最近対向車のヘッドライトが眩しく感じる。

歳取った為だけではなさそうですね。

　日が短くなって、夕暮れに運転することが多くなった。　渋滞で対向車線にクルマが並ぶ狭い道を走る時など、対向車のヘッドライトが以前にも増して眩しく感じる。　年齢によるものかなと思っていたら、業界ニュースで 『ロービームでも対向車のライトが不快、 なぜ眩しいヘッドライトの車が増加？』 と言う記事が出ていたので読んで見ると、それなりに理由のある事が判りました。　みんカラでもＤＩＹでＬＥＤランプへの交換のプログ記事をよく読みますが、ＬＥＤヘッドランプの増加が一因でもあるそうです。　勿論交換後に対向車に迷惑をかけないように光軸調整をきっちりやられていれば問題ないはずですが、「ロービーム（すれ違い用前照灯）の光軸調整って、何の事？」　と言われる方も多いのではないかと心配しています。

　メーカーが前照灯を設計する時は、道路運送車両の保安基準に従って対向車が眩しく感じないように下図の様なカットライン内に光軸が収まる様にしています。　また交換後にも再調整できるように調整機能が設けられています。　でも精密機械の様な精度でランプ光点位置や反射板やレンズカットを決めているので、メーカーとしてはほとんどの場合純正品が同一規格品の使用しか認めていないのではないかと思います。　ヘッドランプを「ＬＥＤに変えたら明るくなった。」と感じたら、「対向車に迷惑をかけていないかな。」との相互の思いやりを忘れずに、必ず光軸調整をして欲しいですね。

■すれ違い用前照灯のカットライン
※保安基準・・すれ違い用前照灯は、その照射光線が他の交通を妨げないものであり夜間にその前方４０メートルの距離にある交通上の障害物を確認できる性能を有すること。