皆様、くれぐれも体調にはお気をつけください。
そんな中、先週シロッコで10数年ぶりに新潟日帰り往復弾丸ドライブを慣行しました。
高速の深夜割引適応を狙って午前4時前に圏央青梅ICから、関越鶴ヶ島JTC経由で北陸道新潟西ICまで片道約300km。
先日、ルークスで高崎まで行った時はすごく遠くに感じましたが、シロッコだとあっという間に高崎を通過。関越トンネル手前にある谷川岳PAまでノンストップ。
谷川岳PAはリニューアルされて、すっかりと綺麗になってました。
以前は関越トンネルの資料が展示されているコーナーがありましたが、無くなっていたのはちょっと残念です…。どうやら現在はレストランに資料が展示されているようですが、オープン時間前だったので見れず…。
32Rに乗っていた頃、新潟まで行く途中でこのPAに立ち寄ると、何故か必ずドライブシャフトブーツ切れが発覚していました…。(過去2回)
ドライブシャフトブーツが切れるだけではなくて、イグニッションコイルが一発死んだこともあります…。RB26なハズなのに、ボクサーエンジンみたいな排気音を関越トンネルの中で響かせながら走ってました(苦笑)
関越トンネルを抜けて日本海側へ出ると、必ず立ち寄るのは越後川口SA。
越後川口SAの高台から見える、信濃川と田園風景が昔から大好き!
特に秋になると、黄金色の稲穂が風になびき、息を飲むほどの絶景が見れます。
長岡JTCを抜けていよいよ北陸道入り。
毎回、北陸道の看板を見ると「おぉ~結構遠くまで来たなぁ~」と感じます。
高速を降りる前、最後に必ず立ち寄るのが黒埼PA。
とても小さなPAですが、初めて新潟へクルマで行った時からずっとお気に入り。
海がもうすぐ目の前なので空が広い!
今回も立ち寄ろうと思っていたのですが、間違えてスマート出口から高速を降りてしまって立ち寄れず通過…。
不意に一般道へ出てしまいましたが、最初の目的地へ到着したのは午前9時。
比較的のんびりと走って、越後川口で朝ごはんを食べたりしたから結構時間がかかりました。
嫁さんの知人のお宅へ少しだけお邪魔した後で新潟観光。
最初の目的地は娘のリクエストで直ぐ近くの白山神社。
御朱印を授かりに行きます。
時刻はお昼ちょっと前でしたが、早くも命を削り取られるような暑さ…。
ちょっと東京では感じたことがないような、湿気が少ないので肌に触れる空気がジリジリとする感じ。
ここでシロッコに異変が発生…。
行きの関越湯沢の辺りからチラチラと症状が見え隠れしていたのですが、加速すると3,000rpmあたりでプラグが失火しているような感じ…。なんとなくパワー感も薄い。
この症状が白山神社へ向かう途中ではっきりと表れました。
しかし特に警告灯などの点灯は一切無し。
メカニカルトラブルだったら異音がするハズですが、特に異音もしていない。
恐らく何かのセンサーか、電装系に障害がありそう。
思い当たるのはこの前交換した、超格安イグニッションコイルが原因か?
少々嫌な予感がしつつ、次の目的地マリンピア日本海と、隣にある護国神社へ向かっている途中、今度は『ポ~ン!』というアラート音と共にABS警告灯、ESP警告灯、タイヤ空気圧警告灯が同時点灯。
「え?!まさかこの暑さで壊れたとか?!」
しかしこの警告灯3点セットが同時点灯する症状は以前、ネットの記事で見たような記憶が…。確かスピードセンサーが壊れると3つ同時に点灯するらしい。
これも真夏の炎天下、久しぶりに高速で長距離を走ったから?
