自分の計画ではE52の次の車検まであと2年、嫁さんに今のE52を乗らせておいて、自分はなんとかして年内に自分専用のサブをゲットする!という計画(詳しくはこちら)を企ててから早1年。毎日暇さえあれば、某有名中古車カーサイトを眺める日々を続けています。
 
まだしばらくの間は今のE52のお世話になりますが、ゆくゆく2年後のE52が車検のタイミングで嫁さん専用の軽自動車に買い替えるつもりです。
しかしここで、問題が一つ。
週末になると、しばしば嫁さんの両親を乗せて出かける事がある。
自分が次に狙っている車種は3ドアハッチで定員4人。
軽自動車も当然、定員4人。
自分の家族と嫁さんの両親で5人。
どちらも定員オーバーでアウト!
だったら2台で一緒に移動すればいいんじゃないの?という話になりますが、ちょっと遠出して高速を使うということになれば、高速代もガソリン代も2台分で無駄遣い。
何よりみんなで一緒に乗れないなら、一緒に出掛ける意味が無い。
これが嫁さんに自分用購入を却下され続けている理由です。
先日も試しにそれとな~く遠目から嫁さんに軽くジャブを放ってみました。
「ちょっと面白そうなクルマ見つけたんだけど…。
2シーターオープンだから二人しか乗れないんだよね。
でも軽自動車だから小さくて取り回しが楽だし、維持費も安いハズなんだけどダメかな??
オレが32Rを買ったお店に程度の良さそうな出物があるみたい。〇〇くんに(その店の店長は自分の旧友)連絡入れて、近いうちに行ってこようと思ってるんだけど…」
『は?”見にいくだけ”ならいいんじゃない?でも二人乗りって一体、どんなクルマ?しかも軽だなんて、ずいぶん珍しいこと言うねぇ。急にどうしたの?(苦笑)』
「ホンダのS660って知ってるでしょ?2シーターオープンのちっちゃくて可愛いクルマ。本当は6速MTが乗りたいけど、俺がいない時でも使えるようにATで我慢するからさ(汗)」といいつつ、スマホの画像を見せてみると…
『人が乗れないどころか、こんなクルマじゃ荷物すら積めないじゃん!買い物に行っても荷物がまともに積めないよ。二人乗りって…バイクじゃないんだからさ。あり得ないわ。どうせ週末しか乗らないんだし、そんなの無駄!ムダ!そんなクルマは絶対に買いませ~ん!
ホンダだとN-BOXとかN-WGNだったら多少は考えてもいいけど、よりによって二人乗りなんてないわ~(苦笑)』 (ヾノ・∀・`)ナイナイ
もちろんS660は自分の本心ではないので、嫁さんの出方を伺うべく放った、軽いジャブのつもりですが、S660に対しては「コレはコレで運転するには面白そうなクルマだし、ちょっとはアリかも?万が一にもOKが出たら儲けもの!」と思いつつも案の定、予測した通りの回答。一発却下でした…。
目の前に立ちはだかる”大きな壁”はかなりの強敵(ツワモノ)です。
『確かにウチの近所はバス通りから路地を一本入ると道幅も狭くて、小さいクルマに乗りたいっていう気持ちはわかるけど、じいちゃん(俺の親父)と、私の両親も私達も歳をとってきたし、2ドアは乗り降りするのには絶対に不便だよね。
今のエルグランドで乗り降りの楽さに慣れちゃっているから、シートを倒してかがんで乗り込むのは歳よりには絶対辛いし、危ないよ。
実際にあの白いの(V35クーペ)がそうだったもん。今思えばよくあんなクルマにチャイルドシートを付けて、うちのちびっこ(娘)を後ろに乗せてたわ。
その点、去年の年末の2回目に見に行った(第二希望の車種。詳細はこちら)のは5ドアだし、なんかいろいろと先進的な装備(ACC等)が付いているのもあるみたいだし。 何より5人乗れるじゃん。まだそっちの方がいくらかマシだと思うけどね~。
内装だけで考えばこっちが好みかなぁ~』
だとか…。確かに仰る通りである。
特に第二希望車種の内装のカッコ良さにおいては、嫁さんと同意見だが、車種自体の希少性(滅多に見かけないから人とカブらない)だったり、クルマ本来の走る性能とか運転する面白さを考えると、どうしても自分は第一希望の車種に乗りたい。
とはいえ、自分は決して高給取りではない(むしろ薄給)、計画よりも前倒しして、家計に負担をかける事を承知で、自分の好きなクルマを買うのであれば、嫁さんに譲らねばならない点はあって当然。多少は自分も我慢をしなければなるまい…。
だが!しかし!もう自分が本当に乗りたいと思えるクルマを選ぶチャンスはきっと今回が最後になるであろう、クルマ人生最後で妥協を許しても良いハズが無い!
