3連休中日にシロッコのエアクリを剥き出しタイプへ交換。
但し期間限定です。

期間限定の理由はコレ↓
配線トレイがメインに見えるけど、メインはDSGのミッションマウント
最近、車体の前後方向へ少し大きめの加重移動をするたびにどこからともなく『コンッ!』という異音が聞こえてくるようになりました。
ワザと急加速と急減速を繰り返して異音がする箇所がどこなのかを確認すると、どうやら車体左側前方のフロア付近のようです。
フレームのようなかなり硬いものを叩くような打音。
(それほど振動は出てないというか、走っているので振動しているかわからないけど、音からしてそれなりに振動しているハズ)
ゆっくりとした加減速では異音はせずに、急激な前後方向の加重移動でしか異音が出ない。試しにステアを左右に切って車体を勢いよく振っても音がしたり、しなかったりする状況…。
稀にそこそこの横Gを残しながら左コーナーでシフトアップすると、ギア抜けする時がある…。(決まって左旋回時だけ)
最初は左フロントのアッパーマウントのヘタリを疑ったのですが、オイル交換の際、下回りをチェックした時に足まわりのブッシュやアーム類にはガタつきが無かった。
そもそもアッパーマウントがヘタると、ちょっとした路面の凹凸でもゴトゴトする異音が出るハズなので、足回りが原因ではなさそう。
となるとやはり、ミッションマウントがどうも怪しい…。
ミッションマウントを確認するにはエアクリを外して、バッテリーをトレイごと降ろさなけれ見えない…。
というわけで、仕方なくバッテリーとエアクリのバラシ作業をしたわけです。
流石に何度もバッテリーや、エアクリボックスはバラシているので、ものの15分くらいでミッションマウントとご対面。
自分のシロッコは2.0なので、事前にパーツリストで確認していた通り、ミッション取り付け部がボルト3点支持のマウントでした。
画像の左がバルクヘッド側。右が車体前方(ヘッドライト側)

この隙間はあってもいいのか??(たぶん、良いわけがない)たぶん、奥の方までゴムがちぎれているような気がする…。
右側のゴムブッシュはアウターの金属フレームにゴムがしっかりとくっついていますが、左側には金属フレームとの隙間が数ミリ。
しかもかなり深く、奥が見えない…。
ところが最近で断裂したような形跡ではなく、最初から少し隙間があったようにも見える…。
一応、渾身のチカラを込めてゆすってみましたが特にグラつく様子もない。
(車体に載った状態で人が揺らした程度じゃ動くはずもない)
「む~ん…これで問題は無いのだろうか?」
やや疑問に思いつつ、反対側のエンジンマウントも確認。
見える範囲では特に亀裂もなく、妙な傾斜も無さそうなので多分問題なさそうな感じ。
エンジンマウントは目視では特に不具合は無さそう。
むしろ妙に綺麗な感じの方が違和感を感じるほど。
ついでにドレンのオイル漏れの確認ついでに、フロントだけ持ち上げて下へ潜り、ドッグボーンのブッシュもチェック。
このブッシュはフロントメンバーに圧入されているので、もしも交換するとなると大事。
工賃もかなりかさむので、
ロア側しか見えませんが、ここも特に亀裂等は無し。
亀裂が入る前にインサートキットを入れて補強しておくのも一つの手カモ?