とりあえず走行自体に支障が無さそうなので、クルマを労わりつつ目的地へ向かっていると、いつの間にか警告灯は全て消えていました。
「今のは何だったんだ?どちらにせよ用心に越したことはないだろう」
白山神社から数分でマリンピア日本海へ到着。
マリンピアでイルカショーとかを観た後、お隣にある護国神社へ。
屋外はもはや直射日光が暑いを通り越して、突き刺すような痛さです…。
少しでも日陰を選んで歩かないと焼け死にそうな勢い…。
護国神社 手入れの行き届いた芝生がとても綺麗
次の目的地は自分が一番楽しみにしている弥彦方面。
しかしまたしても『ポ~ン!』という電子音と共に警告灯3点セットが点灯。
今度はエンジンを一旦切ってリスタートしても、何をしても全く消えない…。
完全にスピードセンサーがイカれたか?
日本海沿いのR402を通って弥彦へ向かうハズだったのですが、ナビの案内に従って最短距離で向かうルートに変更しました。
出来るだけ市街地を通り抜けた方が、万が一クルマに深刻なトラブルが起きても、直ぐに停まれそうな場所があるハズ。
自分が一番楽しみにしていたのが、弥彦山スカイラインで海側から弥彦神社に向かう予定でしたが、これでは断念するしかありません。
増して警告灯が出たままでの山道は危険過ぎる…。
さらに以前としてアクセルを踏み込むとやはりプラグが失火しているような、加速不良がさらに悪化…。時折、エンジンチェックランプがチカチカ点滅。
出来るだけゆっくりと走り、クルマの様子を見ながらなんとか最終目的地の弥彦神社へ到着。
弥彦神社では写真があまり撮れませんでした…
というよりも、あまりの暑さで写真を撮っている余裕が無かった…。
時刻はもう日が傾き出した夕方。
弥彦神社で御朱印を頂いた後、閉館直前の宝物殿をちょっとだけ見学。
露出している肌を突き刺すような直射日光は多少和らいだ感がありますが、ジリジリとした暑さは相変わらず…。
お昼ご飯を満足に食べていなかったので、お土産屋さんが立ち並ぶ通りで、名物のところてん。
何故か知りませんが、お箸1本でところてんをいただくのがここの名物らしいです。
久しぶりにしっかりとした天草の香りがするところてんを食べました。
※追記:どうしてもお箸1本の理由が知りたくなって調べてみたところ、直ぐ近くの出雲崎出身で、多くの人に親しまれた禅僧の良寛さんが『お箸1本でも勿体ないと節約を説いた』とか、新潟のところてんは質が良くて箸1本でも切れずに食べられるから』とか、『ところてんを箸で挟むと切れるので縁起がよくないから』とか所説あるようです。
汗で全身ベタベタ…。
着ている服が、汗でまとわりついて余計に体力を削られる気がします。
『もうムリ!!もう限界!直ぐ近くに日帰り温泉があるから風呂に入ろう!
その前に、まずは着替えを調達する!
どこか近くで安く服を調達できそうなお店がないか調べよう!』
直ぐ近所のファッションセンターしまむらを発見。
とりあえず帰りの着替えを調達してから向かった先は…
さくらの湯駐車場にて
到着時はちょうど夕暮れ時で、田園風景がとても綺麗でした。
さくらの湯は、JAPAN峠プロジェクトのステッカー取扱店情報で、弥彦神社からそれほど遠くない場所にあるのを知っていたので、汗を流しつつステッカーをゲット!
露天風呂とサウナでリフレッシュしたところで、新潟県産こしひかりの粒が入ったコシヒカリソフトをいただきながら、どこで夕飯を食べるか地元のグルメを検索。
やはり海の側なので、新鮮な海の幸。
中でも特に評価が高かった、直ぐ近所の回転ずし屋さんを見つけて、新鮮な魚介類のお寿司をお腹いっぱいいただきました。
空腹を美味しい物で満たした午後10時前。
後は東京へ帰るだけ☆
が、しかし一番重要なミッションが達成できていません…。
せっかく10数年ぶりに日本海側まで来たのに、日本海の海水にすら触れていないで帰るのはいかがなものか…。
それに今から高速に上がってしまうと時間帯が早すぎて、深夜割引が適用されない。
ならば大きな駐車場があって、海岸まで降りれそうな場所をナビで適当に検索。
ヒットしたのは『道の駅 越後出雲崎 天領の里』
現在地の燕市内からは少々距離があります。
『出雲崎の砂浜は、海に沈む夕日がホントすごい綺麗で有名なんだよ』
と話に聞いていたので、夜だったけど出雲崎経由で帰宅することにしました。
この時点では警告灯3点セットは消えて、プラグが失火しているような症状も治まっていました。(夜になって涼しくなったから?)
