日産、減損損出計上で大赤字決算へ。

黒字に留まるよりも赤字を選択？。

　日産自動車は２０２４年度の通期予想を下方修正し、最終損益が過去最大の７０００億円から７５００億円の赤字になる見込みであると発表しました。　工場などの資産価値を見直し、巨額の "減損損失" を計上したことに加え、現在進めている経営再建の取り組みに関わる費用が増えたことが要因としています。　日産のニュースルームでは、今期に "減損損失" を計上した理由を「経営陣による生産資産の見直しを徹底した結果、北米、中南米、欧州、日本で５０００億円を超える減損が発生しました」と経営陣のお手柄とも言うような発表をしていますが、実際は今まではどんぶり勘定で済ましていた物を，精査してみたら大幅な減損になっていたと言うお粗末な内容ではないかと思います＜汗＞。

　普通の企業は何とか黒字で決算を乗り切りたいと頑張るのだと思いますが、日産はこの際、５０００億円とも言われる "減損損失" を２０２４年度通期決算に計上して、敢えて大赤字になる道を選択したようにも思います＜汗＞。　日産のニュースルームでは「日産は、純損失が予想されているにもかかわらず、堅調なキャッシュポジションを維持しており、２０２４年度末のネットキャッシュは１兆４９８０億円と予想しています。 現金及び現金同等物は２.２兆円、販売金融会社向け貸出金は１.２兆円、合計３.４兆円の利用可能資金を保有しています」と余裕を見せて、あたかも破産の心配はないよと強がりを言っていますが、、本当の所はどうなんでしょうね＜汗＞。