハイリフトタイプのレール買えよ!)

それにしても真夏の炎天下、熱せられたコンクリの上へ仰向けに寝そべるなんて、苦行そのもの…(苦笑)
おまけに寝板がないので、使用されないまま保管されているE52ライダー用フロアマット(ナビシート側)が寝板代わり(笑)
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外したプレートがこちら↓(下がフロント、上がリア)
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以前、車検時にショップでリフトアップした時から分かっていたことではありますが、サビが凄い…。(塩害か?)そのうち気が向いたら、ちゃんとサビ取りしてから、シャシーブラックか、耐熱シルバースプレーで塗装するつもりです。

しかし平らな場所に置いてみるとよくわかりますが、プレートがかなり歪んでる…。
この薄いプレートが、厚みのある鋼鉄製の強靭なプレートに置き換われば、当然体感できるレベルでボディの強度がアップするでしょう。(その分、他の車体各部が受けるストレスも増加するだろうけど)

で、外した前後のプレートの計測。
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フロントのプレートの長さは左右44cm。
ネジ穴間の距離はおおよそ40cm程度。

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リア側のプレートは若干短くて42cm。
ネジ穴間の距離はフロントと同程度。
プレート(車体前後方向の)幅は今回の目的には無関係なので未計測。
ちなみに留めているナットのサイズはM6(くらい?ちゃんと測らなかった)で、使用するボックスレンチのサイズは13ミリ。

アルミの角材の元の長さが1mだから、切り分けると2本分しか確保できません。
とりあえず今回はより体感できる可能性の高いフロント側を制作することにしました。
(リア側はせっかく外したのにまた元に戻しただけの外し損)

で、計測した長さに合わせて金ノコで適当にカットしてから、ネジ穴を電動インパクトでドリドリと穴開け。アルミ材なので加工は一瞬!とても簡単です。

車体側(パイプの上側)は穴の大きさをあまり広げ過ぎず、ボルトが適当に通る程度。
路面側(パイプの下側)は13ミリのボックスレンチがギリギリ入るくらいの大きさの穴にします。

穴の拡大はステップドリルを使用。
一発で穴を開けるのではなく、穴の大きさを徐々に調整しました。

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ご覧のとおり、プレートを抑えるためにナットの座金部分がかなり幅広にとってあるので、ナットをそのまま、真下から入れる事ができません。
しかしナットと同サイズの大きな穴を開け過ぎると強度が保てない。

そこでアルミのパイプが中空なので、車体へ取り付ける前に予めパイプの横からナットを入れておいて、ボルトの位置に合わせてボックスレンチで締め込んでいく作戦です。

↓図にするとこ~んな感じ
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1本目を制作するのに掛かった時間は30分弱。
失敗しないように慎重に穴開け

2本目は穴開け方法のコツが分ったので10分程度で出来上がり。
しかしアルミの削りカスが飛び散り、掃除しながらやらないと汗で削りカスが全身にまとわりついて、あっちこっち切り傷だらけになります…。
やっぱり真夏の炎天下作業は良くありません(苦笑)

1本出来上がったところで、ヤスリで軽くバリ取りしてから借り合わせ。
特にボックスレンチを突っ込む側の穴は、よく角を取っておかないと、スパっと指を切りそうなほど鋭利な状態なので超危険。

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適当に長さを計って穴を開けた割には一発でピッタリとハマりました。
ちょっとだけ失敗したのは、ちょっとだけ左右の長さが長過ぎ。
純正の薄いプレートなら問題ありませんが、パイプの厚みがある分だけ、車体下左右にある黒い樹脂パネルに当たってしまう(あと5㎜くらい短い方が良かった)

上下の穴を長孔加工していないので、樹脂パネルに当たって少しズレるだけでボックスレンチが真っすぐ下から入らず、上手くナットが締め込めない…。(この辺は次回に向けての改良の余地ありです)

やむなく5mm程度、樹脂パネルをニッパーで少しだけカットして、パイプの逃げを作っています。(本当は一旦パイプを外そうとしたけど、樹脂パネルの間にガッチリ食い込んだ挙句、ボルトの穴もガッチリとハマり込んでしまって、外せなくなった=精度が高すぎてもダメ。適度なアソビが必要だと後悔)

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とりあえずこんな感じで完成!
パッと見、アルミ材が綺麗なので、純正の錆びてしょぼくれたプレートよりは十分美しい(苦笑)

見た目はともかく、問題はその強度。
万が一、これで体感できるほどの効果があれば、超儲けもの!
ってなワケで装着後、自宅の近所をテスト走行してみました。

左右に曲がる時にノーズの入り方が心なしか、以前よりも素直な感じ。
最初は自分の気のせいだと思っていたのですが、コンフォートからスポーツに切り替えると、明らかに以前とは違うフィーリング。
今まで自分が切る舵角に慣れきっていたせいで、逆に違和感を感じるほどクルマ自体がイン側へ切れ込む感じ。(ちょっと大げさか?)

試しにワザと大きな交差点を、右折の矢印が出るタイミングに合わせ、アクセルを踏み込みながら進入していくと、曲がり出した最初の短時間だけですが、明らかに気のせいではなく、自分が狙ったラインよりも僅かにオーバーステア気味なライン。

もっとはっきり体感できたのが、フロントの左右両輪がほぼ同時にちょっとした段差を乗り越えた瞬間。(左右のタイヤが時間差でバラバラに段差を乗り越えるようなシチュエーションでは少し分りにくい)

フロントの足周りがきっちりと仕事をしている感じで、明らかに車体の揺れ方が以前とは違う。(不快な突き上げではなくて、小気味良い『コツン!』という感じ)
揺れの収まりも以前より早くなって、ショックがちゃんと働いていることが分かります。
コンフォートとスポーツを何度も切り替えて確認しましたが、スポーツではその差が明確に感じ取れました。(同時に電子制御ダンパーの性能に改めて感心)

しかし中央のトンネルを高々40cm程度のアルミ材2本で左右に繋いだだけ。
車体前後方向の強度は一切、上がっていないハズなのに超不思議。
ぶっちゃけ「そんなにフレームにガタが出てたの?」と不安になるレベルです。

材質がアルミなので、高価なサブフレームほどの長寿命は期待できませんが、何せ低価格なので、費用対効果は抜群です。
ちなみにテスト走行後、車体の下から目視で見た感じでは特に大きなパイプ歪みや曲がりはありませんでした。(ちょっと走っただけで、簡単にパイプが歪んだら付ける意味ナシ)

次はリア側のプレートも同じようにパイプに交換してみようと思いますが、さらなる強度を確保するため、中空になっている空間に補強材を詰め込んだり、改良を施してみたいと思います。
また、今回は断面が長方形のパイプを使いましたが、クローゼットのDIY用に売られている、断面がオーバル形状のハンガー用パイプも使えそうな気がします。

Posted at 2020/08/31 19:37:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | いじくり日記 | クルマ

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