マツダ、「Well to Wheel」で燃費削減に取り組む

「ポスト2020燃費基準」は「Well to Wheel」ベースになる！

　マツダの環境戦略で、、燃費削減に取り組む燃費を算出する際の考え方を、従来の「Tank to Wheel（タンクから車輪まで）」から「Well to Wheel（油田から車輪まで）」に転換することを表明した。　「Well to Wheel」の考え方は以前からありさほど珍しい事ではないが、内燃機関で頑張り通す姿勢が強かったマツダから「Well to Wheel」の言葉が出てきたのは少し驚きであった。　現状での「Tank to Wheel」での燃費算出方法では、ＥＶやＰＨＥＶが有利に働くとの業界の声があったが、経済産業省が「ポスト2020燃費基準」は、これらの業界の指摘を受けて「Well to Wheel」ベースで設定する方向で検討中と報じられたことを受けて、マツダがライバルメーカーに先駆けて「Well to Wheel」へースで環境戦略を語り出したのだと思います。

　個人的には "ゼロエミッション車" と堂々と名乗るＥＶやＦＣＶが、その燃料とも言える電気や水素ガスも、発電や製造過程ではＣＯ２を排出させている場合が多いので、燃費算出する際の考え方を「Well to Wheel」へースに変えて行くのは正しい事だと思っています。　「ポスト2020燃費基準」が「Well to Wheel」の考え方で出されれて、クルマ社会の効果的なＣＯ２低減策が方針を定めて構築されて行くことになれば良いなと思います。

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