仕方ないからもう少し態度が軟化するまで様子を見ることとしよう。
しかしもう自分の我慢も限界が近づいている…(自分の心の声)
こんなモヤモヤする日々を過ごしながら3ヶ月ほど経ったある日の事。
いつものように仕事の暇な時間を見つけては、中古車サイトを眺めていると思いのほか、超手頃な価格で自分の希望通りの車種、ボディカラーの車両が出てきたではありませんか。
「お!ちょっと距離が出ちゃってるのが気になるケド、コレはちょっと現物を見てみたいゾ!でもちょっと(お店の)場所が遠いなぁ…。ちょいと週末伺いますっていう距離じゃないわ…」
半ば現物確認を諦めつつも、自宅から販売店までの経路や距離、高速料金を調べ始めて、近隣に何かレジャー施設が無いかグーグルマップで見てみると…
「お!なんだコレ?面白そうな水族館があるじゃん!へぇ~この水族館なら、俺も観てみたいわ。これなら二人(嫁と娘)も誘い出せるカモ!」
という訳で、早速在庫有無と概算見積をお店へ問い合わせ。
お盆休みを利用して、ちょっと遠いけど水族館まで遊びに行きがてら、”ついで”にその車両を見に行こうという計画を勝手に一人で立案。
自分の夏休みに入る直前になって…
「ちょっと遠いんだけど、面白そうな水族館があるから行ってみない?」
と切り出すと、嫁さんの第一声は
『で、今度は何(のクルマ)を見に行くの?』
完全に自分の魂胆はバレバレ。
これが自分の<<主たる目的>>だったワケです。
で実際に日帰り往復700kmオーバーで現物を見に行ってきた訳ですが、やはり”安いにはそれなりの理由がある”という事がよく判りました。
既に絶版で、10年ひと昔前の車種にも関わらず、中古相場は300万もしている車種が超がつくほどの破格値で買える訳がない。
何より帰ってきてからの嫁さんの一言
『幾ら直す覚悟だからって言っても、多分アレじゃ直す所が沢山あり過ぎて、32Rの時よりも大変だと思うよ…きっと途中で(直すのが)嫌になっちゃうんじゃないの?』
という意見に自分も至極納得。
一応、軽く試乗もさせてもらって機関も走行も大きな問題は感じ無かったし、対応に当たってくれた店員の方の印象も悪くはなかったのですが、
現物確認した数日後、販売店から『他のお客様で成約が決まってしまいました』というメールが届いた事もあり、今回は購入見送り。
「む~ん…仕方ない、トップグレードは諦めて一つグレードを格下げするか。もともと最初はそっちに目を付けていたワケだし、あわよくばトップグレードの方が買えればと思っていたけれど、流石に10年前のクルマに300万はいくらなんでも出したくない」
という訳でグレードを一つ格下げ。
とはいえ、装備とボディカラーは妥協ナシでいく事にしました。
ほどなくして、今度は神奈川に若干、相場価格よりも安くて見たところ程度の良さそうな車両が新しく掲載されています。
以前から嫁さんのリクエストで『夏休みの間にこの前TVでやってた古い自動販売機がいっぱい並んでいる所に行ってみようよ!』というリクエストもあったし、そこからさほど遠くはなかったので、またもやクルマを見に行きがてら遊びに出掛けることになりました(2019年の夏終わる…<後編> をご参照ください)
当初、予定にはなかったので在庫しているお店に無理を承知で電話を入れ、翌日の現車確認のアポを取り、実際に見に行ってみたところ、内外装共に驚くほど綺麗。
オプションのFハーフとSステップが付いていて、パッと見の印象もシャキッとしていてどことにもヨレている感じはありません。
「ん~コレはいいな!綺麗だし、実際に走っている距離の割には使用感も少ない。記録簿もちゃんとしているし、もうコレに決まりかな?」
