散らない枯葉のブログ一覧

個人情報も立派なビックデータ。

　世の中には「カタログのような燃費が出ない」と怒りの矛先を販売店に持ち込む人が結構多いのか、販売店で新車を買った時「カタログの燃料消費値は限られた条件での測定結果で、お客様の使い方で大きく変わります。」と説明されました＜笑＞。「お客さんの個人情報を教えて頂ければ大凡の燃費値が予測できます」と切り返す事もできる世の中だと思いますが、個人情報と聞くと身構えて拒否する人が多いのではないかと思います。　私はクルマの実燃費を知る方法として “ｅ燃費” を参考にさせてもらっています。　ユーザー投稿による情報を車種・仕様別に分類し、データ処理して実燃費を出してくれています。


　上のグラフは、フィールダーＨＶの “ｅ燃費” の中で検索できる燃費投稿ヒストグラフです。　発売後の年数が経過しているので、延約１万５千個もの投稿データをグラフ化したものであることを知る事ができます。　これだけ多くの情報を集約していることで、堂々と “実燃費” と表現できているのだと思います。　恐らくメーカーの開発者にとっても大変貴重な情報源になっているのではないかと思います。　届出燃費値は認証車一台の結果でしかありません、メーカーが努力し尽して得た上限値だと思います。　届出燃費値で競合車を上まわるのも大切な戦略ですが、開発者は常に実燃費を向上させる技術競争を進めて欲しいものですね。

２０１７年夏以降、順次切り替え中。

　「ＷＬＴＣモード（Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle）」とは、世界の燃費表示基準を統一する事を目的とした国際的な試験方法のことで、２０１４年３月に国連欧州経済委員会自動車基準調和世界フォーラムで採択されたもので、これまでカタログに表記されていた日本独自の「ＪＣ０８モード燃費（国土交通省審査値）」に代わる燃費測定方法のことです。　これまでは日本の都市部の交通環境を反映した低速型の「ＪＣ０８モード」から、もう少し高速で走れる郊外や高速道路の交通環境をも反映した中高速型の「ＷＬＴＣモード」に切り替わったとも表現できると思います。　最近発売される新型車は「ＷＬＴＣモード」での燃費表示しかされてないクルマも増えてきているように思います。


　今まで自動車メーカーは、「ＪＣ０８モード」命とばかりに、アイドル時間率の高い市街地モードを重視する燃費向上策（マイルドハイブリッド・アイドルストップ等）を積極的に取り込んできましたが、「ＷＬＴＣモード」の燃費表示で状況が大きく変わり、補機的な要素で燃費改善するよりも、全走行域で効果のあるエンジン本体の熱効率向上が重視される時代になりつつあるように思います。　「ＷＬＴＣモード」の燃費表示化で、お客さんがより賢い買い物ができると主張したいところだと思いますが、「ＪＣ０８モード」命とばかりに取り組んでいたメーカーの "燃費離れ" を招く結果にもつながってしまったようにも思っています。

「ヤリス」を上回った謎、、

　登録台数が増えて、ようやく新型「アクア」のｅ燃費が公表されるようになってきました。　驚くことに全車種ランキング１位に踊り出ました、もちろんハイブリッドランキングの１位でもあります。　"バイポーラ型ニッケル水素電池" 搭載でより効率よく回生した電気エネルギーを使うことが出来ると説明しているので、実用燃費では「ヤリス」を上回る実力があるのではと思っていましたが、そんな私の期待に応える結果を出してくれました。　今日の結果が安定したものかはもう少し期間を伸ばして観察する必要はありそうですね＜汗＞。


　「アクア」と「ヤリス」のｅ燃費値の差は０.２３Km／Ｌと僅か１％もない差ですが、上の表に記したＷＬＴＣ燃費値や車両重量を考慮すると、やはり謎だと思います（笑）。　先代「アクア」のハイブリッドのｅ燃費値が２４.７９Ｋｍ／Ｌだったので、モデルチェンジで同じハイブリッドで約２３％も向上したことになります、他社ハイブリッドが追従できない貪欲な燃費改善努力の成果を感じさせられます。　・・こうなると「ライズ・ロッキー」の新ハイブリッド方式でのｅ燃費値が大変気になる私です。

必ずしも事実を伝えていない＜汗＞。

　タイトル画像はＷＥＢのアンケート集約記事を私なりに加工した「クルマを選んだ主な要因は？」を表す円グラフです。　これが正しいのか間違っているのかは読み手の裁量に任されています＜汗＞、でも世の中はアンケートと聞くと妙に納得してしまいます、最近本来は視聴者の質問に答えて回答する形の報道番組で、局が都合の良い質問をでっちあげて放送していたことが発覚し問題になっていますが、代弁する「皆様の声」の大多数は、実は代弁する側の都合の良い内容に一部だけ切り取られたり、少し盛られたりしたものになっているように思います。　このプログも似たり寄ったりのところがあるのでご注意下さい＜笑＞。

　クルマを選ん要因は今回のアンケートの結果では、『１位：見た目・デザイン（３３.９％）、２位：車両価格（２０.８％）、３位：燃費性能（１６.０％）、４位：走行性能（１５.９％）と、これらの４つの要因で実に８８.６％を占めます』と表記されると妙に納得させられますよね＜汗＞、　私のように燃費性能を重視する人間は納得するだろうし、安全性能を重視する人には納得できない結果かも、情報過多の時代こそゆえに考え方が卑屈になってしまいそう＜汗＞。

データの信憑性は判りません＜汗＞。

　「人気の国産車メーカーランキング、１位はトヨタ - 地域別では？」と言うＷＥＢ記事に興味を引かれて読んで見ました。　「もし、あなたが『国産車』を買うなら、どのメーカーを選択しますか？」と質問したところ、「トヨタ」を選んだ人が５割を超え、２位以下に大差をつけての１位になったと書かれており、添付（下図）されたグラフでも５０％越えの数値が並び、説明と合っているいると納得させられていました。　自分のプログネタに加工しようと添付グラフの棒グラフから概略の数値を拾ってパーセント表示させたものがタイトル画像の円グラフです。　トヨタとレクサスとダイハツを合わせてようやく５０％超えと随分と様子が違ってしまいました＜汗＞。


　どちらが正しい情報かは統計手法のやり方や見方で変わるのでここで注文を付けるつもりはありません＜笑＞。　どちらにせよ今の日本のクルマ市場の動向をそれなりに良く表しているのではないかと思います、個々のクルマを選ぶ基準が、デザインや性能よりもまずはそのクルマを創り出すブランドに置かれている様子を良く表していると思います。　ホンダや日産が国内の販売車種を減らすほどに、好きなブランドから買うクルマが無くなりトヨタに鞍替えする傾向は強まる一方かもしれませんね。