何故、新１.５Lエンジンは４気筒なのか?。

目的は体積１０%低減、全高１０%低減。

　トヨタは「Ｘ１５型」と言う新１.５Ⅼ 直列４気筒エンジンを開発中です。　２０２０年発売開始の新型ヤリスに合わせて同排気量の３気筒エンジンを開発をし、その後「アクア」「シェンタ」などにも展開してコンパクトカーの主力エンジンに仕立て上げているのに、何故に新１.５Lエンジンが４気筒でなければならないのか疑問に思います。　トヨタは目的として体積１０%低減、全高１０%低（タイトル画像）を掲げているので、コンパクトにして搭載性を向上し、エンジン高を下げて空力の良いクルマを作りたいのだと思うしかないですね＜汗＞。・・ひょつとしたら、搭載を予定する上級車に体裁で “３気筒エンジン” だけは避けたかったのかも知れませんね＜笑＞。


　新エンジンの本当の開発目的は、欧州でＥＶ化が遅れて先行きが混沌としていますが、「エンジンが生き残ることはできない」と言われるほど厳しい、次期排ガス規制案「Euro7」に移行する事が本決まりになっても、トヨタのエンジンは生き残ると言う決意の表れではないかと思います。　上に新エンジンの目指す性能イメージを示してみましたが、既存のエンジンで規制対応すると約３０%もの出力ダウンが予測されるところを、新エンジンでは「Euro7」に対応した上で出力・燃費共に向上させると言うとんでもない技術の数々が詰め込まれる事になりそうです。　これも全方位戦略そのものかも知れませんね。