ならば!雪が降る前に小田原へもう一度行くしかないだろう!
12/17(土)午前10時過ぎ、圏央青梅ICから小田原厚木道路の小田原西ICを目指して出発。当初の計画では午前8時出発で10時には小田原市内に到着する予定でしたが、寝過ごして2時間遅れで出発(苦笑)
先日、これ以上失火の再発は無いと思い込み、不具合があったイグニッションコイルに戻してしまったため、圏央と小田厚で失火の症状が度々再発…。
出来るだけ回転数を抑えながらゆっくり走り、なんとかお昼前には小田原西ICに到着。
小田原西ICを降りて暫く直進すると初めて通る場所なのに、左側に何やら見覚えのあるすき家と夢庵が並んでいます。
「おおっ!!ココは第一戦のゴール地点じゃないのか??
やっぱりそうだ!ゴール地点だ!へぇ〜普通の住宅地って感じなのね」
ターンパイク入り口を通り過ぎた少し先でぐるりと回り、今走ってきた一夜城下通りを逆方向へ向かいます。
風祭橋を渡ると東風祭交差点。といってもR1へ抜けるどこにでもありそうな細いT字路です。
「曲がれるのか…? 曲がってしまうのか…? 曲がったぁぁっ!」
「絶対にウソウソw 200km/hオーバーのフルブレーキングからサイドバイで2台並んで入って、こんな場所を絶対に曲がれないってw
いくら神フィフティーンだってありえないwww」
<この物語はフィクションです。交通ルールを守り、安全運転に心がけましょう>
ほどなくして鈴廣かまぼこ博物館に到着。
奥の方へクルマを停めて、まずは不測の事態に備えてラゲッジに積んでおいたBOSCHのイグニッションコイル交換をさせてもらいました。5分ほどの作業で交換完了。
博物館の後でターンパイクから芦ノ湖へ上がる予定ですが、これで一安心です。
しかし、かまぼこ博物館の駐車場でこんなことしてるのはおそらく自分だけでしょう…(汗)
その後、じっくりとかまぼこ博物館を見学。
職人さん達が見事な手捌きでかまぼこを仕上げる技を間近で見ること出来て大満足。次に訪れる時はかまぼこ手作り体験に参加しようと思いました。
博物館と併設されているかまぼこの里でちょっとだけお買い物をしてから、駐車場を出る前に自分一人だけちょっと撮影ポイントへ
念願のカマボコストレート!!
「この道幅でR8と488と35Rの3ワイドで300km/hオーバーからブレーキング競争?む〜ん…微妙だな〜。道幅的にギリギリできないことはないだろうけれど、少しでも接触したら明後日の方向へ吹っ飛ばされて大惨事は必至だな…」
<この物語はフィクションです。交通ルールを守り、安全運転に心がけましょう>
再び東風祭交差点を曲がり、いよいよターンパイクへ入ります。
シロッコの後ろは先日、積荷だった冷凍のお魚がバラ撒かれた現場。 クッキリと変な方向に向かってブラックマークが残ってました(苦笑)
実は箱根の山に上がるのは20数年ぶり。
まだ32Rに乗っていた頃、地元のクルマ仲間数台で年に何度か遠征と称して、夜中に箱根湯本の駅からR1を上がり、湖畔から十国峠を抜けて熱海側にくだっていました。
しかしいつも数m先が見えないほどの濃霧に見舞われることが多く、地元のクルマ好きに紛れ込んでまともに走れたのはものの数回だけ。
酷い時は2〜3m先ですら真っ白で何も見えなくなる始末。
30km/h程度の徐行でも突然霧の中から現れる、友人のFDのケツに何度も刺さりそうになりました…。
濃霧というよりは低く垂れ込めた雲海の中をクルマで走っている状況。
クルマが止まるとものすごいスピードで霧が道路に沿って流れているのがわかるくらい。2週連続で行ったのに2週とも濃霧に遭遇したこともありました(苦笑)
ターンパイクはCGTVや、岡崎五朗さんの「クルマで行こう」では散々見ていましたが、自分自身が湖畔まで昼間に上がるのは初体験です♪
もはやワクワクがどうにも止まりません♪
第一戦のスタート地点になった料金所。
向こう側にブレーキのイカれた死神GT-Rを白いFCと赤い33Zで救った坂が見える!
ETCが普及したこのご時世、有人の料金所を通るのも超久しぶり!
料金所手前の駐車スペースに停まっている間も、上がっていくクルマが911だったり、かなりイカした排気音がするアバルト595だったり。
峠好きにとって、この状況はテンションが上がらないワケがない!
