１００時間以上と１００時間未満。

首相裁定に応じて経団連と連合が１００時間未満で合意。

　意地の張り合いで経団連と連合が揉めている中で、これまでの「以上」を「未満」とすることで決着したとのこと、私にはこの言葉の差がどの程度の実質的な意味合いを持つのかよく判りませんが、現役の時の勤務管理上では１００時間はＮＧで、９９．５時間はＯＫとなるはずです。　０．５時間の時間差に、現場は何の影響も受けないような気がします。　‥でも１００時間以上と言う多残業の代名詞のような表現を薄める効果はあるのかも知れませんね。　

　クルマの５ナンバーサイズの全幅は１７００ｍｍ以下となっています。　クルマは工業製品ですので寸法誤差がどうしても生じます。　工場で大量に作るようになっても全車厳密に、１７００ｍｍ以下の製品を作り続けないと法令違反になります、そんな訳で国産５ナンバー車の全幅は１６９５ｍｍと決まったように誤差を見込んでの同じ数値になっています。　こんなことで実際の全幅は１７００ｍｍ未満となっています。　

　「以下」 か 「未満」 か、数値の持つ意味によって、柔軟に平和的に解釈して運用して欲しいですね。　丁度私が働き蜂のころ、確か残業（時間外労働時間）の制限は月間７５時間でした。　ほぼ制限に張り付くように働いていました。　得る物も、失った物もあるように思います、でも得る物が多かったから今の生活があると思いたいと言うのが正直な気持ちです。　タイトル画像の福寿草の花言葉は、「幸せを招く」「永久の幸福」「悲しき思い出」、少なくとも 「悲しき思い出」 ではありません。