
昨日は天気も良く、仕事も休みだったので朝からシロッコの各種分解実習授業をしてみまっした。
1時限目 エアインテーク
エアクリの交換方法は既に学習済みですが、エアクリよりも前の部分。フロントグリルからエアクリまでの間がどういう構造になっているのかを学習するため、まずはじっくりと観察。
「ふ~ん、3分割なのね。ボルトで留まっている部分はほとんどないみたい」
フロントグリル裏側にある2か所のタッピングビスを取れば簡単に外せました。
どうやら片方のビスは無理に締め込み過ぎたため、一度破損した痕跡があり、ボンドを付けてから締め込まれたような感じになっていました(苦笑)
で、外しついでにボディ用シャンプーを入れたバケツに付け置きしてから丸洗い。
その後、天気が良いので天日干し。
ちなみに樹脂パーツはメラミンスポンジを使って洗うと油汚れも綺麗に落とせます。メラミンの白い粉が樹脂の表面に付着する事がありますが、拭けば綺麗になるので全く問題ありません。
乾拭きしたらこれでもかっ!ってくらいアルミテープを貼り付けてやりました。効果のほどは期待していませんが、全く効果が無いワケでもないらしいので、”やらないよりはマシ”くらいに思っています。
アルミテープ自体は100均で購入した安物なので、当然ながら粘着面に導通性がありません。そこで導通性を確保するために端っこをちょっとだけ三角折してありますが、これも気休め程度でしょう(苦笑)
とにかく、ボンネットを開けた時にあまり目立っては欲しくないので極力見えない裏側の部分だけに貼りました。(アルミテープがやたら目立ってるいるとなんだかビンボくさい)
インテークを元通りに戻したら
2時限目 テールランプユニット分解
インテークを分解洗浄している間に、先日Amazonで注文しておいたブツがちょうどタイミング良く届いたので、バックランプをLEDに交換できました。
本当はテール、ウインカーも全部ごっそりと一気にLED化したかったのですが、一気に全部注文すると絶対に”ウチにいるおっかない人”にぶっ飛ばされるので、ちょびっとずつ交換することにしています(苦笑)
その中でも暗くて使い勝手の悪いバックランプから優先してLED化に着手しました。
ブツのアップはこんな感じ。
なんだかよくわからないメーカーでしたが耐電性の袋に入れられていて、安物の割にはちゃんと作り込まれている様子。ボディもアルミ製で放熱性がありそうだし、無極性&キャンセラー内蔵で2,000円なら許せる範囲のお値段です。
これも詳細はレビューにアップする予定です。
テール周りも分解ついでに溜まった汚れを綺麗に落としてから元通りにします。
しかしテールランプユニットの脱着で思ったのは、自分がひいきにしている某国産車メーカーと違って、驚くほど整備性が楽だということ。(部位にもよるんだとは思いますが)
やたらめったら隠れた場所に潜んでいるボルトやナット類を外しまくらないと、パーツの脱着が出来ないとか、エンジンルームに手を入れる隙間た見当たらないないほどギッチギチに詰め込み過ぎ!なんて事がないのは本当にありがたい。
「この瞬間(=整備性の極悪さ)が〇〇車だね」などと、当時流行ったCMのキャッチコピーを皮肉ったものです。
逆にシロッコは「え?!こんな簡単に固定されているの?」ってくらい、華奢な感じがするので、無理にチカラをかけるだけで簡単に壊れてしまいそうです。(組み立てラインの作業時間を短くするための合理主義?)
シロッコ以外、ちゃんとバラした事がないので判りませんが、昔友人が所有していたフィアット・パンダ(初代)はフツーに走っているだけで、車内のあちこちからガタピシと異音のオーケストラ状態。
その友人曰く『クルマがボロいし、組み立てとか、取り付け方が適当だから仕方ないんだよ』との事。取り付けが甘すぎて、ドアを開けようとしたら、ドアノブが取れてしまったなんてマンガみたいな話さえあったらしいです。
話が若干横道に逸れてしまいましたが、シロッコも特にテールランプユニットの基盤部分を留めているツメとか、簡単に割れそうです。

そのうちコイツら(豆電球)は必ず全部駆逐してやる…
シロッコ乗りの先輩方の情報で電球の規格は一応分っているつもりですが、とりあえず一回外してピン角チェック。
ストップランプはS25シングルのピン角180度(BA15S:P21W)で、ウインカーがS25シングルのピン角150度(BAU15S:PY21W)でした。
テールを元にもどした次の作業は、事前に取り外してからカーボン柄のラッピングを施していたリアフェンダーモール?を取り付け。
車体に取り付けた時、見えなくなる部分は超適当な貼り方です。
かなり適当に貼った割には、実際に取り付けてみるとさほど見栄えは悪くありませんw
樹脂の表面に施されているコーティングが少し剥げかかり劣化しかけていたので、これ以上は劣化しないでしょう。
ラッピングフイルムといえば、以前買い置きしていたのが大量に余っていたので、こんなところも貼り付けてみました。アクセル右側の樹脂カバー部分。
光の加減なのか、浮いたような見え方になっていますが、一応綺麗に貼れてます。
足が当たる部分なので汚れるし、樹脂パーツは簡単にキズが付きやすい。
エルグランドのセンターコンソール側、足踏み式のパーキングブレーキペダル真横の樹脂パネルに靴が擦れてキズだらけになっている経験から、キズが目立ちそうなところは先に予防してみました。
そして本日の最終授業
3時限目 リアハッチ内張り分解
これまた予めネットでリアハッチの内張りの剥がし方等を勉強していたのですが、留められている金属クリップが頑丈過ぎてなかなか外れず、超苦戦しました。
内張りを壊さぬようにいろんなサイズのリムーバーを使いながら、ちょっとずつ隙間を覗き込んではゆっくりとチカラを掛けていく感じ。
昨日はそうでもありませんでしたが、特に冬場は気温が低いので、樹脂も硬くなり無理やり一気にチカラを入れると一発で割れてしまいます。
ちなみにLEDバックランプと一緒に注文しておいたドライブレコーダーのリアカメラを通すために、急遽3時限目の実践授業となったワケですが、上の状態になるまで一時間以上も掛かっています。
その原因をつくったのはコイツ↓
問題の内張りを留めるために使われている金属の楔形クリップ。
やっと内張りが外れた!と思ったら、この金属クリップがボディ側の板金部分に残ってしまい、どうにもこうにも取れそうにない。
いくら内張りの中で見えないところとはいえ、板金部分で塗装されているから、あまり無理やり外してキズをつけたくない。
何とかキズをつけずに外そうといじくっていたら、リアハッチの板金が袋状になっている奥へ(リアウイングの直下)落ちてしまう非常事態が発生しました。
1個落としてしまえば、何個落としても同じ!
