シロッコが車検なので32R時代からお世話になっているショップへ入庫してきました。
予め自分でヘッドライト内側のDRL兼ウインカーと、ウインカー付ワイドブルーミラーは外してノーマル戻しをしてあります。
このまま車検場へ持ち込んでも問題ないと思いましたが、Eibachサスの影響で車高が下がり、フォグの高さ(下限)が規定値よりも1.5㎝低いため純正フォグを外しておいた方が良いという店長の話。
『俺のパッと見で位置が低すぎると思うから、多分フォグの高さを測られると思うよ。
測られたら規定値外だから、一発アウトだね(苦笑)』との事。
「え?こんなクルマ、ホントに車検通るの?」というようなくらいド派手に弄られたクルマですら、なんだかんだ言って、どういうワケだか車検をパスさせてしまう。多摩、八王子、所沢の陸事検査官相手に”百戦錬磨”の店長の話なので、あながちウソではなさそうです。
その店長いわく、大抵の人は「純正フォグだから大丈夫でしょ?」と思い込んでいるけど、車高調やダウンサスを入れて車高を下げていると、逆に全然関係の無いところが規定をパスできなくなり、よくある話だとか。もともと純正フォグが低い位置に取り付けられている車種は特に注意が必要だそうです。
但しこの規定は平成18年以降に初年度登録された車両が該当するので、かつて自分が乗っていた32RやFDなどの古い年式で、もともとの車高が低く、フォグの取り付け位置が地上ギリギリだったとしても規制対象外との事。思わぬ所に落とし穴があるものです。
とはいえ、フォグのLEDと警告灯キャンセラーを取り外してしまうと、警告灯がつきっぱなしになってしまう。これはこれで面倒な事態になるらしく、陸事の検査官の中にはメーター内のインジケーター類の点灯にはやたらと拘る方もいらっしゃるという話。
ということで、LEDはビニテで光が漏れないようにぐるぐる巻きにして、バンパー裏で固定してあります。
フォグがレンズごと無いのでガッパリと穴開き状態w
蛇腹のダクトホースでもひっぱって、エアクリ用のフレッシュエア導入口にでもしたいくらいの穴の大きさです。アンダーパネルの上をうまく取りまわせば、ブレーキ冷却用でもイケそう。
エンジンオイルはMOTUL 300Vに交換。
VW推奨の粘度5W-30は店自体に在庫をしていないので、在庫のある0W-20と15W-50を店長オリジナルのスペシャルブレンドします。推定2.5~3.5W-30くらいだとかw
『(自分が昔からオイル管理は拘って、きっちりやっているのを知っているから)
大丈夫でしょ?これから時期的に暑くなるけど、次は5,000kmくらいで交換すれば全く問題ないよ』との事。
ちなみに抜かれたオイル(去年の10月納車時から無交換)は汚れがかなり酷くて真っ黒でした。
次は去年の10月に納車されてから初めてのリフトアップ。
車体下周りと、REMUSマフラーのチェックです。
(一番肝心なテールパイプ側が全く写ってない…)
トンネルの左右を繋いでいるプレートはCPMに交換したいと思わせるほどの薄さ(苦笑)フロントのロアアームとブッシュもS3用の中実ブッシュと、パサート等の軽量アームに交換してみたい。
ミッションとエンジンの接合部に少々滲みが出てしまっています…。
これ以外には下周りに大きなダメージも無く、ブッシュ、ブーツ等の切れもナシ。
当初、車検(加速騒音規制)対策として一時的に純正マフラーに戻してから車検を受ける予定でしたが、REMUSマフラーのメインサイレンサーに欧州自動車EMC指令の要求事項適合の『Eマーク』の刻印(詳細はコチラ)が入っているし、メーカーサイトでも車検対応と謳っているから問題なく車検は通るんじゃないかという事で、マフラーのノーマル戻しはしない事になりました。
とはいえ、とりあえず万が一の事も考えて、初代オーナーが保管して歴代オーナーに受け継がれていた純正マフラーを一応、開封して確認してみようという事に…。
持ち運びの利便性を考えて二分割になっていて、丁寧にプチプチやらクラフト紙等で厳重に梱包されたままの純正マフラーを初めて開封してビックリ!