ドックボーンのリンク部分
多分、上から垂れてきたであろうオイルでベタベタ…。しかしほどよくゴムの保護剤になっていそうな気がする(苦笑)
ここも特にブッシュの切れ等は無し。
いつもお世話になっている秘密基地の常連さんが乗っているゴルフIV R32のエンジンマウントはブッシュが完全にちぎれて車体から取り外しただけで、軸の部分がもげて落ちたという話。(V6エンジンの純正マウントは片側だけで5万もするらしい…冷汗)
先日、ボルト穴周辺の凹凸を磨いて補修した箇所。
どうやらもうオイルの漏れや滲みは完全に収まった模様。
純正ボルトじゃなくても漏れなくなったのでラッキー♪
エンジンの熱でボロボロになっていたオイルレベルセンサーにつながっている配線のコルゲートチューブも一旦除去して…
新品に交換。
それにしてもオイルパンを留めているボルトのサビが酷い…。
とりあえずバッテリーを戻して、純正エアクリは取り付けが面倒なので、剥き出しタイプを仮設置。
少しだけ涼しくなってきたので、久しぶりに剥き出しエアクリにして、純正交換の高効率タイプとの違いを楽しもうかと思います。(殆ど差はないけど、剥き出しの方が僅かにパワーが上がっている感じ)
とはいえミッションマウントを交換したら、再び純正ボックスタイプのエアクリに戻す予定です。(なので剥き出しエアクリが期間限定装備)
フロントの確認作業が一通り終わったところで今度はリアまわり。
秘密基地でリフトアップした際、リアメンバー周辺のサビが気になって、特にリアのスタビブラケットを抑えているボルトは軽く突いただけでもサビがボロボロと崩れてくる状態↓
次は超サビッサビになったボルトの交換作業。
流石に車体の真下に上半身が完全に潜ってしまうので両側を油圧ジャッキで上げた後にウマをかまして絶対に自分の上には落ちてこないように固定。
前輪も一応、駆動軸なので動くことはないとわかっていても怖いから輪留めをしっかりとかけて車体がぐらついても動かないのを確認してから作業開始。
サビが原因でトリプルスクエアのM10ビットがちゃんとハマらない…。
サビでボルトが固着しているし、ボルトのアタマが折れたら超面倒なことになるカモ知れない…。そもそもトリプルビットの山がサビで崩れて丸い穴になってしまったりするカモ知れない…。
とりあえずボルトが貫通している反対側から気休め程度に潤滑剤を吹いて暫く放置。
もしもボルトを舐めたり、回らないようだなら潔く諦める覚悟ではいたのですが、ビットをプラハンでボルトのアタマへ軽くたたき込み、ラチェットでゆっくりとチカラをかけるとボルトがゆっくりと回り出したのでラッキー。
まずは1本交換完了。
ブラケット下側のボルトは表面についているサビをガシガシと削り落としてみたら、今度はすんなりとビットがちゃんとハマってくれたので、右側のブラケットボルトは問題なく交換できました。
表面のサビだけ落とせばボルト自体はそこそこまだ生きているっぽい。
一応、締め込んだ後にホワイトマーカーで緩み防止のマーキング
この画像で見える範囲だけでもまぁまぁなレベルのサビ具合…
交換用に用意したボルトは近所のホームセンターで売っていた、普通のM8×30の六角フランジボルト(ピッチは普通の1.25)
ストレスが掛かる場所なので、若干ボルトの強度が心配ですが、建築資材用だからたぶん大丈夫でしょう。(←自己責任)
ボルトを1本ずつ交換すればいきなりスタビが外れるようなこともなく比較的安全。
ブラケット上下のボルトを同時に外すとブッシュの張力が働いてボルトがハマらなくなったりするので必ず1本ずつ外してはめるようにしました。
右リアは簡単なのですが、問題は左リア。
ヘッドライトのレベライザーが邪魔をして作業をするスペースがとれない。
グリーンの樹脂パーツがレベライザーのリンク部分。
このパーツのすぐ右側(後部座席側)にスタビブラケットがいます。
それにしてもステーのサビが酷い…。
仕方なく、レベライザーのロアアームにつながっている樹脂製ピロボールを壊さないように外してから、レベライザーが邪魔にならないように避けてボルトを交換。
別角度の画像(交換後)
リアメンバーの溶接部とかサビててかなりヤバそう…。
ボルトを交換した裏側はこんな感じ。
純正ボルトよりも2mmほど長くなりましたが、貫通しているので特に問題は無し。
ボルト交換ついでにブラケット本体とスタビブッシュもも交換しようと思ったのですが、ブッシュのヘタり具合を見た感じでは、特に問題は無さそうだし、そもそもスタビを素人が下手に弄ると痛い目に遭うのを知っているので、今回はサビで外れなくなる前(半分外れなくなってたケド)に予防交換しておきました。
ちなみにコレ↓が外したスタビボルト
貫通して飛び出た箇所はボルトを抜き取る途中で、ネジ山がサビで崩れ空回りするところもありました…。(ほとんど外せなくなる寸前)
自宅の近所は融雪剤を撒くようなことは殆どないので、おそらく前オーナーか、前々オーナーが乗られていた地域は冬になるとそこそこの積雪がある場所だったのだろうと思います。
今回の画像でもご覧いただいたように、特にリアメンバー回りのサビが凄いことになってきたので、近々、大々的にさび落としをして、サビチェンジャーを塗ってからシャシーブラックを吹き付けておこうと思ってます。