受注残２００万台から８０万台に減少。

それでも半年生産分は残る勘定。

　トヨタの決算発表質疑の中で、今現在の受注残を聞かれ「一時は２００万台程度あった受注残は現在８０万台程度まで挽回できています。」との回答がされていました。　年間の国内のトヨタ乗用車販売台数は１１０万台程度なので、昨年度はほとんど新規受注無しで、商いつなげた様子です＜笑＞。　８０万台程度まで受注を減らしたことで、トヨタの生産遅延に基づく工場出荷時期目処に変化があったかとホームページを覗いていましたが、まだ６ヵ月以上と言う車種ばかりだし、昨年発表された新型車の「クラウン」「プリウス」等、大人気で納期を明らかにしてない車種も多く正常にはまだ遠い印象です。

　生産量を増やしての受注残解消を図るとともに受注活動を平常化する事がトヨタにとっては最も急がなければならない施策だと思いますが、トヨタが受注残解消に困っている間に、他メーカーはおこぼれを貰う形で定価販売や車両価格アップで強気の商売ができていた様子、、受注残解消が解消されそうな今年の冬のボーナスシーズンや来春の繁忙期のシェア争いが見物ですね。　タイトル画像は出番を控えているトヨタ「クラウンスポーツ」です。