スズキがインドでEV開発・生産へ。
突然にスズキの名前が出て驚いたかも知れませんが、今年の3月に
「スズキ、インドにEV・電池工場建設へ 約1500億円投資」と言う業界ニュースが流れました。 工場稼働は2025年頃と言われているので少し先ですが、インド・タイ・インドネシアなどに安価な小型BEVで輸出攻勢をかけている中国メーカーの動向を見ながら、将来の東南アジアでのBEV市場の拡大に伴い中国メーカーが現地生産化に切り替えて攻勢に出てきても、今のスズキ(トヨタ・ダイハツ)のシェアを確保できるように、協業して東南アジア向けの小型BEVを開発・生産体制を築き上げる準備の一環ではないかと思います。
◆インド製スズキ「セレリオ」、BEVになってトヨタにも供与?
軽自動車の電動化と言う枠組みで、スズキはトヨタ(ダイハツ)でタッグを組んでいます。 三菱・日産の日本市場への軽EV発売に対してスズキもトヨタ(ダイハツ)も特に追従する動きを見せていませんが、スズキはトヨタ(ダイハツ)と協議をしながら国内市場よりも、インドを筆頭にして東南アジアで競合力のある小型BEVの開発・生産を優先する戦略を取っているように思われます。 ・・日本にガソリン車並みの安価な軽EVを逆輸入の形で持ち込むのは、東南アジアでBEV化の大きな流れに乗れる小型BEVの開発・生産基盤づくりが軌道に乗ってからと、変化に柔軟に対応しつつ、先を見て余裕を持って構えているかもしれませんね。
Posted at 2022/06/12 09:29:13 | |
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2022年06月11日
日本に導入されるフィアット「500e」。
中国では国内モータリゼーションの発展と脱炭素政策の融合でコンパクトBEVが市場のゲームチェンジャーとなり、販売台数の急増と、参入するメーカーの開発競争が急激に進んでいる様子をプログを書き進めながら知ることができました。 この流れは自動車先進国と言われる米国・欧州・日本等の影響を受けることが無いので、ここ暫くは発展しながら続くと思います。 先日、日本では三菱・日産から新しい軽EVが発表されましたが、そんな日本に欧州からフィアット「500e」と言うBEVも導入開始されました。 ボデーサイズ的には中国のコンパクトBEVと近いので、簡単にスペックや値段を比べてみました。
スペック的には、欧州の高速走行も含めた市場環境に適応すべくモーター出力・トルクが大きく、タウンユース主体(最高速は100Km/h程度)の中国車とは一線を課しているように見えます。 公表されている航続距離の同レベル車比較で、車両価格を比べて見ると、フィアット「500e」一台分の価格で4台の中国車が買えると言う凄い結果に、、。 日本も含め自動車先進国が暗に申し合わせているような
BEVは高価! と言う固定観念の押し付け、・・その化けの皮が剥がされない限り、軽自動車にEVをと言う必要性も市場要求も芽吹かないのではないかと思うようになりました<汗>。
Posted at 2022/06/11 10:39:54 | |
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