知り合いの常連客、店長、自分も含めてその場に居た全員目が点になりました…。
『なんだコレ?!コレ本当に両方とも同じ純正なの?全然メインパイプの色が違うけど…。でも両方とも一応、VWの刻印が入っている…確かに純正だけど、何でこんなに色が違うの??』と店長。
サブタイ部分とテールパイプ側の両方ともVW純正のマフラーに間違いはないのですが、メインパイプの焼け具合が全く違う。(テールパイプ側はかなりの焼け具合)
おまけに両方の切断面が全く一致ません。どうみてもそれぞれ別な個体の中間マフラーとメインサイレンサーです。
さらにメインサイレンサー側には過去にジョイントを使用した形跡がありますが、中間マフラーのテール側部分には、ジョイントで差し込んだ形跡が一切なく、切断面もかなりギザギザの状態です。完全に”適当な長さに合わせてとりあえず切っておきました”といわんばかり。
パイプの焼け具合と、切断面の状態から店長が推測すると…
初代オーナーがテール側だけREMUSマフラーに交換。
切断したテール側の純正マフラー(メインサイレンサー)を保管。
↓
2代目オーナー以降の別なオーナー時代に、中間マフラーをREMUSに交換。
(この時、車両に付いていた純正中間マフラーは廃棄?)
↓
何等かの理由により、再び純正中間マフラーが必要になって、
中古品の純正マフラーを入手。
新たに入手した純正マフラーの中間部分だけを残してテール側は廃棄?
↓
この結果、中間マフラーとテール部分は同じ純正マフラーでも全くの別物。
↓
しかし中間マフラーのテール側に一度も接合のために差し込まれた形跡が無いので、結局中間マフラーは切断後、一度も使っていない?
ではないかという結論。
『なんでこんな手の込んだことしたんだろうね?余程込み入った事情でもあったんだろうか??どちらにしろ、仮に純正に戻そうとしても、肝心なジョイントが無いから今すぐには使えないじゃん。もうREMUSのままで車検受けるしかないね。これでマフラー脱着の作業が減ったわ(苦笑)』(店長談)
とにかく何のために一度は廃棄されたであろう、純正中間マフラーをわざわざ再び入手して、保管したのか?超謎だらけです。
今回の車検で問題なく車検をパス出来れば、こんな状態の純正マフラーを保管しておく必要は無いんじゃなかろうか?というこの場に居た全員の意見が一致しました。
最後にリフトから降ろして、これからの季節に備えてWAKO'Sのパワーエアコンプラスを注入。エアコンの効きは悪くありませんが、この夏もこれで安心。
「記録簿を見ると、今までに一度もLLCを交換していないみたいなんだけど大丈夫?」
と質問してみたところ、
『最近のクルマはヘタするとメーカー推奨の交換は10万kmくらいだし、この色なら大丈夫。せんぜん濁ってもいないし、まだ綺麗な色してるから。
RB26を含めて、昔のエンジンはブロックが鋳鉄だから錆び対策として車検毎に交換してたけど、最近のクルマのエンジンはブロックがアルミだから、トラブルが無ければやたらに何回も交換しないんだよ』という話です。
『よし!全部元通りにしたからそこいらを一周して試運転してきてみて。
さっき抜いたオイルの感じからすると、相当(吹け上がり)が良くなってると思うよ』
ショップの周辺を軽く一周走ってみると、コンフォートなのにまるでスポーツモードのような加速。以前にも増してアクセルコントロールに気を遣う。
調子に乗って飛ばすとちょっとヤバそうなくらいの加速感です。
『2,000km程度しか走っていないオイルがあの状態って事は、前のオーナーさんは永めにオイルを使い倒すタイプの人だったのかね?これからはこまめにオイル交換していればエンジンの中に付着した汚れも落ちてくるだろうし、車検受けて帰ってきたら希望通りにRECSやっとくから、更に(エンジンの)フィーリングは良くなると思うよ。エンジンが綺麗になったら、次は吸気系をやらないとダメじゃない?インクラ周りの純正パイプはいくら何でもこれじゃあ細すぎるよ。変なカタチしているし(苦笑)』
店長とはもうかなりながい付き合いなのでよくわかっていますが、毎度毎度のことながら、絶妙なタイミングで自分が一番気にしている痛いところを突いてきます(笑)
こうして気がつくと、知らぬ間にどんどんチューン度合が進んでしまうんです。
原因はコレ↓でした
商品説明によれば
『Canbusエラーキャンセラー内蔵.電球は100%日本の車と99%のEUROPEANとUSA車に適合し,エラーメッセージなし』と記載されていて、購入したユーザーの商品レビューにも『ゴルフ5のポジションで問題がなかっと』いう内容がありました。
それを信じて購入したものの、残念ながら警告灯が点きます。
商品自体は悪いモノじゃないので、ポジ以外の部分に使うことにします。
ポジションはコッチ(core LED)のLEDに戻したら、警告灯が一切出なくなりました。

てっきりコーナリングランプが球切れ警告灯の犯人だと思い込み、H7用の警告灯キャンセラーを付けたり、LEDコーナリングランプ自体を別物に買い替えたのに、丸で無意味でした…。