自己直進性とハンドルの座り

ハンドルふらつきを減らして揺れ防止

　今日の新聞記事でマツダの「ハンドルふらつきを減らして揺れ防止」と言う記事が載っていた。　私はお客さんの 「高速道路などで真直ぐに走らせようと、ハンドルを微操舵して修正しても一度で決まらず、無意識に修正を繰り返すことになり非常に疲れる」 と言うような指摘内容の対応案かと興味を引かれました。　上記の指摘はクルマを新車に乗り換えたときに多く見られます、特に “Nタラ” とか “反応が鈍い” とか “軽すぎる” とあまり評判の良くないクルマからの乗り換えたときに出やすい苦情です。　問題視されたクルマに既に乗られている人からは、 「私のクルマの直進性はすごく良い」 と反論が出ることも珍しくありません。　どちらも私は正解だと思います、気にするかしないか‥、馴染むか馴染まされるか‥、その差の方が大きいと思います。　でも苦する人には大事な問題です。

　紙上では簡単に 『長時間のドライブでも疲れにくくなる、世界初の技術を神奈川工科大学とマツダが共同開発、今夏から順次、発売車両にシステムを搭載していく。　具体的にはカーブなどでハンドルを切り始めた時点で、トルクデマンド制御により駆動力を抑制したり、付加することにより、ハンドリング時の車両の安定性を向上する』 のような能書きになっていた。　‥少し私が期待した技術領域と効果ではないようだけど、搭載車のインプレが今から楽しみである。　

　タイトル画像の新型パッソの試乗記も少しではあるが出てきている、 「ハンドルが軽すぎ、直進時の手答え不足」 と何時ものごとく手厳しい、でも私は、基本は真直ぐに走ってくれて、神経質な操作のいらない適度な座りがあればこのクルマは十分と思っています。　応答性の優れたクルマを作るのも難しいが、適度な感度のクルマを作るのはもっと難しい、これが本音です。