と思いつつも、その場で即決をしなかったのが、間違い。
帰宅途中の道すがら、さきほど見せてもらったお店から電話があり
『明日商談が入ってしまったので、もしかしたら売れちゃうかも知れません』
との事。
翌日、自宅でその車両の詳細WEBページを確認してみると、案の定『掲載終了』のお知らせ。お店の方が電話をしてくれた時点で即決していれば、こんな事にはならなかったのに…。
昔から自分がクルマを買おうという時はなぜか”タッチの差で負け”がついて回ります。今乗っているE52を買った時も、本当は別な車両をたまたまネットで見かけて、昔から知っている営業さんがいるお店だし「この白いE52なら35クーペから乗り換えてもいいかな?」と思い、現車チェックしに行ったその日の朝に『コレ(白のE52)、さっき成約決まっちゃったんだよね~』なんてこともありました。
(ちなみに今乗っている黒いのはその隣に並んでた車)
結局この日「あ~あ、やっぱり昨日見に行った時に手付払ってきちゃえば良かったんだよな…」ワザと嫁さんに聞こえるように一人でブツブツ。
嫁さんも『昨日のならアリだと思ったけど、売れちゃったんだから仕方ない(苦笑)また他のをゆっくりと探せば?』などと若干、俺にケンカ売ってるんじゃないか?と思いたくなるような物言いです。
今まであまり頻繁には出てこない車種ではありましたが、グレードを一つ下げたという事もあり、比較的ちょいちょい中古車WEBサイトに出てくる。
(とはいえ、全てのグレードを合わせても全国で40台ちょっと)
きっと消費税増税前に駆け込みでクルマの買い替えがあるだろうから、少しは市場が動くカモと予想していた通りの展開。
また数日後ほどなくして、今度は決しておいそれと見に行くことが出来ないほど恐ろしく遠いお店と、自宅からさほど遠くない埼玉に候補となる車両が出現。
たまたまその週末、日曜日は特に予定もないので在庫しているお店に連絡を入れて、現車チェックに伺う事にしました。
ところがどっこい。
前日の土曜日、自分は休日出勤の当番だったのですが、にアポを取っていたお店から
『先ほどご来店いただいたお客様が成約されてしまい、お問い合わせ頂いたにも関わらず、ご期待にお応えできずに申し訳ございません』
とのメール連絡が…。またしても”一歩及ばず”…。
「ナニコレ?立て続けに2回連続でこんなことってある~??もうびっくり通り越して呆れちゃうんですケド…(汗)まぁ、いいか。希望通りの色じゃないし、諦めが肝心」
よほど自分には運が無いというか、縁のない車種なのか?それとも神様が『今は買うな!』と自分へ示しているのか?
な~んて考えたくなる状況です。
そして最後に一台だけ残った候補の車両。
在庫店はホントに恐ろしく遠い。一瞬、一人で飛行機で日帰りしてくるか??なんて無謀な事も考えましたが、現車チェックに行ったが最後、絶対に手ぶらでは帰りたくはないほどの遠さ。
しかし車両詳細調べていくうちに…
「こりゃ~このクルマの前オーナーは俺とパーツ選びの趣味があまりにもピッタリ合うなぁ~!いいお友達になれそうだわ!(笑)しかも、ずいぶんと細かいところにまで手が入っているっぽい、相当大事にされてたのね~。へぇ~!純正パーツもちゃんと保管されているって、すげ~几帳面な人が前のオーナーだったのは間違いなさそうだな。どれ?いっちょ問い合わせだけでもしてみるか!」
この問い合わせの結末についてはまた後日。
(最終章のつもりだったけど、完結編に続く)
  Posted at 2019/09/05 16:26:04 |  | 
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