本当の首位争いは今月が肝になる

日産ノート、成功した首位奪還作戦。

　１１月度の車名別登録台数で見事首位となり「日産３０年振りの快挙」とマスコミを賑わせたニュース。　最近、この日産ノートの首位奪還がある程度しくまれた作戦であり、それが成功したとの見方をする記事が見られる。　これは姑息な手段ではなく業界ではたまに見られる手段（作戦）なので、それ自体を問題とする必要はないと思います。　性能が優秀で商品力の高いクルマでないと、首位奪還作戦を立てることもできないので、実力が伴っている証拠でもあると思います。

　毎月の登録台数推移をみると、今回の日産ノートが少し意図して１１月に登録台数を集中させて、首位奪還作戦を実行したように見えます。　この勢いが保てるかどうかで本当のこの作戦の意図が見えてきそうな感じが私はしています、１２月度の販売台数が気になりますね‥、自販協の次の発表は来年１月１１日（水）ですが、業界内部では日々累積情報を入手できているので、もう大勢は決していると思います。

◆参考：日産ノートの月別登録台数（月/台数/前年比/登録台数順位）

　・　７月　　９，７１１台 （１０２．１％）　　４位
　・　８月　　５，６０６台 （　９６．５％）　　８位
　・　９月　　５，５５４台 （　６１．６％）　１４位
　・１０月　　１，７６９台 （　２７．３％）　３０位
　・１１月　１５，７８４台 （２４４．５％）　　１位

※９月度当たりから、作戦開始してたのかも知れませんね。