中へ落としてしまった方がよっぽどキズが付きにくそうだし、見えている部分から取るよりも簡単なので、残った3個の金具を全部同じ方法でわざと内側へ落としてしまいます。
その後で、金具を救出するために配線通しの先端に両面テープを付けた”自作SST”でピックアップしました。(後々、よく考えてみたらこの金属クリップは鉄製なので磁石タイプのピックアップツールを使えばもっと簡単だったハズ…)
リアハッチから車内へ引き込むジャバラのゴムチューブにも若干苦戦させられましたが、エルグランドの時に経験していた配線を通す時のコツが役立ち、何とかあまり時間を掛けずに終了できました。
ここまでくれば後は簡単です。
バックカメラやドラレコの配線処理のポイントは”必ず本体に接続する側の端の長さを決めてから、ピラーやウエザーストリップの中をリアカメラや電源接続部分方向へ向けて作業する事”です。
普通、リアカメラを設置したらそこから順次車内に向かって配線が見えないように這わせて作業してしまいがちですが、最後に配線が長すぎて大量に余ってしまうのを避けるためです。
実は過去に何度も何も考えずに作業をして、最後本体に接続したら配線が大量に余って隠し場所に困り、もう一度やり直すハメになった経験があります(苦笑)
で、この配線をピラーやゴム製のウェザーストリップへ潜り込ませる時に役立つのが、100均で売られている、パテや紙粘土用のプラスチックのヘラ。
軟質プラスチックだからキズを付けることもなく、チカラを入れ過ぎても適度にしなるのでとても使い勝手が良い。幅や形も大小さまざまな種類があり、配線を隠す場所の形状に合わせて使い分けできるため、何種類もそろえて持っています。(写真を撮るのをわすれたので、そのうちパーツレビューにでもアップします)
ドライブレコーダー付属のGPSはまだ設置してはいませんが、本体の取り付けはこんな感じです。ルームミラータイプのドライブレコーダーです。
一応ノイズ対策はされているようですが、価格から考慮するとあまり信用できないため電源ケーブル、バックカメラの配線ケーブルの根元ににフェライトコア磁石を付けてノイズ対策をしてあります。
ドライブレコーダーの詳細についてはレビューにアップしますが、これも安かった割には鏡が少し青味かかっていてどことなく高級感があり、周囲のフレーム部分も目立たず見た目がすっきり。安かろう悪かろうではなさそうな感じです。
ミラー内の映像を自動でバックカメラの映像に切り替えるための電源は、バックランプの配線から分岐させるようですが、電源の取り方を工夫すれば常時後方監視用モニタとしても使えそうな感じです。(説明書をちゃんと読んでいないから、最初から車両後方の映像が常時表示させる機能があるカモしれませんが…)
<久しぶりに 今回のオマケ>
その1 なんちゃってナンバーセキュリティボルト
六角の皿ボルト(M6×20)に飾り用のローゼットワッシャーを組み合わせてみました。
ボルトはステン、ワッシャーはメッキ加工がされているのでサビに強く、パッと見の印象は、セキュリティボルトに見えなくもない印象。
しかし実際は六角なのでボルトをトルクスに交換すれば、より一層なんちゃって感がアップしそうです。(フロントはもう片方が一応、ちゃんとしたセキュリティボルトになっているから必要ないとは思いますが)
その2 取り外したタッピングビス
先日、リアハッチのダンパー部分に使われているボルトが錆びるという話をアップしましたが、タイヤハウス内にはこれと同じ鉄製のT20トルクスタイプのタッピングビスが無数にいます(たぶんフロント片側で7個。リアは片側4個?)
で、当然タイヤハウス内なので錆びる。
錆び対策として、同じサイズ(5×16)のステンレス製のタッピングビスに片っ端から交換しました。(気が向いたらそのうち画像をアップします)