ハイブリッド戦略が欧州結実（Bloombergより）

ハイブリッド好きには嬉しい新年のニュース。

　ＶＷの排ガス不正が明るみに出てから最初の１－１２月で、トヨタの欧州ハイブリッド車販売は前年比約４０％増加する勢いだそうです。　ＴＭＥは欧州販売に占めるハイブリッド車の割合が２０２０年までに５０－６０％、年間販売台数は４０万－５０万台に上っているとの見通しを示す。　今年１－１１月のハイブリッド車の割合は約３２％だったそうです。　これはヂィーゼル車の需要が落ち始めていることも大きな要因のようである。　単なるＶＷの不正と言う短期的な問題よりは、欧州都市部で改善されない大気汚染や、規制強化による予想される更なる価格アップ等で、これまでの市場の主流（６０％）を守れなくなってきている様子です。

　欧州各メーカーはポスト ヂィーゼル車対策として電動化 （ＥＶ・ＰＨＥＶ） に一気に動こうとしている、ブロックヒータを多用している北欧等では充電用電源として設備が流用可能なので、すでに電動化が浸透しつつあるとの情報もある。　欧州アナリストらは 「ディーゼル車は消えゆく方向へと向かっている。２０２５年までにほぼ姿を消し、ハイブリッドや電気自動車が取って代わるだろう。」 とショキングな予想をしている。　トヨタもこれまでは欧州市場用のラインナップには慣例的に必ずヂィーゼル車を加え、４０％強の販売比率で売っていたが、今回欧州に導入したＣ－ＨＲにはヂィーゼル車の設定はなしという思い切った設定で挑んだ。　‥私の夢はトヨタのハイブリッド技術が欧州市場の切り口になり、欧州メーカー巻き込んだハイブリッド車競争が新たに勃発することです、その時もトヨタを含めた日本メーカーが技術優位にあれば日本車安泰と思っています。