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2020年12月13日 イイね!

原価企画車。

原価企画車。販価アップは最後の手段。

 ホンダ「N-ONE」がモデルチェンジされた。 驚いたのは販価が30万円以上も上がった事でした。 通常次のモデルの車両企画するときは、最も売れ筋になるだろうと予測する車種グレードを "原価企画車" として、製品化するための全ての部品コストや製造コストを積算し、車両原価を弾き出します。 単純に言えばこの車両原価に利益分を加算したものが競合車価格も考慮した目標販価に収まれば何も問題はありません<笑>。 でも7年も前に企画して販売した時の部品や製造コストのままで作れるのはごくまれなので、通常は販価を維持するには大幅な原価低減が必要となります。 俗に言われる「乾いたタオルを絞る」ような改善策ではとてもカバーできない低減額です。

 ホンダ「N-ONE」の場合は、企画台数の大幅減がもうひとつの要因だったと思います。 最盛期は9000台売れたクルマですが、今回は2000台程度に減った様子です。 企画台数の減少は当然一台当たりで弾き出す車両原価のアップにも直結します。 そんなこんなで大幅な販価アップしなければ「N-ONE」をモデルチェンジもできないし、継続販売することもできないと言う苦渋の決断に至ったものだと思います。 トヨタがTNGAで生産・開発コスト2割減、車両原価1割減を原資に販価アップを最小限に抑える戦略を取れている中で、他メーカーの台所事情は苦しくホンダと同様に、販価アップするケースが常態化するように思っています。
Posted at 2020/12/13 10:58:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ雑学 | クルマ

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