が、しかしこれが新たな失敗の始まり…。
出雲崎の砂浜で日本海へタッチして、いよいよ東京の自宅まで帰宅開始。
最寄りの高速ICは長岡ですが、どうやら出雲崎の海岸からだと、山越えしなければなりません…。
クルマが手負いの状況で、全く知らない夜の山道…。
本当にこのまま走り続けても大丈夫なのか??
さらに、何を思ったか寺泊方面へ少し戻ればR352で長岡市内へ抜けられたのですが、柏崎方面に南下してしまい、道幅が狭くて交通量が少ない県道48号線で山越えするハメに…。
海岸線から内陸方面の県道へ入ったところですぐに警告灯3点セットが再び点灯。
続いてエンジンの息継ぎ症状が再発。時々エンジンチェックランプが点灯し始めました…。
時刻は午後11時過ぎ。自分の前後は無論、すれ違う対向車も全く無し…。
万が一にもこんな場所でエンジンが止まってしまったら…。ステアリングを握る自分はヒヤヒヤ…。
そんな自分をよそに隣に座っている嫁さんも、後部座席の娘もすっかりと熟睡中。
勾配とコーナーがキツくなるに従って、グルービング路面のところどころに現れるブラックマーク。やはりここら辺を走っている人達がいるらしいことがわかります。
少し長めのトンネルを抜けて、下りに入ると久しぶりに対向車の明かり。3台ともなかなの良い速さ。きっとどこかで折り返してくるだろうから、追いつかれる前に下り切りたい。
しかし少しアクセルを強めに踏み込むと『ボボッ…ボスボスボス…』と明らかにアクセル開度に同調せず、全く吹け上がらない。でも以前としてブローするような兆候はなさそう。とりあえず早くこの山道を下り切ってしまおう。
そこからほどなくしてR8長岡バイパスに出ることができました。
この時点で警告灯が点いたままだったり、エンジンの失火がさらに悪化して異音が出ていたら、高速で帰るどころか、最悪ロードサービスでドナドナか?と思いましたが、幸いなことに警告灯も消えて、失火しているような症状も治まっていました。
関越長岡ICから東京上り方面へ。
高速の明かりも相まって、ようやくホッと一息。
相変わらずウチの二人は何も知らずに車内で爆睡…。
帰りの関越道はずっと100km/h以下で巡航。お陰で行きの何倍も遠く感じる…。
昼間の酷暑と見知らぬ土地の夜の山越えで、心身共に疲労困憊…。
20~30代の頃は、見知らぬ土地の夜のワインディングなんて、ニヤニヤしながらステアリングを握っていたハズなのに、ずいぶんと歳をとった(苦笑)
関越トンネルを抜けて群馬側へ入った辺りから、頭がボーっとし始めたので、赤木高原SAで20分ほど仮眠休憩。結局、自宅に到着したのは午前4時前。
ほぼ24時間で総走行距離約750kmくらいでした。
やはり東京・新潟の日帰りは往復で走行距離は700km超えますね。
今回は弥彦村と燕市内をグルグル回っていたので余計に距離が延びてしまいました。
毎回帰宅してから『泊まりで行けば良かった…』と後悔しています。
そして今回も自分がメインとして使用しているクルマで行くと、何故かトラブルが発生する…。
これは『新潟に来るな!』ってコトですかね??(汗)
しかしまた出雲崎まで、日本海に沈む夕日を観に行くつもりです(←全く懲りていない)