とはいえ、Always cool, always safe は忘れてなりません。
ターンパイクお約束の撮影ポイント。
ちょっと手前過ぎた…。撮影角度もイマイチだった…。
「道幅もあって路面も比較的綺麗だし、確かにここは走りやすい。これじゃあ嫌でも速度が上がるよね…」
数分で大観山のレストハウスに到着。
するとちょっとしたサプライズが発生!
人様の愛車なので勝手に画像をアップすることは差し控えますが、白いフチ無しゼッケン、赤いリムにグロスブラックのホイール、ナンバー(藤沢じゃなかったけれど)まで、第一戦の86号車を完コピした赤い86GTが駐車場に停まっていました!
さらにその86号車のすぐ隣に停まっていたのがパンダトレノ!
残念ながら「(自家用)」は貼ってなかったw
まさに奇跡のツーショット。
「あっ!86号車だ!しかも隣には拓海くんのハチロクじゃん!」
この光景を見て、中には記念撮影をしている人もいます。
ちなみにウチの娘も人様の愛車にも関わらず、勝手に撮影してました(苦笑)
「何かの撮影?それとも2台ツルみ?」と思ったら、どうやらまったくの偶然だった模様。(先にパンダトレノだけ一台で駐車場から出て行ってしまった)
レストハウス2Fのカフェで一息。峠ステッカー2種ゲット!
レストハウスの片隅で偶然見つけた『日産 歴代GT-R コレクタブルキー』のガチャをやったら一発で自分が乗ってた32Rのキーが出て、これまた大当たり!
でも実物と比較するとちょっと小さ目?(85〜90%くらいの大きさ)
「坊主だけに線香くさい」歩道橋w
残念ながら雨が降り出して、富士山は全く見えず…
大観山から湖畔までの椿ラインは雨でかなりウェットな状態。
気持ちよく走れると思っていたのにちょっと残念。
湖畔に着くと雨は小降りになりましたが、湖面からの冷たい強風が吹きつけてめちゃくちゃ寒い!
知らない間に娘一人だけで、お団子食べてるし…。流石に昼抜きなのでお腹空いた…
湖畔の駅伝ストレート
湖畔の畔屋さんに立ち寄り「椿ライン」「七曲り」ステッカーをゲット!
オマケでネルフの螺鈿キーホルダーも買っちゃいましたw
次回訪れた時の楽しみに敢えて「乙女峠」「長尾峠」の2種は買わずw
また畔屋さんへ来るための口実ですwww
そして次に向かった先は…
箱根神社 御朱印をいただいて、帰路の交通安全を祈願。
当初の計画ではこの後、仙石原を抜けてポーラ美術館に行く予定でしたが、時刻は既に午後4時前。(ここでもやはり計画の2時間遅れ)
今から行ってもゆっくり美術館巡りはできないので、これまた次回へ持ち越しが決定になりました。
流石にお昼ご飯抜きで移動し続けているので、自分も含め3人ともかなりの空腹。
そこで湯本駅のお土産屋さんに立ち寄りつつ、温泉まんじゅうを食べようという話になりました。
箱根神社から小涌谷、大平台を通って湯本の駅まで下ろうと思いましたが、おそらく駅に向かって夕方の渋滞が既に始まっているハズ。
そこで比較的渋滞が少ないターンパイク側の箱根新道から一気に早川まで下り、箱根湯本の駅まで折り返すことにしました。
目立った渋滞に巻き込まれることなく、湯本駅を通り過ぎてお土産屋さんが立ち並ぶ辺りまで来たのは良いけれど、駐車場がどこも空いていない…。
そうこうしているうちに旭橋を通り過ぎてしまい、辺りは徐々に暗くなる始末。
湯本駅方向に向かう反対車線は湯本駅から温泉旅館が立ち並ぶ塔ノ沢の先まで大渋滞がつながっています。
こうなるとUターンする場所なんてどこにもないし、他に逃げ道がないので再び湖畔まで上がるしかない…。
「マジか?!まさか2周目に突入するとは思ってなかったわ…。
ルートはちょっと違うけれど、これじゃまるで一人パイクスピークだ(苦笑)」
途中の小涌谷のセブンイレブンに立ち寄り、トイレ休憩とおにぎりとか小腹を満たす食べものをゲットできたのは良いのですが、駐車場で食べるワケにもいかず、再び真っ暗な土砂降りの中を湖畔まで上がりました。
ついさっき通った箱根神社第二鳥居の近くにある駐車場へ再度ピットイン。
ここも昼間に沢山の観光客が歩いていた時とはうって変わって、周囲は街灯も少なくて真っ暗。自分達以外には人っこ一人、誰もいません。
強風に煽られた土砂降りの雨が激しくガラスを叩きつけ、外は嵐のような状況です…。こんなに荒れた天気になるなんて知らなかった…。
時刻は午後7時前。遅くなる前に小田原駅に向かいたい。
軽くおにぎりやらチキンで小腹を満たし、帰りのルートを嫁さんと協議。
いま上がって来た道で戻った場合、多少渋滞は解消されているとは思うけれど、湯本の駅まで降りるのにはかなりの時間が掛かるハズ。
最初に下った新道の方ならそこまで時間は掛からないだろうけれど、旧道の渋滞を迂回したクルマで混んでいる。
いっそのこと小田原方面へ下りるのは諦めて、御殿場までぬけてしまうか?
