散らない枯葉のブログ一覧

中国での苦戦を問われたトヨタの回答は。

　好決算を発表した昨日の決算発表質疑の場で、中国ＢＥＶ市場での苦戦を問われたトヨタの回答は、、「中国市場は、ＮＥＶ（ネブ）と言われる電動車が、中国の地場メーカー中心にしてマーケットが伸びています。　中国市場は現在、特にＢＥＶのマーケットで中国メーカーと海外ＯＥＭメーカーの激しい値引き合戦の最中にあり、ＢＥＶの価格が下ることで、中国のお客さんの選択肢が広がりＮＥＶマーケットも活況なのだと分析しています。　そんな中でトヨタは何とかシェアは維持する計画で進めており、今回ＢＥＶの販売目標は下方修正しましたが、その分ＨＥＶが伸びている事で、何とかシェアと台数は確保できています。　これは安易にＢＥＶの価格競争に巻き込まれない方策でもあると思っています。」と回答しています。


　中国のＢＥＶ市場は過度に成長した生産能力を背景とした過当競争の時代に突入し、生き残りのための激しい値引き合戦が繰り広げられていることが伝えられています。　トヨタの回答は、今の混沌としたＢＥＶ市場の情勢の中で、無理して価格競争に加わり販売台数を確保するよりも、一歩引いて情勢が落ち着くまでの間は "不戦" とすることを決断し、その分を得意のＨＥＶの販売量を伸ばす事で好機を待とうという算段みたいですね＜汗＞。　トヨタほどＨＥＶに強みを持たない日産・ホンダの決算発表でどのような意思表示をするのかが気掛かりですね＜汗＞。