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二年越しに４モデルを投入。

　「クラウン」がセダンを止めると２０２０年１１月に言い出したとき、ついに生産終了になるのかと噂が立ちましたが、２０２２年９月に「クラウンクロスオーバー」を発表して、販売店やユーザーがこのクルマに持っていた伝統とかイメージを強引に切り捨てさせた感じでしたが、２０２３年１０月に「スポーツ」、１１月に前モデルのモデルチェンジとも思われる正統派の「セダン」を発表、今年２０２４年３月には「エステート」も追加予定と、一度は生産終了かと世間を騒がせましたが、トヨタだからできる戦術を駆使して変幻自在のモデルチェンジを完成させました。


　上のグラフに２０２２年と２０２３年の月毎の「クラウン」販売台数を示してみました。国内の月販計画台数は「クロスオーバー」が３２００台、「スポーツ」が７００台、「セダン」が６００台と合わせて４５００台と言う計画です。　この計画台数をみてもトヨタが「セダン」に固執せずに、新しいユーザー層に「クラウン」を売って行きたいと言う意思表示かと思います。　米国には「クロスオーバー」を新規導入し、今年は「エステート」を追加導入の予定です、いきなりヒットとはいかないかも知れませんが、じわじわと市場に定着するクルマにして行って欲しいと思っています。