どこか良いルートはないものか?
あった…よほどのことがない限り、滅多に渋滞しないであろう道…。
旧東海道 七曲峠越え
ここでエクストラ・ステージの追加が決定!
制限速度30km/h、大型車侵入禁止の看板を横目に旧東海道へ。
お玉ヶ池を過ぎるまでは道幅も広く勾配も緩やか。
「な〜んだ楽勝じゃん?」と思っていたら、徐々にライトに照らされて視界に飛び込んでくる、細い道幅と積もりに積もった濡れている杉の落ち葉。
路面のアスファルトが顔を覗かせているのは轍だけなので、ちょと調子に乗って飛ばすと確実に滑る。加えて時々雨が強くなり視界が悪くなる。
正直、この状況はかなりエグい…。
しばらくの間は先行するクルマも、自分の後ろから追ってくるクルマも、登ってくる対向車も全く無し。
こんな雨の中、わざわざこんな真っ暗な山の中を好き好んで通る変人はいないでしょう(苦笑)
と思ったら、後続車のライトがたまにミラーに映るようになりました。
ルーフの上に行燈の灯りが見えるので、どうやら地元のタクシーっぽい。
これはラッキー。どこか道幅が広くなっている場所でやり過ごして、道先案内してもらおう!
と思ったのに、速度をぐっと落としてもなかなか近づいてこない…。
どうやら自分に追いつかないように、タクシーの運転手さんも速度を落として走っているっぽい。
「いっそのこと一度停車してしまおうか?」と考えているうちに、前方にテールランプの灯りを発見!
追いついてみると、たぶん湖畔にある温泉旅館の送迎用マイクロバス。
でも車内灯が消えているので、渋滞を避けてこれから湯本の駅までお客さんを迎えに行くのかも知れません。(ってこんなに遅い時間にチェックインできるのか?)
マイクロバスの後ろにも一台、渋滞回避をしたと思われる一般車。
とりあえず場所はちょうどこれから七曲に差し掛かる辺り。
これで真っ暗な七曲を自分のヘッドライトだけで降りる必要がなくなった。
しかも先頭がマイクロバスなので、超スロー走行だから超安全!
初めて通る峠なので、先行車両がいるのはとにかくありがたい。
明確に煽る意思が無いことを示すため、たっぷりと車間をとって続きます。
下り切るまでに多少時間は掛かったものの、湯本駅のちょっと先にある橋まで裏道で抜けて、まったくの渋滞知らず。(橋を渡る時に見えたけど、湯本駅付近はまだ渋滞中でした)
ちなみに全く動画も静止画も残せていないのは、後ろの席で撮影係の娘が撃沈していたため。といってもクルマに酔ってしまったのではなくて、空腹が満たされたため爆睡。
毎度のことながら、あんな峠道を揺さぶられながら爆睡出来ることが不思議です。(彼女なりのクルマ酔い対策?)
午後8時過ぎ小田原駅横の駅直結駐車場に到着。
注)11月とは違う写真です(でもほほ同じ画角、同じアングルだった…)
前回同様、小田原駅改札横でお土産の練り物を沢山買い込んでから、小田原駅東口近くのデザインマンホール巡り。
9号車のデザインマンホールも探そうとしましたが、再び雨が強くなってきたので断念。
午後9時前に小田原を出て、前回と同様に小田厚荻窪ICから圏央海老名JTC経由で青梅ICを目指して帰路につきました。
しかしナビの設定が間違っていたり、JCTの分岐を間違えて東名に入ってしまったり…。おかげで海老名SAに立ち寄ることができたのでしっかりと晩御飯を食べることができましたが、帰り道はアクシデントが多発。
結局、一つ先の綾瀬スマートで折り返して、青梅ICで圏央を降りたのは午後10時過ぎ。きっちり出発してから12時間後でした。
この日の総走行距離は約330km。
無駄に箱根湯本駅と芦ノ湖畔を2往復したのでかなり伸びました(笑)
「それでは来年暖かくなった頃、
次戦 ”一人芦ノ湖GT” でお会いしましょう!!」
(来年、箱根スカイラインに必ず行きます)
<今回のオマケ その1> タイヤハウスに残る痕跡
帰宅した翌日、洗車しようと思ったら、七曲の路面に積もっていた杉の葉のカスがリアのタイヤハウスにびっしり。
くっきりとグルーブの通りに残っていました(笑)