「フリード」に負けた「フィット」

半導体不足、「フィット」減産の影響？

　２０２１年２月の乗用車ブランド通称名別順位で、ホンダの新型「フィット」が、今年フルモデルチェンジも予定されている「フリード」にも負けてしまうと言う思いがけない事態となっている。　順位と台数は、「フィット」が１２位の５，７８２台、「フリード」が１１位の５，９２８台となっています、２０１６年発売開始の現号型「フリード」が未だに健闘しているとも受け取れるが、新型「フィット」の落ち込みの方が気になるところです。　昨年２月に発売開始された新型「フィット」が僅か１年持たずにモデルチェンジ効果が薄れてしまったとすればホンダにとっては大誤算であるはずだと思います。

　「フィット」の月間販売目標台数は１万台ですが、コロナ禍の影響も受けて目標を越えたのは昨年３月の１か月だけ、１１月からは毎月のように販売台数を落とし、ここ数ヶ月は目標台数の６０％程度しか売れてない状況です。　今年に入って半導体不足で「フィット」の減産を余儀なくされている実情もあろうかとは思いますが、同じプラットホームの兄弟車とも言える「フリード」にも負けたのは、単月であれフィットの開発関係者にとっては大変ショツクな結果ではないかと思います。